語る、シェフ

小さなレストランのオーナーが、日々の出来事を語ります。

  今日も暖かかったですね!?

2009-11-11 03:08:44 | 北海道一人旅

いやぁ~、今日八百屋さんに行って「暖かくて気持ち悪いねぇ~」なんて話したんだけど、
本当に、暖かかったです。
そうそう、またパソコンがパワーアップしたんです!!
今度は、ハードディスクを60GBから160GBにしたんです。イヤ、してもらったんです。(笑)
メモリも以前256MBから1GBにしてもらっていたので、ものすごく快適になりました。
快適にしてくれたのは・・・もちろん、妹の夫の双子の弟の顕ちゃんさんです!!ありがとうございます。
そんな訳で、ホームページもブログもがんばるぞー!


   
      阿寒湖                                  摩周湖
 
   
     層雲峡 流星の滝と銀河の滝
   
       宗谷岬 記念碑と最北端の店&民宿           間宮林蔵銅像


そうなんですよ、宗谷岬から国道238号線を人生を変えるべく、黙々と歩いていると、
僕の横に車が止まったんです。僕は立ち止まり、運転席の方を見ると窓が開いて、彼は言ったんです。
「お兄さん、何処まで行くの?良かったら乗っていかない?」

助手席に座って、彼がなぜ僕を乗せてくれたか?訳を話してくれた。
それは、こんな話だった。

僕は、昨日礼文島に行ったんだ。それで、歩いて一周しようとしたんだけど暗くなって来ちゃって、
どうしようかと思ったところ、1台の車が僕を乗せて行ってくれたんだ。
そんな事があった次の日・・・まあ、今日だよね、宗谷岬に行く時に歩いている君を見かけたんだ。
その時から、ヘンだなぁ?って思っていたけど、案の定、帰りにもまだ歩いてるじゃない。
こりゃあ、昨日の僕と似たような状況だなーって思って声をかけてみたんだ。
本当に良かったよ。

彼は、そう話し終わると、僕のほうを向いて、ニッコリ笑った。
もちろん僕も、ニッコリ笑った。

稚内に着くと、僕は彼をお茶に誘った。お金が・・・本当に少ししかなかったので、
たいした御礼は出来ないけど、何かしたっかたのだ。

喫茶店では、、
彼が阿寒湖で木彫りの仕事をしている事、
出身は、東京の練馬区だという事、
本当は、牧場で働きたくて北海道に来たけど、欠員がなく今の仕事をしている事、
今は、ゴールデンウィークの忙しくなる前に、北海道をイロイロ旅している途中だという事・・・
そんな事を話した。

稚内で、握手をして別れてからもう21年・・・1度も会った事はない。
東京に帰って来てから、お礼の手紙を買いたが、返事は来なかった・・・。
でも、自分の夢に向かって一生懸命生きている彼を見て、僕は元気になった。
それに、優しさは絶対に伝染していくものだと、このとき確信した。
優しさに触れた人は、きっと何処かで誰かに・・・優しい気持ちになれるはずだ。

僕は、稚内駅で夜行急行 札幌行き 「利尻」の発車を待った。
発車間近になった時、結婚披露宴からやって来たと一目で分かる一団が現れた。
花嫁と花婿を中心にみんなでにこやかに話している。静かだった駅構内が急に賑やかになった。
「利尻」には、寝台車も連結されているので、彼らはそれに乗るのだろう。
もちろん僕は、自由席で座って寝る。(笑)

列車が発車する時、みんなで万歳三唱をしていた。
これも一つの奇跡だと思った。
こんな最北の地から、「東京に帰ってからがんばるぞ~!」なんて思っている僕に、
これから人生の新しい門出を迎えた2人と、同じ列車で出発する。
しかも、万歳三唱付だ(笑)
彼らは、今何処で、幸せに暮らしているのだろうか?

