語る、シェフ

小さなレストランのオーナーが、日々の出来事を語ります。

  お久し振りです

2009-10-17 03:38:50 | 北海道一人旅
3日も休んでしまいました。旅行以外では、初めてですかね?
仕込があったり、店舗検査の為の掃除があったりと、ほとんど暇が無かったので、
マラソンの練習も、今日が3日ぶりでした。もうすぐ本番なのに・・・。

そんな訳で、21年前の北海道・・・。
釧路で1泊して次の日は、レンタカーを借りて
   「阿寒湖」「屈斜路湖」「摩周湖」
を、見に行った。

阿寒湖では、食堂のおばさんが、僕が食事をしている間中、
前に座って、話をしていた。5月の連休前なので、すご~く暇らしい。
肝心の阿寒湖も、観光船が湖を行ったり来たりして、氷を割っていた。
もちろん観光船が運航するのは、ゴールデンウィークからだ。
阿寒湖の印象は・・・・観光地・・・だった。
僕は、食堂のおばさんが是非見て行ってくれと言う、
「阿寒湖博物館」イヤ、もしかしたら「まりも博物館」・・・?
いや~全然違うかもしれないけど、誰も見ている人のいない、
その施設を一通り見ると、屈斜路湖に向かった。

屈斜路湖は阿寒湖とうって変わって、すごく大きい。
あんまり観光地っぽくないんだけど、
大きすぎて、クッシーが泳いでいる以外、特になんていうことは無かった。(笑)

そしていよいよ摩周湖・・・。
霧の摩周湖と言うくらい、湖面が見えたらラッキーらしい。
摩周湖は、湖のちかくまでは行けない。
ところどころに展望台のようなものがあって、そこから眺めるのだ。
何処に行っても、誰も居ない時期、摩周湖の展望台にも、誰も居なかった。
僕は、柵に持たれながら、湖面を見つめた。
初め、もやの様なものがかかっていたが、やがてそれが晴れてくると、
湖全体が、見渡せるようになった。真ん中にぽつんと小さな島がある。
でも湖面は、凍っているようだった。
その時だった。背後から声がした。
「待っているんですよ。」と彼。僕が振り向くと、続けて・・・
「氷が解けるのを、待っているんです。」と言いながら、カメラを構えて、立っていた。
僕は、「カメラマンか、なんかなんですか?」と聞くと、僕のほうをジッと見て、
「カメラマンです。」と、言った。
話を聞くと、彼は、毎年摩周湖の氷の解ける様子をカメラに収めているとのこと、
僕が、摩周湖は初めてだと言うと、
「あなたは本当に運がいい。初めてで、湖面を全部見ることが出来るのは、稀ですよ。」と、言ってくれた。
嘘でも、嬉しかった。僕も彼に、
「いい写真が撮れるといいですね」と、言うと、摩周湖を後にした。

とにかく、北海道は広い。釧路からの往復のドライブは、本当に真直ぐだ。
ただひたすら、同じ景色の中を走り続けていく。
電車や車でも、地平線が見えるところがあるのには、びっくりする。
本州では、まず無いのではないだろうか?

釧路に戻って、タバコ屋の民宿で2泊目の夜を迎え、
次の日に、民宿のおばさんにさよならを言うと、駅に向かった。
釧網線で網走経由で旭川までの予定だった。
釧路までは、順調に旅は進んでいたけれど、旭川からは、うって変わって、大変でした。(笑)

   それでは、また。






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