「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

まさに聖域、富士山静岡空港利用促進協議会補助金

2009-10-25 23:09:00 | 日記
パック旅行促進事業費補助1,800万円、
積算根拠:サメ[ターズクラブ会員 3千円×6千人

団体利用送迎バス事業費補助330万円
積算根拠:3.3万円×10台×10月

旅行商品広報費補助995万円
積算根拠:10万円×95件、5万円×9件

レンタカー代支援事業491万4千円
積算根拠:3千円×1,638台

などなど、1億4,182万9千円の富士山静岡空港利用促進事業費補助金。
民間団体と称される富士山静岡空港利用促進協議会に交付決定されている県の補助金である。
このうちで最も大きいのが1便100万円を上限としたチャーター便支援6千万円だが、販売奨励金交付事業という旅行会社などへの補助金が3千480万円がこれに次ぐ。
しかも、富士山静岡空港利用促進協議会に交付決定されている補助金はこれだけではない。名目を富士山静岡空港利用促進活動強化事業費補助金とした6千760万円もの補助金もあり、ここから職員報酬や県民交流団派遣費用が出ている。
現場では、自分で運転はできず医療機関に定期的に受診しなければならない人の交通困窮の声が多い中、観光旅行者へのこのような交通補助が優先される理由が私には理解できない。
まして、団体への補助金という形で事業を行うことによって支出の細部のチェックが働かなくなる。税金の使い方としてあるべき姿ではない。

さて、冒頭の補助金の内容は、さきに公文書開示請求http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/487.htmlしていた開示文書から明らかになったほんの一部である。

開示された文書は834枚、読み解くには腰を据えて分析・整理しなければならないが、多忙で、先週着にもかかわらず封を開けたのは今日である。

とりあえず60日以内に行わなければならない異議申立ての対象があるかを判断するために目を通した状況であるが、今回はその必要はないようだ。
全部開示ばかりだったわけではない。もちろん部分開示もあったが、前回の異議申し立てを行ったときとは違って部分開示の理由が分かりやすく疑念を抱くに至らないからだ。

そういえば報告が遅れたが、今月1日に昨年異議申し立てを行い諮問中http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/226.htmlだった事件の答申が到着した。
結論は「知事が非開示とした部分のうち、別表1及び別表2の「当審査会が開示すべきと判断した部分」は開示すべきである。」とのことで、答申どおりなら昨年開示を受けた公文書の8~9割が差し替えではなく新たに交付される予定だ。
注目は審査会の付言だが、今日はもう時間がないのでつづきは明日か明後日に・・