5時55分に(GOGOGO)札幌に着き、小樽に寄っていく予定だったが、とにかく疲れていたので、
函館まで、いっきに行ってしまうことにした。
函館に着くと、まず駅でホテルを紹介してもらい予約し、銀行に行って、念願のお金を下ろした(笑)
そしてもちろん、お腹がペコペコだったので、いっぱいご飯を食べた。
それから、市場を見学していたのだが、どうにもこうにも疲れてしまって、
ちょっと早かったけど、予約してあるホテルに行き、チェックインできるか頼んでみた。
僕がよっぽど疲れた顔をしていたのか、快くOKしてくれた。

部屋に入ると、僕はシャワーを浴び、泥のように眠った。まだ、午後2時を回ったところだった。
夜になったら、函館の夜景でも見に行こう・・・そんな風に思っていた。

目が覚めると、なんと次の日の午前9時過ぎ!!
僕は慌てて身づくろいすると、チェックアウトして電車に飛び乗った。
しかし、予定していた列車には乗れなかった。
それでも、再び青函トンネルを抜け、帰りは盛岡から新幹線で上野まで・・・。
往きと違って、新幹線を使うと夕方には、下北沢のアパートに帰り着いた。

それから僕は、程なく父から江の島の店の話を聞き、
江の島で委託経営の店を開く事になるのだが、北海道旅行と関係があったのだろうか?
まあ、「あった!!」と思っている方が、人生楽しいんじゃないだろうか!?

   それでは、また。



  今日は、温かかったですね!

2009-11-10 01:58:32 | 北海道一人旅

年賀状と、クリスマスメニュー・・・この2つと格闘です。
しかし、今週末には、パーティーが入っているので、そっちのメニューに、頭を悩ませています。
メトロが近くなったおかげで、いろいろ悩めて(笑)楽しいです。


北海道旅行の写真が見つかったんですが、メモと言うか、旅の行程を書いたものは、
今のところ見つからないんです。
写真をデジカメで撮って載せようと思ったんですが、なんと、バッテリー切れ・・・。
またの機会にと言う事で、稚内。

とにかく何処を見に行こうかと、雪の稚内を歩いていると、
南極探検隊の樺太犬タロー、ジローの、孫だか曾孫だか・・・
とにかく子孫がいる公園があるというので、行ってみた。

その公園は、ちょっとした高台にあるのだが、こりゃまた、雪雪雪・・・。
ちょっとためらったけど、もう来る事もないだろうし、意を決して雪の中に足を踏み出した。
そこには、何匹かの樺太犬がいるのだけれど、どうも実感が湧かなかった。
目を閉じて、一生懸命想像をめぐらせてから、さよならを言って、雪の中を戻ってきた。

それから今度は、ノシャップ岬(野寒布岬)まで歩いていく。
荒れ狂う冬の海を鑑賞して、再び駅の方へ引き返した。

とにかくお腹が空いていたので、駅の近くの民宿兼食堂に入ってカツ丼を食べた。
例によって、そこの店主のおじさんが、カツ丼を食べている間中、
僕の前に座って、これからの、この民宿のあり方について熱く語っていた。
僕は、彼の熱弁に、いちいち頷きながら、カツ丼を平らげていった。
最後に彼は、
「今度きた時は、是非泊まっていってください。きっと良くなっていますから。」と、言うと
彼は、笑顔で握手を求めた。
僕も、「もちろん。」と言うと、彼の手を握った。

それから僕は、日本最北端の地宗谷岬に行く為に、
バスの停留場・・・(とは言っても、車庫も兼ねている「終点」と言うのか?ターミナル?)に、
時刻表を見に行ったが、少ない・・・1~2時間に1本だった。

当時のバスの時刻表を見ると、稚内発12:00で、宗谷岬13時01分着に乗ったらしい。(印がついていた)
ところがこのバスは、宗谷岬の次の「大岬」と言う所で終点、引き返してくるのだ。
その引き返して来た13時30分のバスに乗らないと、その後17時18分までバスはない。

