夕刊/金田ヒサ

THE RAMBLINGSのフロントマンが贈る漂流記

ロックン・ロール・バンドの唄うたい

2012-10-31 | Weblog
俺にとって弾き語りはライフワークじゃないけど

「唄う」ことに関してはバンドと変わらない。

でも「唄い方」が少し変わるんだよ。

良くも悪くも。

ランブリングスはモニターがバッチリのデカ箱で

演る事なんてまずないから語りかけるように唄って

客席に歌声を繊細に響かせるのは結構難しい。

だからシャウトや地声の太さが必要になってくる訳さ。

ま、基本語りかけねーけど俺。

ちっとも繊細じゃねーけどな俺。

その点、弾き語りは息遣いまで伝わるんで唄い方が丁寧になる。

唄うたいとしては学ぶことが多いって事になるんだが

テクニックに走りすぎる危険性も多々あると思うな。

丁寧に唄ったところで伝わり方は別もんなんでね。

こねくり回して唄う奴にはなりたくないもんな。

俺みたいな下手クソがテクニカルなマネするとロクな事にならん。

でも大抵の弾き語りの連中は上手いけど個性なくて退屈だしな。

歌詞やメロディーにばっかに頼ってるのもあるかもね。



さておき。



前回の「585」の唄入れでグッとこなかったのは

バンドと弾き語りどっちつかずな歌だったんだと思う。

次は日本酒五合呑んだ位の勢いで唄入れするか(笑)。

せっかく録音した粋の良いベーシック・トラックに

平凡な唄をのせて台無しにしたら申し訳ないからさ。

ロックン・ロール・バンドの歌は特別なんだ。

リミッターをぶっちぎる瞬間を忘れてはいけない。

男忍。
コメント (2)
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