三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

表参道ヒルズ

2006年08月10日 | 2006年
遅ればせながら2月にオープンした人気スポット、表参道ヒルズ 
を見てきました。
隣のレストランで、毎月の「実戦ゼミ」を開催していたのですが、
なかなか建物の中に入ってみる時間がありませんでした。

感想をいえば、「これが最新の建物なの?」。
最も失望したのは、バリアフリーについて全く配慮されていなかったことです。
ケヤキの美しい舗道に面して、ドルチェ・アンド・ガッバーナ、
ダンヒルなどの有名ブランド店がならんでいます。
いずれも洒落たウインドーの飾り付けで、思わず中に入っていきたい雰囲気です。

しかし、それらの店に車椅子で入るのはかなり難しそうです。
表参道は、青山通りから明治通りに向かって下っている坂道です。
店と、その前の坂道の間には、不規則な段差があるのです。

内に入って目を引くのは、中央を貫く長い階段です。
それに沿って最下階の地下3階まで、スロープになっています。
道なりに下っていくと、最後の部分が10段ほどの階段になっていました。
車椅子の人はここでで引き返さねばなりません。

今後は一層の高齢化が進むわけですから、
これから車椅子で外出する高齢者も増えるはずです。
しかし、そんなことも想定できていない最新の建物に
大きなショックを受けました。

このビルの設計で頻繁にマスコミに取り上げられている世界的建築家・安藤忠雄氏は、
東京都が推進するオリンピックスタジアムの設計も担当しています。

以前のブログにも書いたと思いますが、
建築デザインとは、自分の嗜好を主張するためではなく
その建物を使う人のためにこそあるべきだと思います。

株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  http://www.sports-21.com 
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