第156回記事(2013年8月5日(月)配信)
(次回は夏休みをいただきますので、8月19日(月)の配信となります。)
<はじめに>
バランス・スコア・カード(BSC)について、約半年書いていましたが、連載が終わりましたので、新しく「5S」について書いてみたいと思います。
しかし、普通の「5S」・一般的な「5S」にならないようにするにはといろいろ考えた末に、
「企業の成果に繋がる5S」というテーマ
で調べてみます。
<本のリスト>
「5S」について調べていくと、課題としてよく出てくるのは、
(1)5Sを行う人の納得性が低い
(2)5S活動が組織的にマンネリ化しやすい
(3)5Sが企業の成果(利益)に繋がらない
といった点です。
そのため、複数の本(末尾に掲載)を読んで、「企業の成果に繋がる5S」という視点でセレクトをします。現在のところは以下を考えています。
(番号)タイトル(著者:出版社)・・・ピックアップポイント
(1)大不況に勝つ山名式5Sの進め方(山名敏文:三修社)・・・タイトル「大不況に勝つ」
(2)5Sによるコストダウンの進め方(吉原靖彦:中経出版)・・・タイトル「コストダウン」
(3)人づくりによる儲ける5S実践マニュアル(長谷川祐三:日本規格協会)・・・タイトル「儲ける
(4)5S定着化ワン・ツー・スリー(平野裕之:日刊工業新聞)・・・全体の内容から
(5)見えるわかる継続できる5S導入ハンドブック(西沢和夫:かんき出版)・・・サブタイトル「利益が増える」
(6)トヨタの片づけ((株)OJTソリューションズ:中経出版)・・・サブタイトル「成果を出す」
<理想像は三方よしの5S>
私の考えている「5S」について記載しますと、
三方よしの5S
ということになります。三方とは、①5Sを現場でする人、②5Sを現場で実行する人以外の周囲の人、③会社になります。具体的には、
5Sをする人は納得して実行し、スキルアップし、
周辺の人は、迷惑を受けず、むしろ恩恵を受け、
企業も成果・利益があがる
様な状態がベストと考えます。
しかし、本来の「三方よし」のエリア(領域)で抜けている「お客様・世間」をさらに入れると、
四方よしの5S
がベターでしょう。
詳細は今後記載するとして、上記以外の参考文献は以前の記事を参照ください。
以下の記載は、201年11月7日の記事のカテゴリーを、
ものづくり・工場改善 から
ものづくり・工場改善 5S に変更したものです。
(2013年7月22日(月))
以下が本のリストです。
No タイトル (著者名:出版社) 個人メモ
①-1.5S定着化 ワン・ツー・スリー(平野裕之:日刊工業新聞)手持ち●
①-2.会社を変える「5S」の基本(古谷誠:中経出版)草津
①-3.よくわかる「5S」の本(越前行夫:日刊工業新聞)滋賀
①-4.実践 現場の管理と改善講座 5S(名古屋QS研究会:日本規格協会)八幡●
①-5.5Sの基本が面白いほど身につく本(大西農夫明:中経出版)草津●
①-6.5S 100の法則(正木英昭:近代文芸社)滋賀●
①-7.大不況に勝つ山名式5Sの進め方(山名敏文:三修社)●
①-8.中小企業のための実践!5S塾(木村温彦:日刊工業新聞)
①-9.人づくりによる儲ける5S実践マニュアル(佐々木祐三:日本規格協会)滋賀
①-10.実践5Sの定着化(高原明男:JIPMソリューション)京都府
①-11.5Sを成功させる製造業の躾づくり(平野裕之:日刊工業新聞)会社●
①-12.すぐに使える5S実践フォーマット(面地誠二:調査中)滋賀
①-13.中小企業のための企業体質改善方法~5SとISO9000からの効果的TQM導入事例(金子憲治:日本規格協会)滋賀●
①-14.5Sによるコストダウンの進め方(吉原靖彦:中経出版)滋賀●
①-15.食品衛生新5S入門(角野久史:日本規格協会)大阪
①-16.5ゲン主義 5S管理の実践(畑友三:日科技連)
①-17.すぐできる5S(安田賀計:日本能率協会マネジメントセンター)草津●
①-18.5S改善ノウハウ集(長田貴:日本プラントメンテナンス協会)草津●
①-19.5S導入ハンドブック(西沢和夫:かんき出版)
①-20.最新5Sの基本と実践がよくわかる本(石川秀人:秀和システム)
①-21.5S改善のすすめ方(杉山友男:調査中)滋賀
①-22.「できる5S」で仕事を改善する(塩見幸三:日本HR協会)
以上