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「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」みんな知ってる物語を劇場で見よう

2007-04-17 21:32:15 | 邦画
「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」★★★★泣ける!
オダギリジョー、樹木希林主演
松岡錠司監督、2007年



原作がヒットしドラマ化と露出過多気味だけれど
やはり見てきました。

入院中のオカンと見舞う主人公、
現在から子供時代を回想する仕掛け、
原作と少し違うところもあるが、
うまくまとめている。

何と言ってもオカン、
精力的であり可愛くもあり
だれにもひとりだけいるオカン

もちろん似ては居ない
けれどなんとなく誰もが
そこに自分のオカンを見つけるだろう。

長生きしてね。

後悔と言う文字、
後で悔いても遅いけれど
人間はバカな生き物だから
分かっていながら、気が付くのが遅いのだ。

映画館を出たら
近いうち田舎へ帰ろうかなという気になる、
懐かしい人、
無償の愛を注いでくれた人が住む町へ。

これは豊かではない時代の
人間の営みと
その次の世代の豊かさを享受し、
ただ消費つくす現代を照らしている。

何も無いけれど豊かだった

そんなフレーズを時々目にする、
でもそれは違う、
何もないということは豊かではない
心だって豊かさを常に求めている。

でも決して空虚ではなかった時代、
そして今。

たまにはこんな映画もいいね、
たぶん殆どの人が泣く用意をして劇場へ向かうだろう、
そう思うとこの存在はちょっと変わった位置にある。
でも期待した分はちゃんと持ち帰ることができるよ。

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母親の重大な報告を病院で聞く日の
オダジョーは全身ピンク、こんなの似合うのは彼しかいないな。

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