僕は、バスの時間まで付近を散策した。
とにかく建造物は、すべて日本最北端のものなので、写真で撮りまくった。(笑)
確か、友達に「日本最北端の郵便ポスト」から手紙を出しけど、
多分もうないだろうから、記念に自分宛に出せばよかった。(笑)

ところが・・・
何故だろう?分かっていたはずなのだが・・・しくじった。
バスに乗りそこなった!!
宗谷岬も、景色の他はほとんど何もない。
だから、路線バスで来た人は、乗ってきたバスが次の停留場から引き返して来る
20~30分の間に観光を済ませ、帰っていくのだ。
それを逃した僕は、宗谷岬に取り残された。(涙)
でも、あと4時間弱待てば、バスは来る・・・でも、そんなに待てるか?

僕は何を思ったか、海沿いの道を稚内に向かって歩き出した。
塩分を含んだ海からの風が容赦なく僕の体に吹き付けた。
コートは、ぐっしょりと湿っていた。
とにかく、時計を見ながら歩いて、途中の停留場でバスを待とうと思っていた。
考えてみれば馬鹿なことをしたものだ。
小1時間歩いて、間宮林蔵の銅像のところまで来た時に、「失敗だった」と、認識した。

 

今、時刻表を調べてみると、
宗谷岬から稚内のバスターミナルまで、、31.2Km。
間宮林蔵の銅像まで、約4Km 。

戻ろうか迷った。でも、戻っても1時間かかるし、エ~イ行っちゃえ!!
もうヤケクソだった。歩きながら、バスでかかった時間と、バスのスピードから、
稚内まで、35Kmぐらいだと踏んでいたので、「あと、7時間も歩けば着くさ!」なんて、本気で考えていた。
本当に若かったんだな~と思う。まだ、明るかったからいいものの、暗くなったらどうしたんだろう。
とにかく、「札幌行きの夜行急行に間に合えばいいんだ。」ぐらいしか、考えていなっかた。

 

僕は、海からの風に吹かれながら、黙々と歩いた。
今の自分を象徴しているようだと、思った。
帰ってからも、まだ仕事は決まってないし、年齢的にも、もう若者と言うには無理があった。
いつも行っている飲み屋にも、だんだん居場所がなくなってきた。
何かの転換期が来ていることは、確かだった。
その為に、1人で北海道に来たんじゃないか・・・。
そんな事を、考えながら僕は歩いた。黙々と・・・。
果たして本当に歩き通すことが出来たのだろうか?

今、目を閉じるとあの時の事がよみがえる。
確かに、あの時・・・
宗谷岬から歩き出さなければ、人生は変わっていたかもしれない。
もちろん、変わっていないかもしれない。
ただ、北海道旅行から帰った僕の人生は、急激に動き出した事は確かだった。

  今日は、ちょっと長くなっちゃいました(笑)
  時間が早かったもので、つい・・・ごめんなさい。
  それでは、また。







  旭川駅にて

2009-11-05 01:46:07 | 北海道一人旅
今日は、今年で「いちばん」暇でした(涙)明日から出直しです!!(キッパリ)

僕は、列車の発車する1時間前に、ロッカーに入れてある荷物を取りに行った。
その時、座っていた椅子に、お財布とか入ったバックを置き、その上にコートをかけ、
層雲峡で買ったビニール傘を横に立てかけて、荷物を取りに行った。
考えてみれば、ずい分無用心だ。
せめて財布だけでももって行けばいいのに・・・今改めてそう思う。
でも、その時は、すぐに戻れるし、人もほとんど居なかったのでそうしてしまったのだ。
それが失敗だった・・・盗られたのだ・・・ビニール傘を・・・。

 

