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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

江戸川橋界隈でカツカレーを食べ比べ

2017年12月09日 | カレー、ハヤシ
いいトシこいて、子供のような味覚を持つ私はもちろん、カレーも大好物である。
最近は、本場インド(や近隣諸国)形式のカレーを出す店が増えてきているが、私はやっぱり、日本風のカレーが好きだね。
「日本のはスパイスが少なく香りが乏しいし…」とバカにする輩もいるけど、そんなヤツには、
「インドのカレーにはトンカツが乗らねえじゃねえか!」と反論することにしている。
実際、インド風のお店で、トンカツのトッピングって、あんまり見ないでしょ(宗教上の理由もあるだろうが)。
カツ+カレーという素晴らしい食べ物を生み出した、この日本という国を、私は誇りに思う。

さて、最近の私は、文京区の江戸川橋あたりに足を運ぶことが増えた。
このエリアは、何十年も前から営業しているようなレトロ食堂が多く、マニア心をくすぐる。
そのような食堂で、安ウマなカツカレーを食べたので、以下で紹介していこう。
まずは、いかにも「日本の食堂」らしいネーミングの『キッチン タロー』


入口ドア付近の古びたサンプル(←失礼だろ)から、長年営業していらっしゃるのがわかる。


メニューはカレーと揚げ物定食が中心で、どれもだいたい700円以下。最高値メニューがカキフライ定食の800円。
カレーライスが580円で、カツカレーは680円。100円しか変わらないのなら、当然カツカレーを選ぶでしょ。
注文後、おばちゃんが小鍋でカレーソースを温め、おじちゃんがカツを揚げ…「カツカレーライス」が到着。


おおっ、期待通りのビジュアルではないか!
黄色いカレー、紙ナプキンで包まれたスプーン、遅れて出てきた味噌汁(笑)。これぞ食堂のカツカレーだよ。
ほどよい辛さとトロミのカレーと、薄いけど熱々でサクサクのとんかつとの組み合わせは最高。
最近、こういうカレーを食べられる店が、どんどん減ってるのがさみしい。

ここは揚げ物もおいしく、再訪時には、写真の「ミックスフライライス」700円を食べた。


メンチカツ、クリームコロッケ、エビフライに、キャベツとスパゲティ、そしてご飯と味噌汁とお新香。


粗目のパン粉をまとったメンチは、臭みもなくジューシーで、クリームコロッケは、トロ~り優しい味わい。
カツカレーを食べて気付いたけど、揚げ物担当のおじちゃんは、かなりの腕前と見た。
ご高齢のおふたりに跡継ぎがいるのかは不明だけど、1日でも長くお店を続けてほしいね。

さて、お次に紹介するのは、こちらもカレーと揚げ物が主体のお店『キッチンヨッチ』


神保町に本店があり、各地に支店がある『南海』出身らしい。ならばカツカレーを注文だ。
数分後、料理長らしきおじちゃんが、外出から戻ってきて調理開始。近所に出前に行ってたのかな?
しばらくして、「カツカレー」750円と「生たまご」50円が、スープ付きでやってきた。


やや大盛りなのと、千切りキャベツが付くのは、南海と同様だが、カレーソースの色は神保町店ほど黒くない。
食べてみると、色との関係は不明だが、南海よりは甘口。玉ネギが多いのかな。個人的にはこちらの方が好きかも。
あと、ひと口サイズのジャガイモ(生卵のすぐ上)が付くのも、こちらのオリジナル。
さらにこちらのオリジナルルールとして、「カレーの方、一回に限りルーのおかわりサービス」(原文ママ)がある。
お言葉に甘えて、ご飯とカツを半分残して食べていき、カレーソースだけ意地汚くお替り


このツユだくカレーは、まさに「カレーは飲み物 byウガンダ氏」的な状態で、スルスルお腹に収まった。
ここまで書いてなかったけど、南海出身らしい大き目サイズのカツは、味も揚げ具合も申し分なく、
次回はカツ単品でビールを飲みたいね。シメはカレーかナポリタンだな。

最後は江戸川橋ではなく、飯田橋駅にほど近い場所にある『インドール』


看板でもおわかりの通り、カレー店風の店名なのに妙に生姜焼きを推している
確かに私も、これまで豚肉の生姜orにんにく焼きしか頼んだことがなく、カレーを食べている客を見た記憶がない。
久々の入店時も、オーダーは結局、いつもと同じ「豚肉のしょうが焼き」550円と「ライス並」150円。


右上の豆腐、ピーマン、トマトはお店からのサービスだ。
ここの生姜焼きは、タレが程よいしょっぱさで、実にメシが進む。昔は大盛りライス200円を頼んだものだった。
相変わらずウマかったが、今度こそカレーを食べてみようと、数日後に再訪。
「カレーライス」が500円で、「カツカレー」は700円。ここのカレーも、タローと同様に安いね。
予想より早めにカツカレーが到着。残念ながら、カツは揚げ置きらしい。


カレーは、辛味や旨味がさほどなく、ごくフツーの味。生姜焼きが一級品なだけに、凡庸に感じてしまう。
調理担当の店主も、なぜか不機嫌そうに感じた。自身がフライパンを振るう、炒め物関係を食べてほしいのかな。
次回は、生姜焼きの単品に、ライスに替えてカレーライスを頼んでみるか。
2/3ほど食べ進んだころ、ようやくサービスが届いた。カレーには付かないのかと思ってたよ。


揚げ豆腐、ピーマン、生野菜がついて700円とは、ずいぶんお得なカツカレーだよね。
こちらも、高齢のご夫婦が頑張ってらっしゃる。後継ぎがいらっしゃるといいな。

今回紹介した3店についてまとめると、
●キッチン タローは、安くて美味しい揚げ物のお店。
●キッチンヨッチは、ボリューミーなカレーがウリ。
●インドールは、やっぱり焼肉関係がおススメ。


カツカレーは、ヨッチの方が万人受けしそうだけど、私の好みは、昔懐かしいタイプのタローだ。
江戸川橋エリアには、魅力的な食堂がまだまだあるので、そちらもまた、改めて紹介したい。
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2 コメント

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美味しそう (KEN)
2017-12-10 01:05:39
日が沈む前に飲む酒はウマい さん

こんばんはm(__)m
初めての訪問です
(KENの写真集)KENと申します。
美味しそうな カツカレー エビフライ
みんな美味しそうですね
お酒も進みますね~
宜しくお願いします。
返信する
Unknown (日が沈む~(略))
2017-12-11 13:21:38
KENさん、
どうもはじめまして。コメントありがとうございます。
写真がヘタクソなので魅力半減ですが、
実物の料理は、もっと美味しそうなんですよ。
返信する

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