スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

奈良の旅(その10) 奈良ホテル

2018-01-27 06:43:25 | ホテル・旅館

奈良の物産店 なら和み(なごみ館)の前に奈良ホテルの入口があった。

まだ時間があったのでついでに奈良ホテルへ行ってみた。

この木造本館は東京駅舎を設計した辰野金吾氏と片岡安氏の

コンビで設計された。昭和42年(1909年)10月に

営業を開始し、戦前は「西の迎賓館」と呼ばれ、関西において

国賓、皇族の宿泊する迎賓館に準ずる施設であった。

かつては興福寺の塔頭である大乗院が所在していた跡地の

小高い丘に建っている。木造2階建て、瓦葺に白い漆喰仕上げ。

興福寺、春日大社、奈良公園などの観光地に近く、

寺社の景観に配慮して、屋根上に鴟尾を置いている。

部屋数は全部で129室ある。

ホテルの玄関エントランスとロビー。奈良ホテルの内装は

桃山風の豪奢で華麗な意匠とドイツ風の重厚な意匠が

混在した和洋折衷様式になっている。奈良観光を楽しんだ

アインシュタイン博士がロビーのピアノを楽しんだこともあり、

大和の街並み、明治に賛を尽くして要人たちを迎え入れた

このホテルには今も華やかな時間が流れている。

ティーラウンジとメインダイニング「三笠」「すべての今日を

祝福する100年のおもてなし」興福寺の鐘の音で目覚め

窓の外の鹿に迎えられる朝、ホテル内の調度品には

100年分のそれぞれの物語がある。

「次の百年も、万葉の華やぎと100年のホテルで悠久の

ときを思い記憶に残る一日」。奈良ホテルは本当に着物がよく似合う。

今、奈良は鹿だけではない。あらいぐまも出るらしい。

まだまだ自然が多く残っている奈良の町だ。そういえば

我家の近くでもハクビシンが出没するとか。今まで2回程度目撃した。

さすが100年を超える奈良ホテル。廊下に歴史の資料が

 

展示してあった。当ホテルに宿泊した著名人の何と多いことか。

その代表的な人々を列記します。アインシュタイン(大正11年)

エドワード8世(大正11年当時皇太子)チャールズ・リンドバーグ(昭和6年)

愛新覚羅溥儀(昭和10年)満州国皇帝、

ヘレン・ケラー(昭和23年)、マーロン・ブランド(昭和31年)

インディラ・ガンディ(昭和32年)、マーガレット王女(昭和45年)

鄧小平(昭和53年)、乃木希典(明治44年)、高浜虚子(大正5年)

東条英機 佐藤栄作(最晩年まで何度も)、三船敏郎(昭和31年)司馬遼太郎 等々

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6.蒲郡クラシックホテル

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