僕が、荷物をロッカーから取ってくると、大柄な男性が近づいてきて、
「これは、あなたのですよね?」と、ビニール傘を差出し、尋ねられた。
「はい、確かに僕のです。」と、答えると。
「私は、鉄道公安員です。私服で警戒中にこいつが傘を取ったので、捕まえました。」と、言って、
横に立っている若い男性を突き出した。そして、
「もしよろしければ、ちょっとお時間を頂けますか?」と、僕に聞いた。
僕は、列車の発車時刻までなら・・・という事で同行することにした。

 

なにやら、机がたくさん並んでいる事務所みたいなところに連れて行かれると、
椅子を勧められ、インスタント珈琲を入れてくれた。
僕は、礼を言うとこーひーをすすった。
ちょっと離れた所に連れて行かれた彼は、取調べを受けていた。
僕が、珈琲を入れてくれたおじさんと、世間話をしている間、
彼は名前を聞かれたり、住所を聞かれたりしていた。
でも、しばらくしてもう一度住所を聞かれた時、さっきの住所は言えなくて、嘘だとばれてしまったようだ。

 

まあ、まとめると、[彼は自衛官で、非番の時外出してお酒を飲んでビニール傘を盗んだ。]と、言うことらしい。
それで僕に、その事を訴えるかどうか?と言うことらしい。
訴えれば、彼は正式に窃盗犯となり、もちろん自衛官はクビ。
でもどう考えても、財布とかもあったのに、盗んだのはビニール傘だったし、お酒も入っているし、
僕は、「本当の悪い人ではなさそうだし、謝ってくれればいいですよ。」と、言った。
すると彼は、さっき彼を捕まえたおじさんに僕のところに連れてこられると、
「ほら、ああ言ってくれてるんだから、ちゃんと謝れ」と、おじさんに言われ、
「すみませんでした・・・。」と、小さな声で言うと、おじさんに、
「ほら、もっと大きな声でちゃんと!!」と言われ、
「どうもすみませんでした!!」と、もう一度大きな声で言った。
僕は、偉そうに・・・
「まあ、これから気をつけて下さいよ。人に迷惑かけちゃいけません。」
なんて、言って事務所?を出て稚内までの夜行列車に乗るためにホームに急いだ。

でもまあ、これも貴重な体験だった(笑)

 

夜行列車と言っても、座席に座ったまま寝るので、あまり良くは眠れなかった・・・お腹も空いていたし・・・。
朝6時に、稚内に着くとホームを出て街に繰り出した。
でも、朝早かったし、閑散として誰も居なかった。もちろんマクドナルドもなっかた。
しばらくして、あの、ビニール傘を列車の中に忘れてきた事に気がついた。
なんか、あの彼にすごく悪い事をしたような気がした。
こんな事なら、彼に傘をあげればよかった(笑)

そして、稚内でも奇跡が起きた?

    それでは、また。


  次の笑っちゃう事

2009-11-04 02:42:28 | 北海道一人旅
今日は、寒かったです。
夜の練習も、冬仕様でした。
皆さんも体調には気をつけてくださいね。

さて、旭川に戻って来ると、僕は銀行のATMで、お金を下ろそうとした。
手持ちは、3000円ぐらいしかなかった。
駅を出て、今はなき北海道拓殖銀行に向かう。
調理師学校の時の指定銀行がここだったので、口座を持っていたのだ。
他行だと、手数料がかかるのでラッキーだった。
しかも、北海道には北海道拓殖銀行は、た~くさんある。
普段はほとんど使わないのだが、まさかこんなところで活躍するとは・・・。

そんな事を思いながら、銀行に行くと・・・閉まってる。終わってる。
僕は、唖然として一生懸命、現実を理解しようとした。
そう、今日は土曜日なのだ。
当時、土曜日銀行は、午前中で終わり。ATMも確か2時ぐらい迄だったような・・・。
とにかくお金が下ろせなくなったのだ。
しかも今日は、土曜日。と、いう事は、明日は日曜日・・・銀行はお休み!!

