ブルジュ・ハリファ(旧名ブルジュ・ドバイ)は現在人類史上最も高い建造物だ。
(高さ828m-162階建) それまでは台北101の506m。
この世界記録を一気に300m以上も超えた。
2004年9月21日に着工し、2010年1月4日にオープン。
ブルジュはタワーの意味だ。
ブルジュ・ハリファの総面積は460,000㎡(約14万坪)、
総事業費は80億USドルと言われている。このビルの完成によって
種々の世界一が塗り替えらえた。
・世界一の高さのビル
・世界一の高さの自立構造物
・世界最多の階数
・世界最大の使用可能床面積
・世界一の高さにある展望フロア (123・124階)
・世界最長のエレベーター移動距離
・世界一の高さのサービス用エレベーター
・世界一の高さにあるモスク
・世界一の高さにあるスイミングプール (76階)
・世界一の高さにある居住区 (158階)
設計はアメリカ シカゴにあるスキッドモア・オーウィングズ・andメリル(SOM)、
施工は韓国Samsung物産、ベルギー最大のゼネコンベシックス
UAEのアラブテックのJV。フロアーの構成はホテル(アルマーニホテル)
オフィス高級マンションでなっている。
コンクリートは基準強度80ニュートン、使用量は杭で45,000m3
躯体で33,000m3。生コンポンプ車も特別に開発され
各種の建築工法も世界各国の最先端技術が導入された。
26,000枚以上のガラス板は中国から300人以上の専門家が来て施工した。
世界一高い展望台AT THE TOP (123階124階海抜440m)の切符売場。
当日券は前売り券の4倍の値段がするということで
日本からネット予約をした方が良い。それでも確か8,000円したとか。
ブルジュハリファは世界一の高さのビルと前述したが、
因みに世界のベスト5は ①ブルジュハリファ828m
②台北101 509m ③上海ワールド・ファイナンシャル・センター 429m
④ インターナショナルコマースセンター(香港) 484m
⑤ペトロナスタワー(クアラルンプール)454mだ。
このマークのセンターに立って照準に合せると、塔のTOPが
真ん中に写るということでやってみたが、ちょっとブレるだけでもこの様になった。
後に大勢の人が並んでゆっくり撮れなかったせいもあるが。
オープニングセレモニーで突如、ビルの名称がブルジュ・ドバイから
ブルジュハリファに変更に成ったそうだ。その理由は、
完成時世界は金融危機の真っ只中、政府がやむを得ず
数十億ドルもの借入を石油が豊富な隣国アブダビに頼った。
そのアブダビの首長の名がハリファ氏だった。
エレベーターの速度も世界最速18m/秒。
全部でレベーターは58基あり、頼もしいことに日立エレベーター製だ。
展望台から見たドバイの都市風景。超高層ビルも眼下に
見えてしまうのだから展望台がいかに高いかが分かる。
ドバイはまるで22世紀のドラえもんの街みたいだ。
展望台にあったブランココーナー。皆楽しそう。
ドバイモール噴水を鑑賞したレストラン「abd el wahab」の
バルコニーから見た噴水池とブルジュハリファを囲むビル群。
ムハンマドドバイ首長が「何か凄くセンセーショナルなもので
ドバイを有名にしたい」という発想からスタートしたブルジュハリファプロジェクト計画。
デザインイメージはイスラム建築で表現される柄(ヒメノカリスの花びら)
からヒントを得たとか。
ドバイ・ファウンテンはダウンタウン ブルジュドバイの真ん中にある
人造湖に設置された、世界最大規模の噴水施設。
8万3000リットルの水を常時噴出することができ、50色を超える
6600以上のライトが設置され、1000以上のパターンで
パフォーマンスを行う。全長270m(フットボール場2つ分)、
噴水の高さは最高で150mにもおよび世界一を誇る。
この高さは50階建てのビルを超えてしまう。この噴水のパフォーマンスは
天候が良ければ300k以上離れていてもその光が見える程だ。
(300kの上空からも確認できるので宇宙からも見える噴水)
湖の建設も含めてトータル218億円もの費用をかけて作られた。
巨大な噴水としてラスベガスのホテルベラージオの噴水を手懸けた
WET Design がプロデュースしている。大きさはベラージオより25%大きい。
39階まではアルマーニホテルが入っている、全160室で
アルマーニデザインの家具が置かれており、154階にはEMAARの会長室がある。
ランチしている途中である人が「あれを見て!」高層階の2ヶ所で
大勢の人が壁から降りてきた。ガラス清掃の職人さん達だと思うが、
命懸けの作業に思わずズームでパチリ。因みにここで
ミッション・インポッシブル、ゴーストプロトコル(2011)や
インディペンデンスディリサージェンス(2016)の撮影が行われた。