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映画「スポットライト 世紀のスクープ」骨格のしっかりした良作、でも日本人にはピンとこない

2016-05-14 01:09:46 | ミニシアター系映画
映画「スポットライト 世紀のスクープ」★★★★
マーク・ラファロ、マイケル・キートン、
レイチェル・マクアダムス、リーヴ・シュレイバー、
スタンリー・トゥッチ 出演

トム・マッカーシー 監督、
128分、2016年4月15日公開
2015,アメリカ,ロングライド
(原題/原作:SPOTLIGHT)



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「アメリカの新聞記者たちが
カトリック教会のスキャンダルを
暴いた実話を映画化し、
第88回アカデミー賞作品賞を獲得した
スリリングなドラマ。
神父が30年に渡り多
数の児童に性的虐待を行っていた事実と、
見てみぬふりをした教会の実態を、
ボストン・グローブ紙の記者たちが
暴いていく過程を描く。」

ぴあ HPより

第88回アカデミー賞作品賞受賞

ネットで素早くニュースがチェックできる現代、
新聞の存在理由も変化せざるおえない、
自分はずっと朝日新聞だけれど
毎朝ポストに届くことに
感謝しつつ、新聞が不要とは感じない



ネットのニュースはヘッドラインで
読んで、さらに自分でクリックして
読むか読まないか選別していくが
新聞は書かれていることを
自分のスタイルで全体的に読んでいく。

この違いが大きいと思う。

さて、この映画
カトリック教会のスキャンダルを
スクープするために
丁寧に取材し、しかも他者に先を
越されないように
地道な努力と取材や記事の
目の付けどころで
出来上がった記事、
影響を与えるものに違いがある事も
この映画を見る事で良く分かった。



アカデミー作品賞の作品は
出来るだけ見るようにしている、
ハリウッドのこの一年の
代表作「この一本」と言って良いからだ。


で、そういう目でこの映画を見ると
そこまで良く出来た映画かな?と
感じたのが素直なところ。



じゃあ他に何か良いのがあったのか
と、言われれば
日本でまだ全部公開されてないだろうし
全部見る事も出来ないから
この結果を受け止めて
自分なりにどう感じるか
劇場で見るわけで、
これって新聞の記事に似たなくもない。


カトリック教会のスキャンダルは
大変な事件だ、
ただし宗教観の違いもあって
アメリカの特に地元の人たちの
感じた衝撃は
自分には想像もつかない。



でも大きな壁にぶつかって
真実を追い求める姿は凛々しい、

そんな仕事が出来るなら
彼らの努力も報われると感じた。


実話の映画化なので
派手な演出は無いが

この映画を見てさらに感じたのは
同じ題材をどのように切り込むか
それによって同じ事柄も
意味を変える事もあるのだろうなと
そういうことは恐ろしいなと思った。


真実は追究されたが
この映画では「原因」までは
深く切り込んでいない、

だからなのか
スッキリしないのだ。
そう簡単に原因まで分かれば
これほど大きな事件にはならなかったのだろうが
それにしても
心の拠り所としている神聖な場所で
とんでもないことが行われていたとなれば
身近な人達の恐怖は物凄いだろう。


映画として骨太で揺るぎなく
良く出来ているが
もうひと押し
コチラに迫るものは感じられなかった。


この映画が今年の一本!となるには
ちょっとモヤモヤしたものが残る。

★100点満点で80点

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