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「海炭市叙景」東京国際映画祭・コンペティション部門出品作品

2011-01-09 21:13:58 | 邦画
「海炭市叙景」★★★☆
谷村美月、加瀬 亮、 小林 薫 、南 果歩、竹原ピストル、三浦誠己、 山中 崇出演
熊切和嘉 監督、152分、 2010年 日本 | 配給:[スローラーナー]
(原題:Sketches of Kaitan City )





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この映画は昨年の映画祭のコンペティション部門として、
一般公開に先駆けて見た、
映画を見終えたのは確か夜の11時を過ぎていた、
映画の余韻がしばらく続いた、
その勢いのまま、その夜書いた感想です。

「今回の映画祭で期待していた作品のひとつ、
すでに名古屋でも公開が決まっている、
海炭市とそこで人生に
苦い想いを抱えて生きる人々の姿を、
函館市民の協力を得て、
優しく包み込むように描いた
小粒ながら上映時間は152分と長い長い作品」



監督をひと目見たいと思っていたのは
あの「鬼畜大宴会」の監督って
どんな人なんだろうと、好奇心から。

「こんなに柔和で若いんだ」
それが第一印象、
そしてこの人が荒削りだけど
何か胸をざわつかせてくれる「鬼畜」を作り、
今はこんな大作の風格も持った作品をつくったんだなぁと。

同じ街にすむそれぞれの人達、
どこも同じ風景
曇った低い空に押しつぶされそうな日常、
笑顔が少ない映画だった、
殆どの人は足元を見ているような。

ぬかるんだ泥に足を獲られたように
彼らは身動きが出来ない
その場所に宿命的に捕えられて
少し先の明るい未来さえ
見えたような見えないような曖昧さだ。



それぞれのエピソードを丁寧に
優しい眼差しで繋いだ濃密な時間、
昨日と今日と明日
それ程変化は無いのが現実だ

でもこの確かとも思える瞬間も
何の約束も無い脆く移り変わっていくものかも
そんなことを感じた。

公開するとした
思い切ってどれかのエピソードを切って
もう少し見やすい時間にした方が
いいんじゃないかな、
作品とは別にみる方としては
上映時間ってのも結構気にかかるものだから。

この作品は低予算で作られた作品、

製作サイドのブログがあります

原作の佐藤泰志は20年ほど前に自ら命を絶った。

★100点満点で75点


soramove
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前日に「マザーウォーター」を見たばかりで、この作品の
加瀬亮が全然違う人なんで面白かった。

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