スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

砂漠サファリツアー

2017-11-30 06:44:17 | 自然

午後3時頃ホテルをピックアップ。約20~30分走ると

ドバイの市街地を抜け、砂漠エリアに入っていく。約1時間、

いよいよデザートサファリの出発点に到着。この地は隣りの

シャルジャ首長国にある砂漠だ。想像していたより砂漠は赤茶けていて

今まで見たことのない光景になにか厳粛な感動を感じ、とても不思議な気持ちになった。

スタートポイントに次から次に集まってくる4WDの車。ほとんどがトヨタの

ランドクルーザーだ。たまにポツンポツンとニッサンの車も見かけた。

ここには欧州車も無ければ韓国車も無い。

なんとなく日本の技術力の髙さを感じて誇らしい。

砂漠に入ると一斉にタイヤのエアーを抜く。これはタイヤの表面積を

増やして砂漠を走り易くする為だ。ドライバーガイドがエアーを抜いた後、

気に成ることを始めたのを目撃してしまった。タイヤから釘を2~3本

抜いているのだ。パンクしているのでは?砂漠中はいいが

帰り道は大丈夫だろうか、いらぬ心配をしてしまった。

砂漠に立つと、ここには砂と空しかない。理屈で説明しずらい摩訶不思議な所だ。

そして、なぜか人間の心をハイにさせる。来た大の大人が皆はしゃいでいる。

飛び跳ねたり、大きく手を広げたり、様々なポーズを取って記念写真を撮っていた。

いよいよスタート。ランクル7~8台が1グループ。うねるように起伏のある砂漠を

一勢に駆け抜ける。時にはフロントガラスに砂がかぶり、車内はシートベルトを

してなければ投げ出されそうな揺れだ。まるでジェットコースター。

あまりの激しさに悲鳴が上がってしまう。そして突然猛スピードでバギーが追い抜いて行く。

すごい迫力でさぞ暴走族にはたまらない快感を感じているのだろう。砂漠に

ポツンポツンと生えている木はアカシア系の「がくの木」(ドバイの国木)と言っていた。

 

我がドライバーはハイレベルのドライバーテクニックを持っていた。

途中砂漠に車輪がはまって動けなくなったランクル2台を見事に脱出させたのは

このドライバーさん。多分彼はパキスタン人だろう。山が多い所を

経験しているパキスタン人は運転が上手らしい。

夕陽が落ちる写真ポイントに到着。暫しの休憩タイム。人の影が

長く砂漠に落ちて、素晴らしい風景にウットリ。

夕陽が地平線に沈む砂漠に無数の足跡。これはポエムだ。

こんな赤みを帯びた砂はあまり見た記憶が無い。フカフカで足が静かに沈んでいく。

そしてこの風紋。ここはまさに中東。そして砂漠だ。

このカップルはどこまでも歩いていき、ちょっと小高い丘の上で、

夕陽の美しさにジーッと見とれていた。なぜか皆、詩人成ってしまう程、美しい。

ファンタスティック!アメイジング!!

遠くを駆け抜けていく ランクルとバキー

皆砂漠の魅力に憑りつかれてしまった人達。心は童心にかえり

ハシャイでしまう。私もその一人だ。

これが砂漠に沈む夕陽だ。その素晴らしさに言葉が出ない。

ここが砂漠の中に忽然と現れたデザートキャンプ。まるで砦みたいな造りで

この中で様々なイベントが楽しめる。

砂漠といえばラクダでしょ。キャンプの外にはラクダに騎乗できるコーナーがある。

よく訓練されているせいか、どのラクダもおとなしい。残念ながら、今回は

ラクダを見るだけで乗ることはできなかった、それにしてもラクダは臭い。

キャンプの中には沢山のテントが張られており、その中にモスク(プレイヤールーム)がある。

聖地メッカの方に向かって2人のアラブ人が敬虔な祈りを捧げていた。

こちらは水タバコ(シーシャ)が試飲できるコーナー。水タバコは紙タバコと違って甘い香りで

ノンタール、ニコチンも少なくタバコを吸うというよりは香りを楽しむものとして

親しまれている。バニラ、ピーチなどフレーバーも多く、最近ではお土産としても人気がある。

ドバイでは紙タバコ同様水タバコの普及率は高いそうだ。黄昏の本当に気持のよい

陽気の中で、仲間とウットリと吸ってみたが、その仕組み、構造がどうなっているのか

話し合ったがとうとう答えが出なかった。炭を炊いて一番下に

水をブクブク確かに甘い香りが良い。

黄色の砂で瓶の中にラクダの絵を描く、名前も入れてくれるというので

お土産に丁度良いと思いお願いした。1200円。

このテントはスーベニアショップ。水タバコの器具、民族服などを売っていた。

こちらはヘナ・ペインティングコーナー。女性に人気がある様で一時

ウェイティングの列ができていた。ヘナ・アートは古代インドから宗教儀式や結婚式などの

場で用いられてきた風習のひとつ。ヘナの葉を粉にして、水や天然オイルなどで

ペーストにして、肌に模様を描く。乾いてヘナがはがれ落ちると茶色の模様だけが

残るというもの。約1週間で消えるのが特徴だ。

ショーが行われるステージの周りでバーベキューを中心としたディナーをとる座席。

砂漠の上にじゅうたんを敷き、座布団が置かれている。屋外で炭火焼のバーベキューを

作る料理人。できたBBQテントにビュッフェスタイルで取りに行く。

いよいよショータイムだ。最初は男性のダンス。ダンスといってもただグルグル回るだけが

徐々に手元が変わり、最後はスカート、服装帽子がライトアップされ飽きさせない。

最後は妖艶なベリーダンスのショー。イスラム時代以前のエジプトより

口承に基づき伝授されてきたのがベリーダンス。女性の肉体の丸さ、ふくよかさを

全面に押し出したスタイルを採り、基本的なステップやテクニックは

体の部分ごとに分かれた円運動である。

又、帰りがけに見たラクダ。ライトアップされた中で静かに休んでいた。