語る、シェフ

小さなレストランのオーナーが、日々の出来事を語ります。

  なぜ?マラソンの謎

2010-05-14 00:43:33 | かすみがうらマラソン
「なぜ走るのか?」
30km~ゴールに向け、苦しい・・・それは苦しい思いをしていると、ふと頭をよぎる疑問です。
たぶん、ゴール後の快感の為だと思います。
その為には、程度の差こそあれ「苦しまなければ・・・。」

前にも書いたかもしれないですが、僕がゴールした時思うのは、42,195kmを走れた喜びじゃあないんです。
42,195kmを走れるように、毎日毎日走り続けた自分を思い、嬉しいんです。
「練習がやだなぁ~」なんて思った日もたくさんあります。
僕に限らず、働きながら練習しているランナーは、みんな練習時間を取るのに大変なんじゃないかな?
そんな中、やりくりして一生懸命練習して・・・歯を食いしばって走り、笑顔でゴールする・・・。
今回初マラソンだった僕の同級生が言ってました。
「半分までは根性だけど、残りは気力だね。」
まさにその通りだと思います。
どんなに遅くても、前を向き、「絶対にゴールしてやる」という強い意思を持ち、走り続ける。
僕もマラソンを経験してから、本当に前向きに粘り強くなりました。(笑)
あきらめない・・・たとえ可能性が1%でも、前に進んでいく。
あきらめた時点で、可能性が50%でも1%でも終わりには違いないですからね。
日常生活でも、良く、フルマラソンの苦しい時を思い出しますよ。
そうすると、本当にがんばれるんですよ・・・負けるもんか!!ってね。
 
   

そんな風に、今回のかすみがうらマラソンも終盤を迎えてきた。
股関節痛は思ったより影響がなく、このペースで行けば4時間30分ぐらいで走れそうだ。
40km地点を通過し、最後のエイドステーションで水分を補給し、
残り2km・・・ゴール目指してひた走っている時、
股関節が痛くて思うように練習が出来なかったのに、
それでもがんばって練習して、こうやってゴールに向かっている事を思うと、
なんか、ジ~ンときてしまった・・・。
「早く足を治して、来年こそは念願の4時間切りを達成してやる」
そんな事を思いながら、ゴールである運動公園の競技場に入っていくと、
「シェフ~!!」と、応援に来てくれているパートさんの声。
可愛らしい横断幕を掲げ手を振っている・・・僕も笑顔で手を振り、それに答えると、
最後の直線を、残っている全ての力を振り絞り、両手を突き上げながらゴールを走り抜けた。
そして、いつものように振り返り、
レースを支えてくれたスタッフの皆さん、応援してくださった皆さんに一礼した。
こうして僕の、40代最後のフルマラソンは終わった。
 
 
  パートさんが撮ってくれた写真
   
  それでは、また。

  30kmからの長い旅

2010-05-13 01:59:07 | かすみがうらマラソン
2人で塗ったウッドデッキが、雨に濡れていい感じになってきました・・・塗りムラがあるけど・・・(微笑)

何とか30km地点に到達した僕は、これから先の8kmのきつさを覚悟していた。
何度走っても、僕ぐらいの練習量じゃ30kmからがきつい・・・。
それでも、どんな状態でも38km地点ぐらいまで行くと、応援も多くなってくるせいか、持ち直してくる。
そして、40km地点まで来ればこっちのもんだ。気分的にもすごく楽になる。

初めて走った時のように、膝を痛めて10kmぐらい歩いた事もあったし、
16km地点で、なぜか体に力が入らず、モウロウトしながらゴールした事もあった。

良く聞かれる質問に、「走っている間何を考えているのか?」って言うのがあるが、
練習と本番は違いますね~。
練習の時は、普段1時間も走らないので、その日の目標の走り方のペース配分を考えていると、
「あっ」というまに終わっちゃいますね。
それでも、今日は「流し~」みたいな日は、日常のことをあれこれ考えますね。
そうそう、怒りと共に走るときもあります。(笑)
もうこの時は、めちゃめちゃに飛ばします・・・フォームもペースもありません。
でも、走り終わるとスッキリします。(笑)
スポーツで汗をたくさんかくのは、本当にいいものです。