僕は途方に暮れた。北海道まで旅してきて土、日と2日間、3000円で過ごさなければいけないのだ。
幸いな事に、今晩は夜行列車で稚内まで行くので、宿泊費は要らない。
日曜日も、夜行列車で札幌経由で函館まで行くので、これまた宿泊費は要らない。
もちろん周遊券があるので、交通費も要らない。

とにかく食費と、稚内でのバス代を、何とか3000円で収めなければならない。
夜行列車が出るまで、8時間ぐらいあった。
本当は、町の中をゆっくりと見て歩くつもりだったけど、
本当に、文字通り・・・見て歩くだけだった。(笑)
結局、列車に乗るまでに、ハンバーガーをひとつ、食べただけで、
夜8時ぐらいからは、駅の待合室で、テレビを見て過ごした。
当時は、珍しい大リーグ中継をやっていた。
チャンネルを選ぶ権利はなかったけど、野球は好きだったので、けっこう楽しかった。

でも、退屈な僕に、それは、起こった。
夜行列車が発車する、1時間ほど前だった。

    それでは、また。

  いよいよ11月が始まりますよ!!

2009-11-02 02:39:31 | 北海道一人旅
今日から11月。
10月は、比較的暇だったので、これから年末に向かって、がんばりますよ。
でも、インフルエンザは怖いですね。
予約をして頂いても、キャンセルの恐怖が・・・!?
それ以前に自分も気を付けなければ・・・。


妹の夫の双子の兄弟・・・実は、皆さん推測の通り、コメントをくれたKenさんなんです。
全く順調に、動いています。パワーアップも楽しみです。ありがとうございます。
包丁研いで待っていますので、大きい魚が釣れた時は、まかせて下さい!!

そんな訳で、層雲峡でロープーウェイ乗り場を見つけた僕は、すっかり乗る気になっていた。
切符売り場まで行くと、窓口で「往復1枚」と言うと、確か「ない」と言われた記憶が・・・?
仕方がないので、片道切符を買って、ロープーウェイを待った。
行ったばっかりだったのか、誰も居なかった。そんなに本数が多くないのだ。

来た来た・・・僕は、ロープーウェイに乗り込んだ。
最初は僕しかいなかったのだが、次にスキー板を持ってスキーウェアに身を固めた3人が乗ってきた。
「は~ん、上でスキーも出来るんだ」なんて思っていた、僕。

しかし、しばらくして僕は唖然とした。
後から後から、乗ってくるのはスキーヤーばかり・・・。
普通のカッコをしている人は1人もいない!?
僕は窓の外に顔を向け、「これは、まずい事になったぞ」と、つぶやいた・・・はず。
「この人、なんだろう?」と、言う視線を背中に痛いほど受けながら、頂上まで耐えた!!
景色は、上に行くにつれどんどんと雪一色になっていった・・・。

  

頂上に着くと、みんなロープーウェイの駅から、スキーをつけて滑り去った。
もちろん、僕は取り残された・・・。
僕は、次のロープーウェイの発車時刻まで、駅から景色を眺めた。
登ってきた斜面を見ても、降っている雪でそんなに視界が無い。
とにかくあたり一面、雪、雪、雪・・・だった。
駅にいても、このカッコではどう考えても、居心地が悪い。
写真を撮ったりしながら、つぶやいてみたが、どう考えても不自然だった。

「早く下に下りたい!!」
考えてみれば、下で切符を買う時の、係りの人の不思議そうな雰囲気で悟ればよかったのだ。
係りの人だって、「切符を売ってくれ」と、言っているのに、
「あんた、そんな格好で、何しに行くんだい?」なんて聞けない。
でも、聞いて欲しかったな・・・。
「もしこれからの人生、あの場面で切符を売る係りになったら、ためらわず声をかける事にしよう。」
そう誓ったが、今だその機会は無い。

下に下りる切符を、恥をしのんで買うと折り返して発車するロープーウェイに乗り込んだ。
帰りは、幸いな事に、僕1人だった。やれやれ。

考えてみれば、別にどんな格好で乗ったって、何もいけないことは無いんだ。
規則違反でもないし・・・。
でも、そういうのが・・・場違い!って、言うんですよね(笑い)

