スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

海の幸ふれあい市場

2017-11-08 06:57:49 | 地元企業

香川県坂出市にある水産地方卸売市場。ここは平成25年10月に

誕生した市場体験、ふれあい体験、味覚体験、即ち瀬戸の鮮魚を見て

触って、食べて、買うことが出来る体験型の市場だ。定休日は水曜日。

市場場内に入ると1本ののぼりを発見。香川県はハマチ養殖の

発祥の地ということ。今や魚介は近畿大学の黒鮪、帆立貝、

ブリ、真鯛、そして鰻など、完全に養殖の時代に入った。

ここでは体験イベントとして模擬セリ体験ができる。日本で唯一の

参加型でしかも、通常のセリと逆の競り下がり方式というユニークな

やり方だ。セリ落とすと、必ず買い取るという方式で

これはいかにも観光客相手のアイディアで顧客購買意識をくすぐる。

この日のセリ人は若者で元気溌剌、地元方言で〇〇〇円じゃーがーと訛っていた。

始めにセリにかけられたのがこの黒鯛。いきなり大物がセリにかけられ

誰も手(ナンバープレー)を上げる人がいない。

先方も承知の上だったのだろうが、これでセリの世界、雰囲気に一挙に入った。

ワタリガニの一種だろうが、小さなカニはブルーの手足をヒラヒラさせて

美しい。たぶん味噌汁のだしになるが、あまり食べられる大きさでは

なかった。最後の最後にもう一度セリにかけられ、一籠500円でセリ落とされた。

これはブリの子供で聞いたことのない名前を言っていた。ブリは出世魚で

成長によって名前が変わり、地域によっても呼び名が変わる。

(関東・・・モジャコ(稚魚)→ワカシ(35㎝以下)→イナダ(35~60cm)→

ワラサ(60~80㎝)→ブリ(80㎝) ブログの為に近くで

写真を撮っていたら、一匹400円で写真代と言われ3匹も買う羽目になってしまった。

これはたぶんアオリイカ。最初はむき出しの魚がセリにかけられたが

その後、お土産用かパック入りのものが出てきた。これは400円で落札。

このタコはいくらだったか忘れたが売れ行きが良かった。

明石のタコのイメージがあるためか?

卵入りの甘海老が800円。

捌かれた舌平目  3枚で600円。安いのか高いのかよく分からない。

魚に詳しい人どうですか?

イボダイみたいな魚確か「シズ」と言っていたかな?この頃になると

皆さん雰囲気、やり方にも慣れて、あるいは、セリの話術、テクニックに

はまってドンドンNOカードを上げてセリ落としていく。

その挙句がこの発砲スチロールの量だ。確か3,000円以上

買うと宅急便代がサービスになる。セリを体験して思ったことは

客の心を煽って、その気にさせる心理学実践事例みたいだった。

こちらは海産物、坂出周辺の名産物などの買物ができる「ふれあい市場」

煮魚でしず(イボダイ)が200円、めばるが200円、あなごの照焼580円、

680円、煮さば150円、これは安く感じるCPだ。

広い広い「いただきさんの海鮮食堂」髙松で大人気のお店が

坂出に開業しているらしい。ふぐのソースカツ丼は関東では見たことがない。

ここの食堂は珍しいセルフ方式もやっていて、実際の料理を

見ながら料理を選べるとか。一度どんな物が並んでいるのか見てみたいものだ。

我々がセリを体験している間に、地元(?)の小学生があじの3枚おろしを

実習体験していた。港のある街ならではの実習授業で羨ましい光景だった。

3枚目の写真に写っている2つの生け簀では生きた魚のふれあい体験もできる。

高速道路から見た讃岐富士。正式には飯野山といい、丸亀市・坂出市の

境界にある標高421.87mの山だ。香川県には讃岐七富士と言って

似た様な形の山が7つある。この7つの山はメサと呼ばれる

開析溶岩台地とビュットあるいは火山岩類の2つに分かれるが、

火山活動の産物であるが、讃岐平野の中に浮かぶ台地状

あるいは円錐状の美しい小山の群立風景である。