スミダマンのほのぼの奮戦記

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奈良の旅(その5)平城京跡

2018-01-20 06:17:29 | 旅 ~国内

 

宿泊したホテルでレンタルサイクルして約5分程の早朝サイクリング。

平城京跡へ行ってみた。ここは日本で最初の本格的国際都市、

平城京の中心地。1998年(平成10年)12月、古都奈良の

文化財として東大寺などと共に世界遺産に登録された。

考古遺跡として世界遺産に登録されたのは日本初だ。

都を平城京から784年(延暦3年)長岡京に遷都され、その後794年、

平安京に都が移ると平城京は放置され、次第に農地になっていった。

20世紀以降に発掘保存が進み今日の姿に成った。現在約120haの

広大な敷地にいくつかの建物が復元され、周囲5メートル程度大垣が張り巡らされている。

1998年に竣工した朱雀門。この朱雀門を始め平城京では

豪族の姓氏に因んだ12の門が設置された。その当時の

役人等はそれらの門より出入りしていた。

広大な平城京跡の敷地内を近鉄奈良線が横切っている。遠い古代日本に

思いを馳せている時に、踏切の警報音が鳴り、現代の電車が横切って、

現実の世界に引き戻される。この時間の落差が宮沢賢治の

「銀河鉄道の夜」とダブッてしまった。

国の政治や儀式を執り行った第一次大極殿が、2010年に復元された。

広大なエリアに朱塗りの建物が聳える姿は、かつての面影を感じさせてくれる。

現在南北を貫く通りに沿って朱雀門に面する二条大路と門外の

朱雀大路までの整備が進められている。

広大な早朝の平城京跡に所々、ススキの群生があり、

朝日にあたったススキの穂がとても印象的であった。