麓の駅に着くと、もう旭川に戻る事にした。
これ以上ここに居ても、あまりいいことはなさそうだ。
そう思って、バスで旭川に向かった。

しかし、次の笑っちゃう事も、ちゃ~んと待っていた。やっぱり旅っていいですね(笑)

   それでは、また。




  1988年 北海道旭川にて

2009-10-22 02:02:31 | 北海道一人旅
時刻表は、見つかりました。
青森から函館そして札幌までは6時間25分。
札幌から釧路は、5時間。
釧路から網走は、4時間。
網走から旭川は、3時間36分。

イヤ~、本当によく電車に乗りましたね。7泊8日の半分は電車に乗っていたかも?
でも7泊中、4泊は車中だったんです。本当に寝不足でした(笑)

旭川に着くと、まず宿を決めた。なんと、またベットが3つあった。
もちろん窓際のベットにした。
次の日僕は、路線バスで層雲峡に向かった。例によってけっこう長くバスに揺られ、
目的地の層雲峡の入り口に着いた。
ところが、なんと、雪が降ってきたではないか・・・!?
ちょっと待ってくれよ、もうすぐ5月だぜ。
仕方がないので僕は、売店で後々大活躍してくれる500円のビニール傘を買った。
 
   (写真と本文は関係ありません)

とにかく僕は、「流星の滝」と「銀河の滝」を見るために、川に沿って遊歩道らしき道を歩き始めた。
最初は、雪もそんなに積もっていなかったのだが、進むにつれだんだん雪が深くなっていった。
「やばいぞっ!」と思った時には、もう遅かった。
もう何処が道かなんて分からなかった。一面真っ白!!
「でも渓谷沿いに進めば、2Kmも歩かないうちに滝に出会えるはずだ。」
そう思った僕は、雪がひざ下まで深くなろうがお構い無で進んでいった。
とにかく1度決めた事は、やり通すのが、僕の特技!!それが、災いした。
それにしても、ズボンはびしょ濡れ、靴はぐしょぐしょ・・・
コートも薄手の春用だし・・・さむい。
もちろんここは、標高も、たぶん1000mぐらいあるので、旭川の街中とは全然違う。

僕は、白い息を吐き、500円のビニール傘を握り締め、やっと滝までたどり着いた。
ちょっと離れてある、2つの滝が、美しく、力強く流れ落ちていたけど、足は冷たかった。
こんな天候でなければ、もっと先まで行きたかったのだが、さすがにこれで引き返す事にした。

    (写真と本文は関係ありません)

さっきの層雲峡の入り口のバスターミナルまでやっとの思いで戻ると、
土産物屋の並びのさらに奥の方に、「層雲峡博物館」というのを見つけた。
まあとにかく、「ひとつ目の笑っちゃう話」が終わったので、博物館を見ていく事にした。

「層雲峡博物館」は、大雪山の生成や構造、動植物の生態を展示しているらしい。

   つづきは、また、明日・・・の予定(笑い)





  甦って来た、北海道

2009-10-20 02:45:24 | 北海道一人旅


北海道の地図を実家から持ってきましたよ。
もちろん当時の地図です。
通った所をピンクのラインマーカーで、線が引いてあります。
改めて地図を見てみると、相当な距離を移動していますね・・・7泊8日で・・。
あの頃は、村上春樹の小説に傾倒していたので、
北海道旅行の事も、原稿用紙40枚ぐらい書いてあるんですよ。
今日実家で、ちょっと読んでみたら、摩周湖でのカメラマンとの会話までかいてありました。
村上春樹っぽい文章です。(笑)

  

さて、列車は網走を発車し旭川まで向かう。
確か特急だったはず。自由席なら、周遊券で乗れるのだ。

そうですよね。当時使った時刻表もどこかにあるのかな?
予定を書いたノートとか・・・確かどこかにあるはずだ。
そうすれば、乗った列車名とか、泊まったホテル名とか、分かるはず。
あ~、また捜しに行こうっと。

  
          釧路                       網走

そんな訳で、列車は夕方旭川に着き1泊して、次の日の夜行で、稚内まで行く。
明日1日は、近辺を観光だ。
ところが、旭川では4つも笑っちゃう事があったんですよ。

 
    
    それでは、また。

  めまいがしちゃうぞ!!