  

本番のレースの時は、ハーフはともかく、フルなら最初はとにかく、走っている事をあんまり意識しないように走ります(笑)
もちろん途中のラップはチェックしますが、25~6kmまでは、自分が走っている事をあんまり意識しないように・・・。
だいたいは、周りの景色を見たり、それに関して思い出したことを空想したり、とにかくお散歩気分で走ります。
ところが、30kmぐらいからはもう全身全霊で体を動かして、気持ちだけは負けないように前に進む事だけを考えます。
苦しくなると良くつぶやくのが、「右、左、右、左・・・」です。
とにかく、どんなに遅くても、右足と左足さえ交互に出せば、いつかゴールに着くんです。
1歩がなければ、10歩もそして1kmも10kmもありません。
そう思うと、本当にがんばれるんです。あきらめないで、前向きに・・・・。

  今日は、ちょっと語っちゃいました・・・明日も語っちゃいますよ!! では、また。



  かすみがうらマラソン 3

2010-05-11 01:59:08 | かすみがうらマラソン
今日は、ウッドデッキを塗りました・・・が、雨も少し降ったし、最後は真っ暗になってしまいました。
電気を付けてよく見てみると、暗くなってからのところは、イマイチでした。
もう一回塗りますよ~!!夫婦で!?

昨日お礼を言うのを忘れてしまった、クローバーさん・・・コメントありがとうございます。
がんばって書いていきますよ!!

10km通過が、約1時間。例年より4~5分遅いが、予定通り。
このまま何とか10kmを1時間ペースで走って行きたい。
走すれば、30kmで3時間・・・30~40kmは1時間15~6分かかるだろうから、
それでもこのペースで行けば、4時間30分ぐらいでゴールできるはず。
ただ、故障している足にこれ以上何もないと仮定してだ・・・。

そんな事を頭で思い描きながら、10km地点を通過。まだ道は広い。
これが距離が進むにつれ、だんだん狭い道路になってくる。
23km以降は、軽自動車ならすれ違いできるぐらいの道幅になる。
それほど、ランナーの列が長く細くなると言う事だ。

今年は気のせいか、子供たちの応援が多い様な気がする。
子供たちが並んで手を出して、ランナーがタッチをしていくのをやっていると、
右だろうが左だろうが、タッチしに行く。これは、楽しみの一つだ。
でも、大人でやっている人は、いなかった様な・・・いや、一人いた、女性だったような気がする。
子供を連れた、若い奥さん風の女性だった・・・かな?妄想かもしれないです(笑)

 

10km~20kmを56分で通過。
23km地点で、予定通り例年通り公園のトイレに寄る。
僕が出てくると、1人のランナーが女性用に入っていく・・・。
「あっ、そっちは違いますよ!!」と叫ぶも、入っていってしまった。まあ、仕方がない。
トイレを出てコースに戻ると、応援船に乗って応援に来てくれた人たちがいるはずだったのだが、
なんか様子が変だ。人があまりいない・・・。
僕は、今年応募し忘れたので誰も来ていないが、例年は、もっと人がいたような気がする。
応援船は、霞ヶ浦を通ってやってくるのだが、すご~く古い船らしい。
それで、良く欠航になるのだ。妻曰く、「新しい船にしない限り、無理だね」と断言する程ボロイらしい。
妻たちも、2回ほど欠航になったことがある。でも、無料だという事を考えると、文句も言えない。
でも結局、どうだったのかは確認できないまま、
来年は、ここで身内の応援を受けたいものだと思いながら、走り去っていく。

さ~て、そろそろ筋肉が疲れを感じ重くなり始める距離になってきた。
それでも、30km地点ぐらいまでは、何とか足も上がる。(今年はもともと上がってないが・・・)
左側に、れん根を栽培する水田?が現れ始めると、その向こうに、霞ヶ浦が見えてくる。
その頃になると、応援もぐっと減って元気もなくなってくる。
時計を見ると、なんとか30km地点3時間で行けそうだ・・・。
僕は、急速に衰えていく自分の体力を感じながら、
「とにかく30kmまでだ・・・。」と、言い聞かせ走り続けた。

