<8月31日>
午前5時起床、外を見るとかなり天気は回復している様だ。
それでも槍ヶ岳の左の肩から出るという御来光は拝めそうにない。
小屋の外に出てみたが、この時期の早朝にしては気温は高く上着やセーター
を着るほどではない。
昨日の鏡池に行ってみた。朝風でわずかに波打っていて
昨日の様に山の姿を映す様な「鏡」の状態ではなかった。
逆さ槍はかなり条件が良くないと見られないようだ。
小屋に戻って朝食を済まし、天気予報を確認する。
このまま回復に向かってくれればいいのだが、午後から再び
天気はくずれ、大雨の恐れがあるという。ここで一つの判断にせまられた。
当初の計画では、ここから3時間で頂上へ行き、それから下山するというものだった。
しかしそれはあくまで好天が条件だ。迷った挙句に選んだのは、①頂上へ行くのはあきらめる
②午前8時までは弓折尾根を登れるところまで登り、そこから下山を開始する。の二点だった。
結果的に天気はくずれなかったが、この時点での判断は山行が終わった今でも正しいと思っている。
弓折の中段にて、昨日の雨の中シシウドガ原で合流した単独行の女性(右)と記念写真を撮る
弓折尾根をさらに上部へ向かう。この頃には空はかなり明るくなり
薄日がさしてきていた
弓折尾根はここから上部に向かうにしたがって左右にお花畑が広がる。
見られる高山植物も種類が豊富だ
ミヤマリンドウ イワギキョウ
カラマツソウ シシウド
ヤマトリカブト ?
ミヤマアキノキリンソウ ミソガワソウ
ヨツバシオガマ ミヤマニガイチゴ
イワヒバリ
午前8時10分、弓折岳鞍部の手前より下山を開始する。
再び鏡平山荘へ戻り休憩する。ここの名物はかき氷
槍・穂高を眺めながら食べる味はまた格別だ
足元に飛んで来たキベリタテハ。ビロードのおしゃれなマントを着ているようだ
鏡平で30分ほど過ごした後、再び下山を開始する。
昨日は雨のため余裕を持って観察できなかった植物を見ながらの、ゆっくりとした下山だ。
登っている時には気付かなかった、色んな植物や昆虫が目に飛び込んでくる。
キヌガサソウ
クルマユリ
ミヤマキンバイ
秩父小沢
秩父沢 絶好の水場、ここの水は本当においしい
イタドリケ原 休憩するのに手頃な石のベッドがある
イタドリケ原で休憩した後、暫く歩くと下から10人位のパーティが登ってきた。
先頭の女性に「こんにちわ」と挨拶すると「アニョンハセヨ」と元気な声が返ってきた。
高山の少ない韓国からのツアーらしい。こちらも思わず後続のメンバーに「アニョンハセヨ」と挨拶した。
束の間の国際交流だ
ヒヨドリグサに停まるアサギマダラ
この続きはまた明日
午前5時起床、外を見るとかなり天気は回復している様だ。
それでも槍ヶ岳の左の肩から出るという御来光は拝めそうにない。
小屋の外に出てみたが、この時期の早朝にしては気温は高く上着やセーター
を着るほどではない。
昨日の鏡池に行ってみた。朝風でわずかに波打っていて
昨日の様に山の姿を映す様な「鏡」の状態ではなかった。
逆さ槍はかなり条件が良くないと見られないようだ。
小屋に戻って朝食を済まし、天気予報を確認する。
このまま回復に向かってくれればいいのだが、午後から再び
天気はくずれ、大雨の恐れがあるという。ここで一つの判断にせまられた。
当初の計画では、ここから3時間で頂上へ行き、それから下山するというものだった。
しかしそれはあくまで好天が条件だ。迷った挙句に選んだのは、①頂上へ行くのはあきらめる
②午前8時までは弓折尾根を登れるところまで登り、そこから下山を開始する。の二点だった。
結果的に天気はくずれなかったが、この時点での判断は山行が終わった今でも正しいと思っている。
弓折の中段にて、昨日の雨の中シシウドガ原で合流した単独行の女性(右)と記念写真を撮る
弓折尾根をさらに上部へ向かう。この頃には空はかなり明るくなり
薄日がさしてきていた
弓折尾根はここから上部に向かうにしたがって左右にお花畑が広がる。
見られる高山植物も種類が豊富だ
ミヤマリンドウ イワギキョウ
カラマツソウ シシウド
ヤマトリカブト ?
ミヤマアキノキリンソウ ミソガワソウ
ヨツバシオガマ ミヤマニガイチゴ
イワヒバリ
午前8時10分、弓折岳鞍部の手前より下山を開始する。
再び鏡平山荘へ戻り休憩する。ここの名物はかき氷
槍・穂高を眺めながら食べる味はまた格別だ
足元に飛んで来たキベリタテハ。ビロードのおしゃれなマントを着ているようだ
鏡平で30分ほど過ごした後、再び下山を開始する。
昨日は雨のため余裕を持って観察できなかった植物を見ながらの、ゆっくりとした下山だ。
登っている時には気付かなかった、色んな植物や昆虫が目に飛び込んでくる。
キヌガサソウ
クルマユリ
ミヤマキンバイ
秩父小沢
秩父沢 絶好の水場、ここの水は本当においしい
イタドリケ原 休憩するのに手頃な石のベッドがある
イタドリケ原で休憩した後、暫く歩くと下から10人位のパーティが登ってきた。
先頭の女性に「こんにちわ」と挨拶すると「アニョンハセヨ」と元気な声が返ってきた。
高山の少ない韓国からのツアーらしい。こちらも思わず後続のメンバーに「アニョンハセヨ」と挨拶した。
束の間の国際交流だ
ヒヨドリグサに停まるアサギマダラ
この続きはまた明日
高山植物が沢山見られて良かったですね。イワヒバリ、キベリタテハ、アサギマダラ 上手く撮れましたね。キベリタテハは初めて知りましたがきれいな蝶ですね
今回は山小屋の文字放送の天気予報を見て目標を切り替えました。
頂上へ行けなかったのは正直心残りでしたがその分、時間に余裕ができてこれまでよりゆっくりと
自然観察ができました。これはこれで大きな収穫だったと思います。キベリタテハ美しいでしょう。
思わずシャッターを切りました。