スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

浦和エリア旨い店シリーズ ~その18ーⅡ~

2018-01-16 06:39:15 | 食~うなぎ・寿司・天ぷら

鰻 むさし乃

浦和区東高砂町8-3 関長マンション1F

TEL 048-883-6344

定休日 毎週月曜日(祝日 営業) 第2火曜日

昼の部 11:00~ ラストオーダー13:30

夜の部 17:00~  ラストオーダー19:30

(売り切れ次第終了)

http://unagimusashino.com/

数年前に前地通りの古い一軒家からより浦和駅寄りのビルの1階に

移転した「むさし乃」さん。(2011-5-11付ブログ 旧店舗)

街で大将とすれ違った時、「いきなり来てもすぐ入れないかもしれないヨ」

と言われ、今まで行く機会を失っていた。年の瀬も迫り

今年の食べ納めと思い切って行ってみた。

入口の所にメニュー看板が立てられていた。「本日の

うな重は和匠鰻 新仔鰻重4500円 プラス税のみの

ご提供となります。」 なに?これ!

昔のイメージとは全く違う。内容も価格も姿勢も昔と違う。

なるほど、食べログ浦和エリア総合第1位、全国うなぎランキング

第17位にはいっているのは変わった以降の評価がと

入店前に変な納得をして期待しつつ入店した。

店内はカウンター席7席、座敷席8人、ほぼ満席で残りの2席に

すべりこみセーフ。以前はカウンター越に若大将の焼いているのが

見え会話もできたが、当店はガラス越しで仕事をしているのが

よく見えない。繁盛しているためか、あまり大きくない店に

女性店員が3名も居る。アレ?遠くにはNACK5パーソナリティーで

有名な大野勢太郎氏も居た。

ブランド名和匠鰻(新仔鰻)とは聞きなれない鰻だ。産地は

宮崎佐土原産。稚魚から同じ池で育てられ、初めて池上げをされた

最高級の活鰻らしい。新仔うなぎ特有の甘味さっぱりとクセのない脂。

後で聞いたがエサも特別なものを使った養殖鰻だ。

以前(もっとも、だいぶ前のことだが)にはこんな鰻は使っていなかったはずだ。

おしながきの種類も限られている。通常はうな重は2種類。

もう一つの値段内容は付箋が付いていて分からない。

あとは白焼と蒲焼。変わっている一品といえばアスパラ胡麻和え(650円)

くらいかな。肝焼きもう巻きも無い。繁忙期は鰻のみのメニューだそうだ。

随分昔と変わったな。そういえば親父が亡くなって何年経つのだろう。

本物志向はこれで良いのだなどと考えながら着重を待った。

尚予約OK(平日のみ 7.8.9月除く)、持ち帰りもOKだそうだ。

これが和匠鰻新仔鰻重(4500円+消費税)だ。見た目も前と全然違う。

店員さんから最初は山椒をあまりかけないようにとのアドバイス。

一口食べてみてビックリ。身に厚みがあるのにフワフワ。

とろけるような食感だ。太い鰻なのに小骨も感じない。

タレは甘めの濃口だ。とにかく旨い。これで食べログの評価は納得できた。

むさし乃さんは創業半世紀以上。以前思っていたイメージの

若大将は親父を亡くし、苦労も乗り越えて(想像するに)、

立派な大将に成ったと思った。帰り際に大将と話ができたが

鰻は3.5Pを使っていて丁寧に小骨200本位取っている。

蒸しよりも串打ち(1棚5本)の方が大変だと言っていた。

湯飲み茶碗は漫画家やなせたかしが描いたウナコちゃんとウナギ小唄の歌詞が

描かれたものだ。毎年行われている「浦和うなぎまつり」には

毎回、呼ばれていた「やなせたかし」氏も4年前94才で没した。

むさし乃の大将は浦和レッズの熱烈なサポーターとしても有名で

店の壁には金糸で「鰻むさし乃」と刺繍されたレッズのサイン入り

ユニフォームが飾られている。帰り際、浦和レッズに所属していた

選手の家族が来て、大野勢太郎氏や大将と大いに盛り上がっていた。