   それでは、また。

  かすみがうらマラソン~スタートしてから~

2010-05-09 00:39:21 | かすみがうらマラソン
明日は母の日ですね。今年もケーキと公園と庭で摘んだ花束・・・の予定です。
 
 
         
摘んできた 公園や庭の草花

さすがに今年は出場者が多く、スタートしてからも、足を踏まないように下ばかり向いて走っていた。
それでも常磐線を越えて右に曲って広い道路に出ると、ほぼ問題なく走れるようになった。
僕はとにかく、歩幅を小さく、足を前に出し過ぎないように、注意深く走り、
だんだん体も温まり、いい感じで走れるようになると、余裕も出てきた。
 
 

天気はいいし、気温も僕にとっては申し分なかったし、時折吹く風が最高に心地よかった。
もう少し暑くても僕にはOKだったが、一般的にはちょっと暑かったみたいだ・・・。

毎年思うことだけど、最初の10kmを走っているうちに、
今年も42,195kmに挑戦出来る健康な体でいられたこと、
そして、この大会を支えてくれている多くの人たちの事を思い、感謝の気持ちでいっぱいになる。
とにかく一歩一歩進んでいけば、スピードはともかく、必ずゴールにたどり着けるのだ。
簡単な事だ・・・右足と左足を交互に前に出せば・・・必ずゴールにたどり着く。

再び常磐線を越えるために坂を上っていく・・・僕は顔を上げはるか前を見てみるが、
人しか見えない。後ろを振り返ってみても同じ事だった。
こんな時思うのは、やっぱり僕は「その他大勢」なんだなって事だ。
ただ黙々と走っているランナーの1人・・・。
でも、僕だって他の人だって、ある場所の誰かのところに行けば、きっと特別になれる。
この大勢のランナー達にも、「きっとそういう所があるんだな~」なんて思いながら坂を上っていく。
今のところ上りも順調だ。ただペースは今のところ1km6分のペースだ。
調子がよければ、もう少しペースを上げてみよう。


 
 といったところで、眠くなってしまった・・・「誰も待っていない」かもしれない続きはまた明日!!

 10回目の「かすみがうらマラソン」+「佐倉健康マラソン」にも1回出てます。

2010-05-08 01:23:15 | かすみがうらマラソン
僕は、常磐自動車道を順調に車を走らせながら、窓の外の青空を見て、
「いい天気になって良かった・・・。」とつぶやいた。

1人でマラソン会場に向かうのは、諏訪湖マラソンの1回目~3回目以来だ。
かすみがうらマラソンでは、初めてのことだ。
それでも、後でパートさんたちが応援に来てくれるので、心強かった。

桜土浦インターで降り、6号線のバイパスに入るのに混雑しているので、
下調べしてきた通りに、手前で左折しバイパスの側道に出てなんなく合流・・・。
バイパス沿いに、大会側が用意してくれた無料駐車場がある。
そこからシャトルバスが出ていて、無料で会場まで乗せて行ってくれるのだ。
ところが、バイパスの出口がすごい渋滞で、本線まで並んでいる。
少し並んでいたが、とても無理と判断して、ひとつ先の出口から出て回って行こうと考えた。
この作戦は成功し、何ということなく駐車場に入る事が出来た。
  
シャトルバスで駅前まで運んでもらい、そこから歩いて会場まで5分ほど・・・。
解ってはいたが、今年は明らかに人が多い。
歩道を埋める人、人、人・・・。それでも、この人達全員が走るわけではない。
それでも今年は、出場者が多いのでスタート場所が広いところに変わったのだ。
とにかく僕は、「毎年恒例の場所」を確保する為に会場に急いだ。
「恒例」の場所は、例年よりはるかに混んでいて、一人だから良かったものの、
家族で来たら、ダメだったかもしれない。来年は考えなければ・・・。

