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「抱擁のかけら」ペネロペ・クルスの様々な表情に酔いしれる

2010-02-24 07:25:42 | ミニシアター系映画
「抱擁のかけら」★★★★
ペネロペ・クルス、ルイス・オマール、ブランカ・ポルティージョ主演
ペドロ・アルモドバル監督、128分、 2010年2月13日名古屋公開、2009,スペイン,松竹
(原題:LOS ABRAZOS ROTOS )



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「事故で視覚を失った男(ルイス・オマール)は、
かつて映画監督だったが現在は脚本を執筆している。
ある夜、事故に遭った知人の息子の病室で
一晩過ごすことになったハリーは、
自分の過去を語り始める。
それは情熱的な運命の物語だった」


オレンジ、赤、ピンク、緑と
カラフルな色に包まれた映画、
日本人は選びそうにない原色の壁紙、
使い易そうで形もシンプルな家具は
自分らしさを主張している。

ストーリーを追うよりも、
ペネロペ・クルスを見つめることに尽きる

その場面、場面での様々な表情を見せる
彼女から目が離せない、
監督が好んで彼女を使うことも納得。

そして美しい女の記憶を永遠に
閉じ込めたように
盲目となった脚本家は
現在の生活を存分に楽しんでいることが窺える、
その理由がやがて明らかにされる。

色々な対比や比喩に満ちた映画だ、
けれどそんな深読みするようなことより
画面から溢れだす激しい感情や心の揺れ、
そんなものを受け止めたい。


心に今後ずっと残る映画、
そこまでは言わないが
座り心地の良さそうなソファや
機能的な中にこだわりを感じる家具など
生活の中で同じ様なアイコンを見る時
ふいに鮮やかにペネロペの様々な表情を思い出すだろう。



嫉妬と欲望に翻弄され、
愛に狂った男女の切なくも激しい愛の物語
現実離れと思う部分も多いが、
それでも心を揺さぶられる映画に変わりない。


★100点満点で80点

ペドロ・アルモドバル監督作品
オール・アバウト・マイ・マザー (1998)
トーク・トゥ・ハー (2002)
死ぬまでにしたい10のこと (2003)
バッド・エデュケーション (2004)
ボルベール <帰郷> (2006)


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「ボルベール」は小品だったが、ペネロペの鮮やかな笑顔は
記憶に残っている。

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