鮎川俊介の「幕末・明治の日本を歩く」

渡辺崋山や中江兆民を中心に、幕末・明治の日本を旅行記や古写真、研究書などをもとにして歩き、その取材旅行の報告を行います。

2007.4.新緑の丹沢三ツ峰縦走  その1

2007-05-03 07:11:41 | Weblog
 前回は東京都心「日本橋」の取材報告でしたが、今回はガラリと変わって、丹沢の山歩きの報告です。昨年のゴールデンウィーク明けから、通勤途上において朝のウォーキングを始め、それを継続していくなかで、「ご来光」を見るために富士山へ登ってみたいという気持ちが高じてきて、そのためには上り下りの脚力が必要だ、ということで、ウォーキングの時も職場でも階段を少しでも多く上り下りするように意識するようになり、また、日曜日の朝方、天気のよい日には、近辺の小高い山に登るようになりました。たとえば、宮ケ瀬湖畔園地から登る春の木丸(別名ハンノキ丸)、宮ケ瀬三差路から登る高畑山、土山峠から登る辺室山(へむろやま)などなど。いづれも、朝5時半頃から登り始めれば、午前8時前後には戻ってこれる山。先日高畑山に登った時、丹沢山・塔ノ岳を経由して大倉に出る山道、すなわち「丹沢三ツ峰縦走」に挑戦したい、という気持ちが湧き起こってきました。十数年前に、三差路から塔ノ岳まで行き、そこからヤビツ峠に下りて、県道を宮ケ瀬まで戻ってきたことがあり、その時に濃い霧の中で立ち現れてきたブナ林の幻想的で荘厳な姿が思い出されもしたのです。家に戻って「ヤマケイ登山地図帳」を調べてみると、三差路から大倉まで、地図上の水平距離18.9キロ。最大標高差1200メートル。標準歩行時間8時間。私の今の足なら、朝5時前に出発すれば、ゆっくりと景色を見ながら歩いたとしても、遅くとも夕方までには塔ノ岳を下りて大倉に出ることが出来るだろうと判断しました。大倉からは渋沢駅に出て小田急線で本厚木駅まで行き、そこからバスで愛川町の自宅まで戻るのです。決行はゴールデンウィーク中の快晴の日。疲れも出るだろうから、出来ればゴールデンウィークの前半に決行したい。歩き切ることが出来れば、今まで1年間のウォーキングの成果を確かめることとなり、また富士登山に向けての大きな自信となるに違いない。そう考えて、連休2日目の4月29日(日)の4:51、宮ケ瀬三差路の丹沢登山口から「丹沢三ツ峰縦走」の登山道に取り付きました。以下、その報告です。もちろん「幕末・明治の日本を歩く」なので、丹沢に関する歴史的なことも織り交ぜていくことにしたい。 . . . 本文を読む