soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

「青い鳥」心の傷は簡単には消えない

2008-12-18 21:23:33 | 邦画
「青い鳥」★★★★
阿部寛、本郷奏多主演
中西健二監督、2008年、105分



いじめによる自殺未遂のあった学校へ
そのクラスの担任の代用教員として
主人公がやってくる。

どもるその人をクラスの生徒たちは
冷たい目で見つめる、
何故なら、今は居ない
いじめられた生徒の机を
元の位置に戻して
毎朝その机に向かって挨拶をするからだ。

落ち着きを取り戻したかに見えた生徒たちに
動揺が広がる。

先日の「BOY A」でも考えさせられた
「罪は消せない」ということを
改めて考えさせられた。



だったら罪を悔いてもどうにもならないのか、
それは自分の心の問題だけなのか。


いじめた当事者の生徒が
「あいつ、新しい学校で友達出来てるといいな」と
会話を交わすが、
その生徒のさりげない気遣いに
ほっとさせられるけれど、
主人公の先生は言う、

「いじめられた本人はその事実を一生忘れない」

人間にはそれ程悪人は居ないと思って居るが、
でも些細な行動が相手を不覚傷つけてしまうことも
事実ある訳で、
人が2人以上居れば、何かしら摩擦というか
相手に影響を与えてしまう。

怖いなと思うし、
でも避けられないし、人間は他者の存在で
生かされているところもあるのだから、
怖がってばかりもいられないのだ。

難しい問いかけに映画はひとつの答えを出すが、
それを見ながら、
自分なりの答えを観客は出すだろう、
まずは目の前の相手と真摯に対することが
大切のようだ。

このタイトルはいまひとつ
ピンとこなかった。

主人公がしゃべるとき、どもるからか
彼の言葉を聞き取るために普段より注意して耳をかたむける、
「本気の言葉は心に届く」
本当にそうだ、
自分自身の心にも刻みたい。
(それが難しいことなのだけれど)


★100点満点で75点

soramove
★参考になったらココもクリック!←ランキング上昇ボタン

阿部ちゃん、いい味出してます。

★映画ランキングはこちら