2009-10-18 03:10:23 | 北海道一人旅
今日も、すっかり遅くなってしまった。
夜のアルバイトが、「めまいがする」という事で、急きょ休み!!
1人だったので、仕込がなかなか終わらなかったのだ。
彼は、前にもそんな事があったので、今度こそ、根本的に治療した方がいいと思うがどうだろう?
そうなる度に医者に行って、薬で治していたんでは、いかんのでは・・・?
車も運転できない程、めまいがするらしい・・・僕には想像もつかない!!


釧網線は、釧路から網走までのローカル線・・・だと思う。
僕が乗った時は、確か2両だったと思うけどな~?
ほとんど人は乗ってなくて、でも、途中でおばあさんとお孫さんの男の子の2人組みと話したな。
男の子は3歳か4歳ぐらいだったような・・・とは、けっこう遊んだ。
ビデオカメラを持っていたので、映してあげて再生して見せてあげたら、
びっくりして、おばあさんのところへ帰っていってしまった。
あの頃は、まだ再生画面なんてついてなくて、再生って言っても、
撮影の時みたいに覗き込んで見るので、そんな中に動いている自分が映っているので、
びっくりしたんじゃないかな?今では考えられないけど、ほんの20年前のことなんですね。
今の子供たちが生まれた時からビデオを知っているのとは大違いですね。

何時間乗ったか覚えてないのだけど、確か網走で次の電車に乗るまでに、
駅の近くの食堂で、何か食べた気がする。
とにかく、「駅と海」しかなかったような覚えがあるんだけど、どうだったんだろう?

実家に行って、北海道に行った時の地図やらなにやら持ってきて、もう1度調べてみます。

   あ~もう3時過ぎてしまった・・・それでは、また。

  お久し振りです

2009-10-17 03:38:50 | 北海道一人旅
3日も休んでしまいました。旅行以外では、初めてですかね?
仕込があったり、店舗検査の為の掃除があったりと、ほとんど暇が無かったので、
マラソンの練習も、今日が3日ぶりでした。もうすぐ本番なのに・・・。

そんな訳で、21年前の北海道・・・。
釧路で1泊して次の日は、レンタカーを借りて
   「阿寒湖」「屈斜路湖」「摩周湖」
を、見に行った。

阿寒湖では、食堂のおばさんが、僕が食事をしている間中、
前に座って、話をしていた。5月の連休前なので、すご~く暇らしい。
肝心の阿寒湖も、観光船が湖を行ったり来たりして、氷を割っていた。
もちろん観光船が運航するのは、ゴールデンウィークからだ。
阿寒湖の印象は・・・・観光地・・・だった。
僕は、食堂のおばさんが是非見て行ってくれと言う、
「阿寒湖博物館」イヤ、もしかしたら「まりも博物館」・・・?
いや~全然違うかもしれないけど、誰も見ている人のいない、
その施設を一通り見ると、屈斜路湖に向かった。

屈斜路湖は阿寒湖とうって変わって、すごく大きい。
あんまり観光地っぽくないんだけど、
大きすぎて、クッシーが泳いでいる以外、特になんていうことは無かった。(笑)

