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「ウォーリー /WALL・E」700年間ひとりぼっち

2008-12-10 00:09:43 | 大作映画ハリウッド系
「ウォーリー /WALL・E」★★★☆
アンドリュー・スタントン 監督、アメリカ、103分、2008年



宇宙へ脱出した人間に
置き去りにされたゴミ処理ロボットのウォーリーは
お気に入りのミュージカルビデオを繰り返し再生して
男女が手を繋ぐシーンを見て、
自分もいつか誰かと手を繋ぎたいと思いつつ、
ひとりで700年過ごしている。

こんなことよく考えるし、
これはアニメなのかCGなのか
もう完全に現実に存在してるように
見えるリアルさとストーリーの非現実を
同時に体験する


ストーリーは単純だ。

組み込まれたシステムから逸脱せず、
それでも「手を繋ぎたい」という
人間的な感情を持っていたりするのを
すんなりと受け入れて見入る。

こんな「毒」の少ない映画
物足りなさもあるけれど、
自分が「良い人」になったみたいな
優しい気分になれる。

いわゆるアニメはどうものめる込むほど
好きにはなれない、
その点ではこの映画も同じで
人間の恋愛に似ていて
「良い人」だけど「好きじゃない」という感じか。

700年間の孤独

こうしてワードを打ってみても
その底なしの孤独は痛い、
イブという未来型のロボットに出会えてよかったと
ほっとするのだ。

そしてこの映画の描く29世紀の未来には
夢がないなーと、
どうも未来はあまり明るくないのか。


★100点満点で70点


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