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「オーシャンズ」優しい気持ちになり、そして身が引き締まる

2010-02-25 10:00:41 | ミニシアター系映画
「オーシャンズ」★★★★
ネイチャー・ドキュメンタリー
ジャック・ペラン、ジャック・クルーゾー監督、103分、 2010年1月22日公開、2009,フランス,ギャガ・コミュニケーションズ
(原題:OCEANS )






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「恐竜のようなガラパゴス海イグアナが
岩場にすくっと両手で顔を上げ、
その遥か向こうの青空を突っ切るように
ロケットが一直線に上昇する、
これって合成?と思いながらも
何かこの映画を象徴しているようだ。」



子供の頃、こういった動物ものや
火山やギアナ高地といった自然を紹介した
番組が好きだった、
いつからか興味の対象が別に移って
あまり気にして見なくなったが
この映画を見て色んなことを考えた。

海の中にカメラも一気に潜っていく、
ダイビングをしているときの
自分の体重を忘れた自由な浮遊感覚が蘇る、

そして夥しい生き物の世界が大画面に、
それを見ているだけでいい。

どうやってこんな映像撮影したんだろう、
そんなことを感じるシーンが次から次へと、
きっとベストショットを待って
何時間も何日も費やしたのだろう、

きっとこの映像は次の世代にも残るだろう、
でもそれが海洋博物館で
「かつて」を紹介する画像になるかもしれない。

この映画はその自然の危機への
警告を発してもいる、
声高に言われなくても
この青い青い海と生物の営みを見れば
自然と自分たちの行為についても
考えてしまう、そのくらいが良いだろう。

人間はこういう映像を見て
優しい気持ちにはなれる、

アザラシの子供が初めて海へ入る時、
なかなか決心がつかなくて
母アザラシが辛抱強く待っているシーンなのに
心を動かされない人はいないだろう、
だからって家に戻って全ての現代的な
生活を止めてしまえる訳じゃない。

今更ここに描かれたことだけが
唯一の真実だとは思わないが
ある事実であることは確かだ、
作為的な比喩を感じないこともないが
それより大きな視点に立てば
自分たちの責任というものに行き当たることも確か。

色々考えるところあり、
感じたこともあったが、
まずはこの美しい映像をただ楽しみたい。
DVDになったら手に入れて音を消して
映像だけ流してもいいだろうな。


★100点満点で80点

soramove
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映画としてはどうなのかとも思うが、感動した。それでいいと思った。

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