聘珍樓 横濱本店
横浜市中央区山下町149 中華街大通り中央
TEL 045-681-3001
横濱中華街の大通りに面した一番良いロケーションにある
聘珍樓さんは1884年(明治17年)創業というから133年の
歴史を誇る老舗だ。現在国内8店舗、香港に3店舗ある。
一昔前コルソ浦和の地下1階にもあり、その味に魅了されて
随分通ったが、なぜか突然閉店してしまった残念な記憶がある。
店頭では「聘珍大甘栗」と称して甘栗を売っていた。
日本では主に天津甘栗として知られているが、中国国内では
北京が名産地として知られている。天津港が
海外出荷拠点であったため、その名が通っている。
いくら中華の有名店でもここは日本。お正月を祝う樽酒と
鏡餅が、入口正面にデンと置かれていた。
その横にはケースに入って大きなふかのひれと他に
なんだか分からない3種の食材(?)が飾られていた。
たぶん中華の珍味の食材だろう。
ダイニング2階の席 1階に45席 2階70席 3階パーティフロア225名
4階もパーティフロアで125名 6階は和室 7階は特別室で
本当に大きな本格的広東料理のお店だ。
定番メニューと期間限定メニュー
美しい写真付きでスッキリしていてとても見やすいメニューです。
オーダーしたのも定番もの。この日は皆あまりお腹が
空いていなかったのでこの3種類を3人で食べた。
チャーハンに黒酢のすぶた、そして豚肉とピーマンの細切り炒め。
味はどれもレベルが高くしかも上品で洗練されている。
横浜中華街の名門店の名に恥じないものであった。
大皿で来たものを3つに小分けしてくれた。この方の
フォークとスプーンの手さばきは実に見事で、思わず見とれてしまった。
この日は予約が多い為他店から応援で来たと言っていた。
こちらは1階の飲茶コーナーの聘珍茶寮。飲茶・点心メニューは
30種写真付で出ていた。点心という名前の由来は
「空心(すきばら)に小食を点ずる」という禅語から。
ちょっとした空腹を満たしてくれる役割という意味で日本でいうところの
おやつみたいなもの。なんと点心は菜(中国料理の主菜)と
湯(中華スープ)以外の料理を指すらしい。一方、飲茶とは
ズバリ、お茶を飲みながら、点心を食べること。主に中国広東省、
香港マカオを中心に行われている習慣だ。
肉まんや月餅など数々のものを売っている土産物売場コーナー。
外の通りでは正月ということで、あちこちで爆竹を鳴らしていた。
当店前ではアルミ缶の中で、燃やした為、すごい音が
鳴り響いて、思わず立ちすくんでしまう程だった。
いつ来ても横浜中華街の賑わいはすごい。
1月2日正月だというのに中華街大通りはこの人出だ。
横浜中華街へ行くといつも、華正樓の肉まんを買って帰るのだが、
この日も買いがてら「近くでゴマ団子の旨い店はどこか?」
聞いた所、この皇朝をすすめられた。このどきつい看板
中国料理世界チャンピオン4人の写真と楽天、ヤフー、ぐるなびで1位を
獲得した看板が目を引いた。もちもちの皮とぷちぷちとしたごまの
食感が絶妙の大人気ゴマ団子6個入り500円(税込)を買ってみた。