スミダマンのほのぼの奮戦記

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アラブ首長国連邦ドバイ事情

2017-11-17 07:00:59 | 旅 ~海外

アラブ首長国連邦(略称UAE-United Arab Emirates)はアラビア半島の

ペルシャ湾に面した地域に位置する7つの首長国からなる連邦国家だ。

東部はオマーン、南部、西部ではサウジアラビアと隣接する。

首都はアブダビ、最大の都市はドバイ。政治のアブダビ、経済のドバイと

言われている。1971年12月2日イギリスから独立し、通貨UAEディルハム。

たまたま、ドバイに居た11月3日はUAEではナショナルフラックディという

国旗に敬意を払う日に当たって、街中到る所、国旗で溢れていた。

ドバイは1971年(昭和46年)に建国されたドバイ市のみで首長国を

構成している事実上の都市国家だ。人口は約244万人(2016年1月)。

ドバイの随所にこの様な民族服を着た歴代首長の額が飾ってある。

1人は創設者のザイード・ビン・プティ・アール・マクトゥーム

もう1人は現在の首長であり、UAEの副大統領、首相も兼務している

ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーンだ。

ドバイは1830年代にアブダビから移住してきたマクトゥーン家がドバイ首長国を建国した。

これがドバイの自動車ナンバープレート。数字は5桁。

アラビア語をこんな所に書き込むのは難しいのではないか?

路上駐車の仕方は日本と違って斜目横に駐車しているのが興味深くて

撮ってみた。因みにドバイのガソリン価格は産油国の恩恵を被って

リッター40~50円位と言ってた。日本の3分の1位でこの差は大きい。

ドバイの交通機関は基本的には車。朝、夕方の通勤ラッシュ時の渋滞は

大変なものだ。そこでこの万年渋滞を解消する為に

2009年地下鉄(Dubai Metro)が導入された。デベロッパーは

ドバイ政府道路交通局。設計施工は日本の企業連合が取り組んでいた。

(三菱重工、三菱商事、大林組、鹿島、Yapi企業連合。)建設期間は

2005年8月から2010年3月まで、レッドライン(29駅)とグリーンライン(20駅)の

2つの路線で全長は52.1㎞。レッドラインのオープン日時は何かの意味があるのだろう

2009年9月9日9時9分9秒だったそうだ。尚グリーンラインの

オープンは2011年9月。因みに2020年にエキスポがドバイで開催される予定で

そこに向けて延長ライン工事が開始した。そんなメトロに1回乗ってみようと

ゴールドスークの近くの駅からホテルのあるエミレーツタワー駅まで乗ってみた。

5枚目の写真がその時の切符。因みに車輌は5輌の内

ファーストクラス車輌はゴールド車(VIP)(8枚目の写真)。

女性専用の車輌もあった。(9枚目写真) 途中乗換えたターミナル駅のホームは

ご覧の様に派手な床(10枚目)、エスカレーターの所の照明器具は

シャンデリア(11枚目)でお金がかかっている。

駅構内はクーラーがガンガン効いていて寒い位だった。

それ以外の交通機関としてモノレールもある。ジュメイラモノレールは

中東初のモノレールであり、人工島群のパームアイランド中にある

パーム・ジュメイラと対岸のジュメイラ地区を結ぶ、5.45㎞の路線で

2009年4月に開業した。ここには丸紅が出資している。

他に2014年11月11日に開業した路面電車ドバイ・トラムがある。

路線距離は10.6㎞でドバイ・マリーナ地区を走り駅数は11ある。

砂漠に創られたドバイは緑を大事にする考えがあり、

この高速道路のピアにも奇妙な樹木を模した造りになっている。

これは日本ではナニコレ珍百景に選ばれること間違いない。

この住宅の意匠は街並みを車窓で見た感じでは一般的なデザインだ。

後日アップする予定の旧市街地の古いドバイの建物の影響を受けている様だ。

ドバイは昔、漁業や真珠の輸出を産業とする小さな漁村だった。

この地にバニーヤース部族のマクトゥーム家が1830年代に

移住してきてから国の歴史が始まった。真珠産業は日本の

御木本幸吉による養殖真珠開発の成功によって大きく打撃を受けた。

20Cイギリスの中継貿易港となり、1960年にドバイ沖で

海底油田が発見され、大きく変化した。1970年代からは

約20年間で石油依存率を半分以下に減らし、外資を

積極的に導入してGDPを約30倍伸ばし「中世から近世への急変」

摩天楼の連なる幻想的な都市国家へ生まれ変わった。

 

 

国際色豊かで外国人人口が80%強のドバイもれっきとしたイスラム教国。

ホテルの部屋の天井にメッカの方角を示した矢印が

さり気なく記されていて、部屋のタンスの中に礼拝用の小さな絨毯が

置いてあったのには驚いた。

かつて砂漠のドバイに10年程前から次々とゴルフ場が誕生した。

ここ世界のゴルファ憧れの「エミレーツゴルフクラブ」では

あのタイガーウッズもプレイしたチャンピオンコースで

手入れが行き届いた素晴らしいコースのようです。

 

ヘナという植物で皮膚に模様を描くボディアートどうやらインドから

来たらしい。これはガイドさんの手で1週間は消えないらしい。

ドバイで至る所で見かけたラクダの彫刻。とても気に成ったが、

どういう企画なのか分からない。知っている方はコメント下さい。