三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

地下鉄の表示

2006年08月07日 | 2006年
地下鉄の駅の表示が、少しずつ見やすくなっていますね。
以前から路線ごとに色分けされ、車体にもその色が使われていましたが、
最近は駅構内の表示や天井なども、全て路線で色分けする工事が進んでいます。

たとえば渋谷の表参道駅。
千代田線のホームに立つと、柱の上部や天井の縁、駅名の表示板にグリーンが使われています。
路線は色分けのほか、アルファベットの記号もついています。

千代田線は「C」で、駅には通し番号がついています。
たとえ日本語が読めなくても、色の識別とアルファベット、数字がわかれば
目的の駅を探すのも容易です。

政府が推進している「ビジット・ジャパン」キャンペーンの一環だそうで、
外国人にはありがたいことでしょう。
以前、ソウルで地下鉄に乗ったとき、
駅名に番号がついていて、とても助かったのを思い出します。
ハングルばかりでは何も分かりませんからね。

それにしてもこれほど分かりやすい表示をする鉄道は、
他の国にはないのではないでしょうか。
(これほど複雑な地下鉄網を持つ都市はないともいえますが。)

ワールドカップで滞在したドイツでは、
鉄道を利用した日本人は、必ず文句の1つや2つは持ち帰っているはずです。

到着する列車のホームが決まっていません。
唯一、頼りになるのは掲示板。
乗客はそれを見上げながら電車を待ちます。
同じホームに上りと下りが発着し、遅延は当たり前。
急にホームが変更になって、大急ぎで別のホームに走りだすこともあります。

それに比べると、日本の鉄道の正確さと親切さは、異常といえるかも知れません。
電車のホームは固定し、時間通りに発着します。
雨の日は「傘の忘れ物をしないように」。
落雷して臨時停車すると、鉄道会社の責任でもないのに
「申し訳ありません」と車内アナウンスが流れます。

そうして日々、親切でダイヤどおりに運行する電車を利用していると、
少しのトラブルでもイライラしたりします。
こうして、我慢が苦手で心に余裕のない人間になってくようです。

株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  http://www.sports-21.com 
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