そしていよいよ摩周湖・・・。
霧の摩周湖と言うくらい、湖面が見えたらラッキーらしい。
摩周湖は、湖のちかくまでは行けない。
ところどころに展望台のようなものがあって、そこから眺めるのだ。
何処に行っても、誰も居ない時期、摩周湖の展望台にも、誰も居なかった。
僕は、柵に持たれながら、湖面を見つめた。
初め、もやの様なものがかかっていたが、やがてそれが晴れてくると、
湖全体が、見渡せるようになった。真ん中にぽつんと小さな島がある。
でも湖面は、凍っているようだった。
その時だった。背後から声がした。
「待っているんですよ。」と彼。僕が振り向くと、続けて・・・
「氷が解けるのを、待っているんです。」と言いながら、カメラを構えて、立っていた。
僕は、「カメラマンか、なんかなんですか?」と聞くと、僕のほうをジッと見て、
「カメラマンです。」と、言った。
話を聞くと、彼は、毎年摩周湖の氷の解ける様子をカメラに収めているとのこと、
僕が、摩周湖は初めてだと言うと、
「あなたは本当に運がいい。初めてで、湖面を全部見ることが出来るのは、稀ですよ。」と、言ってくれた。
嘘でも、嬉しかった。僕も彼に、
「いい写真が撮れるといいですね」と、言うと、摩周湖を後にした。

とにかく、北海道は広い。釧路からの往復のドライブは、本当に真直ぐだ。
ただひたすら、同じ景色の中を走り続けていく。
電車や車でも、地平線が見えるところがあるのには、びっくりする。
本州では、まず無いのではないだろうか?

釧路に戻って、タバコ屋の民宿で2泊目の夜を迎え、
次の日に、民宿のおばさんにさよならを言うと、駅に向かった。
釧網線で網走経由で旭川までの予定だった。
釧路までは、順調に旅は進んでいたけれど、旭川からは、うって変わって、大変でした。(笑)

   それでは、また。






  明日は、流山ロードレース

2009-10-11 02:58:41 | 北海道一人旅
明日は、流山ロードレースです。
うちの夜のバイト君も走るのですが、ちょっと練習不足・・・。
70分の制限時間内に走りきれるか微妙です。
幼稚園時代のお友達のお父さんも走るので、応援には行こうと思います。
考えてみれば、自分が出ないレースに行くのは、初めてです。
僕も、いつもみんなの応援に勇気付けられているので、
お店があるので、ゆっくりはしていられませんが、しっかり応援して来たいと思います。


「札幌に行ったら、やっぱり時計塔でしょう。」という事で、行ってきましたが・・・
「これが、時計塔なんだぁ~」って感じでした。
都会のビルの谷間の中に、ひっそりとある・・・写真で見たのとは、あまりにも違いました。
まあ、高知の「はりまや橋」もそうだったし、そんなもんでしょう。

札幌では、地下鉄に乗ってみたり、中島公園に行ってみたり、
確か釧路までの電車が、14時ぐらいだったので、それまでぶらぶらしていました。
札幌の印象は、「都会だな~!」って感じでした。

時間が来て、特急に乗り、釧路に向かう。
確か、4時間ぐらいかかったような気がする。
景色が、ずーっと同じ畑?で、ついウトウトしてしまうのだが、
何度目を覚ましても、同じ景色だった。ただ、太陽の位置が、少しずつ西へ移動していった。

釧路に着くと、もう、暗くなっていた。
例によって、駅で宿を探す。たまたま売店のおばさんに聞くと、
「うちで民宿やってるから、泊まっていきな」といわれ、
「今すぐ終わるから、一緒に行こう。」と、
駅からすぐそばの、煙草屋さんの二階の部屋に連れて行かれた。
民宿とは言っても、本当に普通の家だった。
お風呂も、家族と順番に入った。(笑)
だいたい、2階の他の部屋に、家族も住んでいるんだから笑ってしまう。
僕の部屋なんか、2段ベットと、シングルのベットが置いてあって、
何処で寝てもいいとのことだった。
素泊まり3000円だったと思う。
僕にとっては、何の問題も無かったが・・・。

   それでは、また。