「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

川勝平太、県の犯罪行為を1か月以上も隠ぺい

2009-10-02 18:59:00 | 静岡空港
今日、ついに空港問題で行われていた県の犯罪行為が県から明らかにされた。
今年2月に他人の土地(約200㎡)に無断で立ち入りそこにあった管制の障害になる立木94本を無断で伐採していたということを認めたのである。
地権者のみならず、私もこれは故意であると思っている。しかし県は境界をきちんと確認せず誤って切ったと言い、またも責任逃れの弁を弄している。(追記:一部報道によれば、空港部長の岩崎富夫は隠蔽の責任逃れに「地権者が公表を望んでいなかった」と述べたそうだが、望むとまでは言っていないということであって、地権者の言うとおり「公表しないよう言ったことはない」のが真実である。呆れるばかりである。)
おそらく、人格のない空港部というものに責任をなすりつけ、これを廃部することで一件落着させ、またも実質何の処分もなしで済まそうという魂胆だったのだろう。廃部までは議会にも隠ぺいし、後で明らかになったらそれは過去存在した空港部の問題とする、そのためにも廃部は必須だ。
知事川勝もろくに調べもせず、空港部の主張をうのみにして、単なる間違いで済まそうとしているようだが、業者に伐採をさせる公共工事の契約事務手続きに当たって私有地か公有地かという大前提について文書チェックで気付かないなどということは考えられない。知事は、監査に調査を託すべき事案であろう。

しかも川勝平太、8月17日にこの事実を知ったということだが、それでも既に1月半経っている
この経過を前提に、このブログでも「隠し事なしで」といい、
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/454.html
「職員による例の犯罪的行為の方も自浄作用をよろしく」http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/456.html
と言ってきたのに、1月以上も経過した今頃の発表とは呆れる。
8月27日の会見で、支障のある窒ェあって完全開港が危ぶまれた一件について、
記者からの
「8月21日に県民に公表するというのは、知事に報告があってから10日経っています。なぜ、県民に速やかに明らかにせず隠すのか、説明を伺いたいのですが。」
との問いに対し、
知事川勝平太の
「ともかく、驚きの方がすごかったです。お盆の間、ともかく切っていただくために努力しようということでした。しかし、大井さん側がお盆の間は会わないという御回答であり、私は万やむを得ず出かけていったということです。よくいらしてくださったと思います。」
というのが、しらじらしく感じていたが、やはり隠蔽体質は同志石川嘉延譲り。
1か月以上明らかにしなかった理由を何と言うのか見ものだ。
裏を知れば知るほど胡散臭い御仁だ。


【参考:9月15日川勝平太知事定例会見】
<記者>
 笹の問題も立ち木の問題も、隠した人たちがそれなりの処分を受けていない。だから、笹の問題も繰り返された。知事として隠す行為に対して厳しい処分をすることが無ければ、なかなか変わらないのではないでしょうか。

<知事>
 まず、隠さないという態度で臨むことに尽きます。すべて見ていただき、行き過ぎがあったり不十分な対処があったりということであれば、行き過ぎについては謝らなくてはならないし、足らざるところは補っていくということに尽きます。そういう態度に改めていく。後ろ向きな態度であのときこうすればと言い出せば士気にも関わります。今は前向きに空港を育てていく時期であり、隠さずすべてを有り体に皆さんに知っていただく。裁判所に関わることは、裁判所のほうで判断していただくのが良いと思います。両方に言い分があるのは当たり前で、こちらの言い分だけ正しいとは思っていません。私は県庁だけでなく県民の立場にも立っています。県民や監査委員から見て、問題があると言われれば、その問題の部分を明るみに出して膿を吐き出すしかないと思っています。