soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

ドキュメンタリー映画の力

2005-01-14 00:50:17 | ミニシアター系映画
「ベルリン・フィルと子どもたち」


ベルリンの子ども達250人が集まり、
ベルルン・フィルハーモニー管弦楽団
の教育プログラムの
一環として、演奏に合わせて
ダンスを披露する
スタートから公演までの記録。

最初はバラバラだった子ども達が、
公演が近づくにつれ、自覚が出来たり、
やるしかないと腹をくくったり、
それぞれの考え方で、まとまりを見せ始める。

そして音楽の力。
ストラヴィンスキーのダンス曲、「春の祭典」の
オーケストラ演奏の迫力は
子ども達を自我から解き放ち、
ひとりひとりがリズムそのものとなる。

時折、挿入される街の風景や、
子ども達の日常が、それぞれの個性を切り取り、
彼らは誰でもない、見ている観客ひとりひとりと
同じだと教えてくれる。

特に効果的な言葉があるわけでもないのに
泣きそうになるのは、
音楽にあわせて踊る姿は、
日常の普通の生活を生きることと
同じだと、色んなシーンでそれを
感じてしまうからだ。

ラストはすがすがしい達成感と、
何かやれば出来そうな力を与えてくれる。

@@蛇足
ドキュメンタリーは私の区分では
映画じゃないので、ベストテンには入いらないが、
真実の力はやはり凄い!



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