三津田信三『首無の如き祟るもの』
2020年9月に読んでいたものの、
感想をブログで更新するの忘れてたやつ。
以下、当時のメモ。
<刀城言耶(とうじょうげんや)>シリーズの第3長編だそうで。
シリーズの特色としては民俗学とホラーとミステリらしい。
今回は、
奥多摩の山村、媛首(ひめかみ)村の名家
秘守(ひがみ)家を惨劇が襲う。というもの。
この作品も、代々伝わる怨霊や儀式、
その合間に起こる奇怪な殺人。
横溝正史っぽい!!
なかなかおもしろく読めた。
後半の「おや、誰か来たようだ」には笑ったけど。
と思ったら、良い演出でした。
メタネタ的に、単行本の最後に
作中雑誌『書斎の屍体』の目次が掲載されている。
或る登場人物のペンネームが載っている仕掛けなんだけど、
掲載作家に梶龍雄と藤本泉(せん)がいるじゃないですか!
渋いな笑。
超余談ですが、
妙子さんが冒頭で「あと数年で昭和50年」と言っている。
で、2年くらいかけて連載して終章へという設定。
さて、梶龍雄の実質デビューは1977年の乱歩賞(昭和52年)。
藤本泉と同時受賞なので、この二人を並べている以上は
昭和52年以降の特集ではないでしょうか。
ちょうど良い感じですかね。
ちょっと早いか?
なんの考察だ。
ちなみに事件そのものは昭和18年と昭和28年だそうです。
ところで蘭子さんの変化は、
いくら厭人癖がある設定でも不自然ではないかな。
文体も作風も変わるだろうし。
それなりの財産があるなら、なおさら。
あと、登場人物に文才のある人が多過ぎるね笑
2020年9月に読んでいたものの、
感想をブログで更新するの忘れてたやつ。
以下、当時のメモ。
<刀城言耶(とうじょうげんや)>シリーズの第3長編だそうで。
シリーズの特色としては民俗学とホラーとミステリらしい。
今回は、
奥多摩の山村、媛首(ひめかみ)村の名家
秘守(ひがみ)家を惨劇が襲う。というもの。
この作品も、代々伝わる怨霊や儀式、
その合間に起こる奇怪な殺人。
横溝正史っぽい!!
なかなかおもしろく読めた。
後半の「おや、誰か来たようだ」には笑ったけど。
と思ったら、良い演出でした。
メタネタ的に、単行本の最後に
作中雑誌『書斎の屍体』の目次が掲載されている。
或る登場人物のペンネームが載っている仕掛けなんだけど、
掲載作家に梶龍雄と藤本泉(せん)がいるじゃないですか!
渋いな笑。
超余談ですが、
妙子さんが冒頭で「あと数年で昭和50年」と言っている。
で、2年くらいかけて連載して終章へという設定。
さて、梶龍雄の実質デビューは1977年の乱歩賞(昭和52年)。
藤本泉と同時受賞なので、この二人を並べている以上は
昭和52年以降の特集ではないでしょうか。
ちょうど良い感じですかね。
ちょっと早いか?
なんの考察だ。
ちなみに事件そのものは昭和18年と昭和28年だそうです。
ところで蘭子さんの変化は、
いくら厭人癖がある設定でも不自然ではないかな。
文体も作風も変わるだろうし。
それなりの財産があるなら、なおさら。
あと、登場人物に文才のある人が多過ぎるね笑