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「ロッキー・ザ・ファイナル」傷だらけの体が躍動する人生のリング

2007-04-27 22:51:14 | 大作映画ハリウッド系
「ロッキー・ザ・ファイナル」★★★☆
シルベスタ・スタローン主演、監督
2006年アメリカ



ファンファーレのようなテーマ曲が
高らかに鳴り響く、
「始まるぞ、始まるぞ」と
期待のこもるあの感じ。

でも最初に目にするのは
一人暮らしの淋しい家、
そして亡き妻の名のレストラン。

過去の栄光の中に生き、
亡くなった妻の思い出に浸る姿。

見たかったのはこんな姿じゃない、
でも現実とはこんなものだという
分かったような感情が交錯する。

しかしロッキーであり続けるのは
大変なことだ、
重い体を奮い立たせ
ロッキーは再びリングに昇る。

試合のシーンや
勝ち負けはホントはどうでもいい、
でも人間をこれ程駆り立てるもの、
熱くさせるものが
見ている自分にあるのかどうかは
大切なことだ。

ロッキー、ロッキーと
彼の名を呼ぶ歓声が聞こえる、
心の中で自分も彼の名を呼び、
そして何か熱いものを感じることが出来る。

ほとばしるような感動はない、
その代わりに
まだまだやれると声が聞こえる。
挑戦することを諦めてはいないか、
60歳の鍛えられた肉体が叫ぶ!

最高だよ、ロッキー。

現実世界では60歳はまだまだ現役、
終わりのゴングはまだ先のこと。
誰にも応援もされず、
それほど報われもせず、
それでもリングに上がり続けるのだ。

ロッキー、ロッキー
叫ぶ声の中に応援ではない
何か別の感情が見えた気がした。
せめて映画の中でだけでも栄光の歓声に包まれて。

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