「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

県収用委員会委員報酬、出勤なしで月給支給(時給換算12万円超の委員も!)

2009-10-04 21:58:00 | 行政委員報酬
1円たりとも無駄にしないが聞いてあきれる実態。
これは即時支給停止し改革すべき事案である。
労働委員報酬の実態http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/476.htmlも常識外れだったが、収用委員の報酬は非常識極まりない。

収用委員の報酬は月額制で会長17万2000円、委員14万6千円である。
これは、石川県政下の2007年3月に、特別職報酬等審議会を経ずに2割以上アップされた結果である。

労働委員と同じく公文書開示請求で得られた文書及び電話による照会から平成20年度の勤務実態を調べたところ、何と7月、8月、9月、11月、2月に欠席などで1日も出勤していない委員に対しても月給(月額報酬)が支給されていた実態が明らかになった。

また、勤務実態から時給換算額を計算したところ平均で9万5千円、最も多い人で12万円を超える実態も明らかになった。
日額換算でも、平均15万7千円、最大で18万7千円だ。
もし、日額制にしている道県の平均で支給していたとして試算すれば、
年間約1,258万円が、約107万円にまで削減可能、削減率にして91.5%だ。
現在これら行政委員の報酬について月額のままでいいのかを知事も冒頭出席した「静岡県特別職報酬等審議会」において審議中であることは既述であるが、先月行われた第1回審議会http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/471.htmlの審議資料として示された県人事室の会議資料ではこういったあきれた実態は一切伏せられている。(本来「情報提供の推進に関する要綱」により県ホームページに「会議終了後、速やかに」公開するべき会議資料は今日現在も掲載されていない。もし掲載されたらご覧いただきたい。ちなみに、議事録は同要綱により1か月以内に公開される「はず」である。)
委員から1日とは8時間かと問われた際も県はごまかし答弁に終始していた。

「各委員の、職務内容、勤務実績、責任の度合いを明らかにしてもらって、報酬にどう反映させていくか考えたい」という静岡県特別職報酬等審議会委員の意見に次回の審議で誠実に応えるのか、それともごまかしや隠蔽で月額制を守ろうとするのか、川勝県政の本性の一部が見えてきそうである。

以下に静岡県収用委員会委員の報酬額を日額換算した額と、時給換算した額を公表する。

平成20年度 静岡県収用委員会委員(非常勤特別職) 報酬額対活動実績集計表
http://hp1.cyberstation.ne.jp/shizuoka/syuuyou.htm
(日額にしている道県の額も掲載)(10/5朝夜2回修正済:時間数計算の修正)

<参考>
収用委員等の月額制の可否を検討中の「静岡県特別職報酬等審議会」委員
・天野敬久(連合静岡 事務局長)
・海野泰男(常葉学園大学学長)(会長に選任)
・佐々木右子(弁護士)
・土屋京子(静岡県消費者団体連盟副会長)
・長野蝶子(静岡県地域女性団体連絡協議会会長)
・増田恭子(静岡県商店街振興組合連合会理事長)
・増田玲司(静岡経済同友会静岡協議会代表幹事)
・御室健一郎(静岡県商工会議所連合会副会長)
・望月眞佐志(静岡県信用農業協同組合連合会経営管理委員会会長)