そんな事を考えながら、着替えを済ませ、プログラムなどをもらいに行く。
ついでにトイレに寄り、「恒例」の場所に戻る。
それから、妻が作ってくれたおにぎりを2コ食べ、時計を確認・・・まだ9時前だ。
10:00のスタートまで、まだ1時間ある。
車の中で、おにぎりを3個食べてきた。
今までの経験で、レース1時間前までに、妻のおにぎりを5個食べるとちょうどいい。
食べ過ぎると、もちろん走れないし、少なくても、途中で空腹になると、もうどうしようもない。
車の中で3個、着いてから2個・・・これが一番いいですね。
前の日の晩も、しっかり食べないとダメですよ。
もちろんこれは僕の場合であって、人それぞれ違うと思います。

さて、僕はゴールとなる競技場を見つめ、深呼吸をして目を閉じた。
そして静かに呼吸をしながら、今日のレース展開を頭に思い描いた。
足の故障があるので、決してペースをあげない事。これだけは絶対に守らないと・・・。
それから今回の練習の事も、頭の中で振り返り、「大丈夫、ちゃんと練習してきたぞ」と自分に言い聞かせた。

僕は目を開くと、応援に来てくれているはずのパートさん達を、目で探した。
今年は、去年10マイルに参加した同級生が、「初フルマラソン」挑戦で、
訪ねてくると言っていたのに、彼も来ない・・・。
結局誰とも会えないまま、Tシャツ、短パンになり、「走れ!!慎之介」と書いた鉢巻を締め、
故障用に持ってきた、本来は腰用のコルセットを持って、スタート場所へと向かった。
途中、ウォーミングアップの出来るグラウンドで、ゆっくりとストレッチをして、
スタート20分前に、Cグループの列に並んだ。
僕が、初めてかすみがうらマラソンに参加した時は、4~5千人だったと思う。
スタートの時も、5分前ぐらいに適当に並んで、「はい、スタート!!」って感じだったのに・・・。
ところが、今年はなんと約1万3千人がエントリーしたらしい。
そして、5kmと10マイルを合わせると2万人を越える。
後から聞いた話だと、同級生はFグループだったのだが、
スタートしてから本当のスタート地点まで10分はかかったらしい。
僕もスタート前に、後ろを振り返ってみたんだけど、ぜったい1km以上あるなって感じでしたね。

そしていよいよスタートの時間が近づいてきた。
僕は、パートさんたちがスタート地点にいるはずだと思っていたが、
右側か左側か?スタート地点のどの辺に居るのか?
僕にとっても初めてのスタート地点なので、皆目見当がつかなかった。
並ぶ前に会うことも出来なかったので、何の打ち合わせもしていないのだ・・・。

そうこうしているうちに、何となく緊張感のないままスタートした。
最初は真ん中辺に居たのだが、右に「やま」を張って、走りながら徐々に右に寄っていった。
そしてスタート地点を通過してすぐ「シェフ~!!」という叫び声(笑)
パートさんたちと目が合い、手を振って確認しあった。
「これで良しっと・・・。」僕はそうつぶやくと、42,195kmの旅に向かって走り始めた。

   それでは、また。

  風邪気味(涙)

2009-04-28 23:11:43 | かすみがうらマラソン
どうも体調が・・・良くない。情けない。もうトシなんだろうか?
50を前にして、いろんな事が今までと違ってきた。まあ、仕方がない。受け入れていかねば!!

元朝倉さ~ん!!、マラソンのこと書いたんで、そろそろコメントしてくれるかな、と待っていました!!
ありがとうございます。
そうなんです、電車でGO!買ったばかりの頃は、
パソコンがしょぼくて全然お話にならなかったんですよ。
いつまでたっても、次の駅に着かないし、
警笛を鳴らすと15秒後ぐらいに「プァ~ン」って鳴ってましたね。

そうそう、それから、うちのお客様の茅ヶ崎に住んでいる娘さん家族が、
たまに実家に来たときに寄ってくれるんですが、
「湘南マラソンの」事を、よく話していますよ。
「是非、走りに来てくださいよ。いろいろ情報教えますよ!」
なんて言われるんですが、ありがたいことです。

それから、アリとキリギリスの話・・・知ってましたよ!!
この前、新聞で読んだんです。産経新聞ですよ。
ちなみに、ブログに載せたのは、「キリギス」なんですよ。ややっこしいです(笑)

