人生は語れず

「一度きりの人生だから悔いのないように生きるべきだ」などと

耳や目にするたび少々苛立ちを覚える。

諭している方々は人生通過点の現在に納得しているのだろう。

しかし悔いるのは当たり前ではないか。

悔いのない？簡単に言葉を吐いてはいけない。

偏屈な俺は後悔という言葉を排除してきた。

それは単に癪にさわるからで「後悔はしないが反省はする」と

下手に強がりを言ったりする。

誰だってやり直したいことの１つや２つはあるだろう。

だけど誰もが時は戻らないし後ろを振り返った所で

変わらないことに気づいている訳だからな。

だからこそコレからの人生をささやかでも心豊かに暮らしたいと願い

大小にかかわらず夢や希望を胸に抱く。

これから起こりうるかも知れない偶然や掴めるかもしれぬチャンスや

明日かも知れぬ出逢いを自ら見切った人はこれからも続くであろう

人生の道のりを予測し失望し自ら人生の幕を下ろしたりする。

全て選択するのは自分自身であるのは言うまでもない。

俺は散らかっている人生の途中で悟った人に言われたくないのだ。

一度きりの人生云々・・・誰でもそうあればと思うでしょう。

だけど俺はてめえで気づき気づかされ傷つき補修作業を

繰り返して生きて行くのだ。


グダグダ書いたが先にたどり着いたからといって
アナタが途中で世話をやくなと言いたいだけさ（笑）。

この続きは十年後あたりにしておきましょうか。

それにしても人生が何度もあったら面倒でかなわないな。