語る、シェフ

小さなレストランのオーナーが、日々の出来事を語ります。

  今日も暖かかったですね!?

2009-11-11 03:08:44 | 北海道一人旅

いやぁ~、今日八百屋さんに行って「暖かくて気持ち悪いねぇ~」なんて話したんだけど、
本当に、暖かかったです。
そうそう、またパソコンがパワーアップしたんです!!
今度は、ハードディスクを60GBから160GBにしたんです。イヤ、してもらったんです。(笑)
メモリも以前256MBから1GBにしてもらっていたので、ものすごく快適になりました。
快適にしてくれたのは・・・もちろん、妹の夫の双子の弟の顕ちゃんさんです!!ありがとうございます。
そんな訳で、ホームページもブログもがんばるぞー!


   
      阿寒湖                                  摩周湖
 
   
     層雲峡 流星の滝と銀河の滝
   
       宗谷岬 記念碑と最北端の店&民宿           間宮林蔵銅像


そうなんですよ、宗谷岬から国道238号線を人生を変えるべく、黙々と歩いていると、
僕の横に車が止まったんです。僕は立ち止まり、運転席の方を見ると窓が開いて、彼は言ったんです。
「お兄さん、何処まで行くの?良かったら乗っていかない?」

助手席に座って、彼がなぜ僕を乗せてくれたか?訳を話してくれた。
それは、こんな話だった。

僕は、昨日礼文島に行ったんだ。それで、歩いて一周しようとしたんだけど暗くなって来ちゃって、
どうしようかと思ったところ、1台の車が僕を乗せて行ってくれたんだ。
そんな事があった次の日・・・まあ、今日だよね、宗谷岬に行く時に歩いている君を見かけたんだ。
その時から、ヘンだなぁ?って思っていたけど、案の定、帰りにもまだ歩いてるじゃない。
こりゃあ、昨日の僕と似たような状況だなーって思って声をかけてみたんだ。
本当に良かったよ。

彼は、そう話し終わると、僕のほうを向いて、ニッコリ笑った。
もちろん僕も、ニッコリ笑った。

稚内に着くと、僕は彼をお茶に誘った。お金が・・・本当に少ししかなかったので、
たいした御礼は出来ないけど、何かしたっかたのだ。

喫茶店では、、
彼が阿寒湖で木彫りの仕事をしている事、
出身は、東京の練馬区だという事、
本当は、牧場で働きたくて北海道に来たけど、欠員がなく今の仕事をしている事、
今は、ゴールデンウィークの忙しくなる前に、北海道をイロイロ旅している途中だという事・・・
そんな事を話した。

稚内で、握手をして別れてからもう21年・・・1度も会った事はない。
東京に帰って来てから、お礼の手紙を買いたが、返事は来なかった・・・。
でも、自分の夢に向かって一生懸命生きている彼を見て、僕は元気になった。
それに、優しさは絶対に伝染していくものだと、このとき確信した。
優しさに触れた人は、きっと何処かで誰かに・・・優しい気持ちになれるはずだ。

僕は、稚内駅で夜行急行 札幌行き 「利尻」の発車を待った。
発車間近になった時、結婚披露宴からやって来たと一目で分かる一団が現れた。
花嫁と花婿を中心にみんなでにこやかに話している。静かだった駅構内が急に賑やかになった。
「利尻」には、寝台車も連結されているので、彼らはそれに乗るのだろう。
もちろん僕は、自由席で座って寝る。(笑)

列車が発車する時、みんなで万歳三唱をしていた。
これも一つの奇跡だと思った。
こんな最北の地から、「東京に帰ってからがんばるぞ~!」なんて思っている僕に、
これから人生の新しい門出を迎えた2人と、同じ列車で出発する。
しかも、万歳三唱付だ(笑)
彼らは、今何処で、幸せに暮らしているのだろうか?

5時55分に(GOGOGO)札幌に着き、小樽に寄っていく予定だったが、とにかく疲れていたので、
函館まで、いっきに行ってしまうことにした。
函館に着くと、まず駅でホテルを紹介してもらい予約し、銀行に行って、念願のお金を下ろした(笑)
そしてもちろん、お腹がペコペコだったので、いっぱいご飯を食べた。
それから、市場を見学していたのだが、どうにもこうにも疲れてしまって、
ちょっと早かったけど、予約してあるホテルに行き、チェックインできるか頼んでみた。
僕がよっぽど疲れた顔をしていたのか、快くOKしてくれた。

部屋に入ると、僕はシャワーを浴び、泥のように眠った。まだ、午後2時を回ったところだった。
夜になったら、函館の夜景でも見に行こう・・・そんな風に思っていた。

目が覚めると、なんと次の日の午前9時過ぎ!!
僕は慌てて身づくろいすると、チェックアウトして電車に飛び乗った。
しかし、予定していた列車には乗れなかった。
それでも、再び青函トンネルを抜け、帰りは盛岡から新幹線で上野まで・・・。
往きと違って、新幹線を使うと夕方には、下北沢のアパートに帰り着いた。

それから僕は、程なく父から江の島の店の話を聞き、
江の島で委託経営の店を開く事になるのだが、北海道旅行と関係があったのだろうか?
まあ、「あった!!」と思っている方が、人生楽しいんじゃないだろうか!?

   それでは、また。



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