これからゴールデンウィークで、そちらの方は人がいっぱい来るんでしょうね。
そういえば、僕も3年間江ノ島[片瀬海岸1丁目]に住んでいたんだけど・・・どうだったっけな?
また、いつかお会いしましょう。

そんな訳で、昨日はお休みしてしまって・・・
今もまだ万全には程遠いですが・・・がんばります。

バナナを持って走って、去年はすごい早く走れたので、
今年も苦しくなったらバナナを・・・。

しかし、エイドステーションで見つけたバナナを持ってみても、全然早くならない。
それどころか、去年よりちょっと短くて走っていると手がネチョネチョしてきた。
気持ちが悪いので、右手から左手に持ち替えたけれど、やっぱり・・・。
仕方がないので食べちゃいました!!
考えてみれば、バナナを持ったら早く走れるくらいだったら、
ずっと持って走ればいいんだ。
そもそも、自分の練習不足をバナナで補おうって言うのは図々しい。

とにかく今年は、奇跡は起こらないらしいので、
現実的に、4時間10分台で何とかゴールできるように目標変更!!
とにかく、ここまで走れた自分、そしてまだまだ走れる自分、
ゴールで待っている息子と母・・・。
「そう、俺は幸せだ!!」
僕は、最後の力を振り絞って残り3Kmを駆け抜けた。
 
   
 42.195Kmを走りきった瞬間まであと3歩? 
    
     
  鉢巻の跡をつけて「にっこり」、そして、完走証

いつもの事だけど、なぜ最後になるとあんなに力が出せるのか?まったく不思議だ。

ゴールした瞬間、僕の名を呼ぶ声が・・・息子と母だった。

僕は、両手を突き上げ笑顔で応えた。
僕は、いつもの様に立ち止まり、振り返ると一礼し、レース全てに感謝した。

そして、芝生の上に倒れこんだ。充実感、達成感、

そして、来年こそもっと練習して4時間を切る・・・。
そんな事を、思いながらゆっくりと目を開けた。
もちろん、とっびっきりの青空が目の前に広がっていた。

   それでは、また。

  いよいよ30Km突入です。

2009-04-26 00:36:53 | かすみがうらマラソン
今日は、1日雨でしたね。
そんな中、わざわざ来てくださったお客様、本当にありがとうございます。
明日は、 晴れるかな?

28Km付近から、だいぶ持ち直してきた。足もそこそこ上がるし、なんか行けそうだ。
とにかく、30Kmまでは頑張ろう。そうすれば、30Km過ぎからはエイドステーションがいっぱいある。
全部寄っていけば何とかなるさ。そんな事を思いながらもくもくと走る。
もうこの付近は、左側はレンコン畑いや、田んぼ?で、右側はその農家が続く。
道は、もうかなり細い。まあ、車が2台何とかすれ違えるぐらいの道幅だ。
もうこの頃になると、歩いている人も結構いる。

   

毎年の事だが、30Kmを過ぎると、足が思うように動かなくなってくる。
エイドステーションで、足に水をかけると、ウソの様に足が上がり快適に走れる。
でも、それもほんの500mぐらい・・・すぐにまた、硬直した足を引きずるような走りになる。

競歩の日本代表の選手は、50Kmを3時間50分ぐらいで、あ・る・く。
日本記録は、47分台だったような・・・?
走る僕より速い!!ちょっとフクザツ。

34Km地点の、毎年一族総出でもてなしてくれるエイドステーションで、ちょっと長居をする。
竹の子の煮物をつまみ、温かいお茶を頂き、フルーツをほおばる。
「毎年本当にご馳走様です。ありがとうございます。」と声をかける。
今年は、お腹が空いてなかったので、おにぎりを食べられなかったのが、ちょっと残念だった。

さて、がんばるぞ。屈伸運動をして、再び走り出す。
もちろん、好調だった。500m迄は・・・。残りあと8Kmぐらいだ。
いつも練習している距離より短いはずだ。いや、確実に短い・・・頑張るんだ。
僕は、無意識にバナナを探していた。バナナはどこだ?

    それでは、また明日。

 

  明日は・・・雨

2009-04-25 02:18:24 | かすみがうらマラソン
ナナメノボトルさん、クローバーさん、コメントありがとうございました。
マラソンの写真は「オールスポーツ」と検索して、
「かすみがうらマラソン」の写真検索に僕の ゼッケンNO8825 をいれると・・・出てきますよ。

  

暇な人は、いや、興味のある方は是非見てください。
という訳で、2人もコメントがあると燃えちゃいますね。本当にありがとうございます。

さて、スタートしてから1Kmぐらいは、応援の人がぎっしりだ。走っている人も、ぎっしりだ(笑)
その最初の1Kmを 今年もまたこうして、健康な体で 42.195Km に挑戦できる事を、皆に感謝しながら、走った。
参加人数が多いので大変かと思ったけれど、それほどでもなかった。
僕は、10Kmを55分のペースになるように1Kmづつラップを確かめながら走っていった。
でも、今年は自分の時計を忘れたので、母の普通の腕時計なので・・だいたい・・だ。
10Km、20Kmと何事もなく順調に走って行った。
日差しは強いのだが、湿度も高くなく、風も丁度良いくらいに吹いていて、本当に走りやすかった。
21.0975Km地点もほぼ予定通りのタイムで通過、22Km地点のいつものトイレで用を足す。

 
   応援船と息子     23Km地点で母が撮った知らない人

さていよいよ息子と母が待つ地点へ・・・。
まず息子を抱き上げて、写真を撮ってもらって、少し一緒に走って・・・親指を立ててレースに戻る。
こんな感じでいいかな?なんて思いながら走っていく。
確かこの辺なんだが・・・いないぞ!!どうしたんだ?
また、応援船が欠航になったのだろうか?(去年も、一昨年も欠航した。)
ダメだ見つからない。そうこうしているうちに、24Km地点まで走ってきてしまった・・・。
なんだよ!息子に会えないのか!?そう思うと、急にペースが落ちてきた。まだ30Km手前だというのに・・・。
これから1番つらい30Km~40Kmに突入するというのに、その前でこれじゃあ・・・。
しっかりしろ!!僕は自分に檄を飛ばした。

さてこれから、どうなるのだろう?果たして無事30Km台を走破できるのか?
今年もバナナは活躍できたのか?数々の謎を残し、僕は風呂に入りに行くのだった。

   それでは、また。

  鯉のぼりとクビキリギスとフルマラソン

2009-04-23 01:02:17 | かすみがうらマラソン
ジュンちゃんコメントありがとうございました。「半月版損傷」って・・・大丈夫なんですか?
とても心配です。まだ若いんですから、復活するよう頑張ってください。

  

さっき、「鯉のぼり」を撮影していたら、部屋の中で「ジィー」と連続的な高い音が聞こえてきた。
ふと、音のするほうを見てみると、天井近くの壁に1匹のクビキリギスが・・・。
いつも今頃になると、前の公園で鳴き出すキリギリス科の虫だ。
僕は、撮影が終わると、椅子を持ってきて今度は彼を撮影し、そして捕まえ様としたが1回目は逃げられた。
2回目は、低いところだったので捕まえる事が出来たが・・・
可愛そうに・・・後ろ足が1本無い。でもまあ、飛べるんだから、何とか生きていけるだろう。
ぼくは、玄関を出て前の公園に彼を放した。やれやれ。
後からこうして写真を見てみると、撮影した時、後ろ足は2本ありますね。
ということは、飛んで逃げた時に足が1本取れちゃったんですね。悪い事をしたな。ごめん。

  

ところで「鯉のぼり」・・・パートのきーちゃんが折り紙で作ってきてくれたんですよ!!
素敵でしょう?息子と作ったレゴの家に立ててみましたよ。
ますます素敵でしょう?きーちゃんありがとうございます。

僕の並んでいる辺りからは、スタート地点はまったく見えない。
しかも僕は背が低い・・・。仕方がないので空を見ていた。今日は本当にいい天気だ。
湿度も丁度いいし、風も心地よい。練習さえみっちり積んでいれば、いい記録が出そうな日だ。

   

拍手が起こる。どうやらスタートしたらしい。それでもまだ、僕のいるところは動かない。
それでも、やがて列はゆっくりと前に進み始めた。
母と息子は、右側で待っているといったので、じわじわと右側に寄っていく。
スタート地点を通過する頃には、もうゆっくり走れる様になっていた。
いよいよこれから、42.195Kmの旅の始まりだ。
少し行くと、母と息子が手を振っている。
僕は撮影しやすいように、止まってポーズをつけた。
母の隣おじさんが「余裕だね。」と言っていたが、この時点で余裕が無かったら大変だ。(笑)
息子ともハイタッチを交わし、健闘を誓った。
2人には、23Km地点でまた会える。応援船に乗って来てくれるのだ。
とにかくまずは、そこまで頑張る。そして、息子に会って・・・もうひと頑張り!!
そんな予定だった。しかし、「予定は未定であり決定ではない」・・・だった。

    それでは、また。

  その日の朝は・・・

2009-04-22 00:58:41 | かすみがうらマラソン
マラソン当日、実は寝坊した。
AM6:45に出発の予定だったが、起きたのがAM6:30・・・。
厳密には、妻に起こされた。ありがとう。
まあ、時間的に余裕はあるのでそんなに慌てる事は無かったが、母に「遅れる」と電話する。
妻は、残念ながら体調不良で不参加。残念だ。

急いで着替え、妻が作ってくれたおむすびと、着替えやら荷物を持ち、息子と共に車に乗り込む。
途中実家により、母を乗せて柏インターから常磐自動車道へ・・・。

いつもの事だが、前の晩寝るのがどうしてもAM1:00過ぎになってしまう。
それで、42,195Km走るんだから、体に悪そうだ。せめてAM0:00には寝たいものだ。

毎年の事だが、交通量は多いが、流れは順調だ。
どうせ僕の車(ぽん太)は、今年も110Km/hしか出ない。
土浦桜インターで降りると、何と渋滞!!適当に脇道に入ると迷ってしまい、
それでも、ちょちょいのちょいと駐車場まで辿り着いた。
道はどこまでも繋がっている。方向さえ間違えなければOKさ。
 
 
 シャトルバスの乗り込むぞ!

さてここから会場まで、無料シャトルバスに乗っていく。いよいよだ。
今年はかなり、エントリー数が多く24000人位らしいが、すべてはスムーズに運んでいる。
これも、「大会を運営している人達のおかげなんだろう」と思うと頭が下がる。ありがとうございます。
 
  
  駅から会場までの道のり、赤い上着に黒い帽子が母

土浦駅前に到着!バスを降りて会場まで5分ぐらい歩く。すごい人だ。
駅前のコンビニは、人で溢れている。「すご~い売り上げなんだろうなな」んて思いながら通り過ぎる。
その時だった。恐ろしい事に気付いた。
「あっ!?時計忘れた」 
なんと言うことだ・・・走っている時の「唯一の友達」の時計を忘れるなんて・・・。
すかさず母が、自分の腕時計を「これでもしていけば?」と差し出す。
「え~」と思ったけど、僕レベルのランナーにはこれで十分だと思い直して借りる事にした。
不思議な事に、手首にもピッタリだった。母が太いのか、僕が細いのか?
 
  
  この[ゴール]に帰ってくる       息子と、レース前の記念撮影

無事会場に着き、場所取りも完成し、朝ごはんのおむすびを食べる。
だんだんと「走るぞ」モードに精神統一していく。
今年は、寝坊したので「有森さんのストレッチ」は遠くから見るだけにして、
コンタクトレンズを装着し、トイレに行っておく。
戻ってきてから、鉢巻をし息子と記念撮影をして、いざ出陣!!
今年は、日差しが強そうだ。鉢巻の後がくっきり残るぞ!!でも、鉢巻をしないと気合が入らないんだよね~。

スタートする為に、列に並びに行く。かすみがうらマラソンは9回目だが、明らかに人が多いい。
何とかもぐりこみ、スタートの10:00を待つ。
さて、今年はどんなレースになるだろうか?

   それでは、また。