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22年連続ベスト8進出! -日大三高野球部2022-

2022年07月25日 | 高校野球
雨天による順延はあったものの、なんとか日程を消化し、
明日7月26日には当初の予定どおり、神宮球場にて準々決勝が行われる、第104回高校野球・西東京大会。
※追記 雨天のため27日に延期

我が母校・日大三も、第一シードの貫禄を見せつけ、22年連続のベスト8進出を決めた。
22年連続ということは、21世紀は毎年、ベスト8まで勝ち上がっていることになる。これは全国でも三高だけ。
マスコミ連中は、この偉業に気付いていないのか、全然話題になっていないのが不満。もっと褒めてやってくれよ!
とはいえ個人的には、今年のチームで記録が途絶えるかも…と、心配していたのも事実。
その理由も含め、母校の準々決勝への道のりを、簡単に振り返ってみよう。

初戦の3回戦は、雨で1日順延となり7月16日に。相手は、聖徳学園をコールドで下した桐朋。
過去には苦戦、そして惨敗したこともある、油断のならない相手だったが、1回表に四死球を絡め3点を先制。
だがその裏、三高の先発・背番号1の松藤も連打を浴び、二死一、二塁のピンチを招くと、
誰もいない二塁へ牽制球を投げ、さらにその暴投をセンターが後逸したため、走者ふたりがホームイン。
名門校らしからぬ間抜けなミスで、あっという間に3-2と1点差に。
名門校らしからぬミスは、近年はさほど珍しいことではないが(嘆)、
問題はそのあと。後逸したセンターは全力疾走を怠り、チンタラとボールを追っているではないか。
桐朋の走者は、「三高がそんなミスをするワケがない、これはトリックプレイかも…」と疑ったのか(笑)、
一瞬塁上にとどまっていたのだが、センターの動きを見て、さすがにスタートした。
素早く中継していれば、一塁走者は三塁どまりだったし、そもそも、生還が濃厚でも、あきらめずにボールを追うべきだろ。

私自身は軟式野球、しかも草野球の経験しかなく、硬球を打ったり捕ったりはできないし、走るのも遅いが、
ミスしたボールを懸命に追いかけることぐらいはできる。シロウトでもできることは、しっかりやれよ!
試合に出たくても出られない選手が間近にいるのだから、彼らの分までプレイに集中しよう、とか思わねえのかな。
この日は、試合の途中で何度か降雨があり、そのたびに私も周囲の客も、傘を閉じたり開いたり。


ぐずついた天気と怠惰なプレイのせいで、試合には勝ったものの、終始不機嫌であった。

※実際の桐朋のエラーは1

7月16日 3回戦 対桐朋 (八王子球場)
三3011154→15
桐2000010→3   ※7回コールド


※試合終了後の挨拶、以下同

投手陣は、松藤が4回裏に先頭打者を歩かせたところで、背番号10の安田に交代。
安田は1点を失ったが、大量援護を受け、4イニングを気分よく投げ切った。
打撃陣のヒットは14本だが、ラッキーなのも数本あった。そのうちの2本は、5番金澤の内野安打。
2本ともショートゴロだったが、一塁まで懸命に走ったため、セーフになった。
「泥臭く、粘り強く」。三高野球部が以前から掲げているモットーだが、実際に体現している選手は少ない。
金澤のような選手が増えれば、いいチームになると思うし、西東京制覇も見えてくるのだが。

2戦目は失礼ながら、4回戦に勝ち残った32校では、一番ラクな相手だったと思われる。なので先にスコアの画像を。


7月20日 4回戦 対明星学園 (八王子球場)
三72834→24
明00030→3   ※5回コールド



大量リードを奪い、普段は控えの選手を数名起用したが、そのピッチャーとショートが、4回裏にやらかした。
四球、四球、ショート正面のゴロをトンネル、四球(押し出し)、四球(同)、犠牲フライ。ノーヒットで3失点とは…。
投手陣は、河村→生谷→増田と、背番号18→19→20のリレー。生谷と増田は、公式戦初登板か。
打撃陣は、ヒット22本とはいえ、他のチームなら8本くらいはアウトになっていそう。
ただし、金澤が放ったホームランは見事だった。彼に4番打者を打たせてもいいのでは?
そう思った理由は、この2試合と最近の練習試合で、不動の4番・浅倉が欠場していたから。

一部マスコミが伝えたので、隠さずに明かすが、浅倉はケガをした模様で、
3番を打つ富塚に、「出られないけど頼む」と、自分の分まで頑張るよう懇願したらしい。※情報元:デイリースポーツ
初戦は背番号17の永瀬、次戦は背番号16の二宮を4番ファーストで先発起用したが、迫力不足は否めず。

迎えた5回戦、日程変更のため八王子から府中に球場も変更。試合前の守備練習に間に合ったのだが、
背番号3の浅倉が、ファーストでノックを受けているではないか。


何度かゴロを弾いていた(苦笑)が、ちゃんと動けるように見えたので、代打で使われるかも…と思った数分後、
スタメン発表時に「4番、ファースト、浅倉君」とアナウンスされ、思わず拍手。
復活の一撃を期待し、ひとり興奮していたが、試合開始直前から雨が強くなり、結局中止となった。


入場券の払い戻しは不可能らしく、出入口の係員を任された女子高生(美人)が、 ※(美人) は余計か?
「お持ちの半券に印を記入しますので、次回この券で入場してください」と説明してくれた。
ほぼ無職の私はいつでも来られるけど、今日しか入場できない客は気の毒だな。
私の半券にも、そのJKちゃんが「府中球場 22日 第一試合 次回分」の意味と思われる印を記入してくれた。


「府」の字がちょっズレたけど(笑)、彼女は一生懸命、与えられた任務をこなしていた。
そもそも、出口に押しかける客への説明や対応は、高野連の職員がやるべきだろう。

試合は翌日に延期となり、再度府中球場へ。相手は、初戦で都立日野に競り勝った創価。
前日と変更なく、4番ファーストは浅倉。ケガの影響は不明だが、この日の彼は、右中間への二塁打を放ち4打数1安打。
無理せず途中で交代したが、徐々に調子を上げてくれればいい。

この日は、暫定エース(←失礼な表現)の松藤が先発したが、ストライクが先行し、前回とは見違える安定ぶり。
9回をひとりで投げ切り、奪三振13、被安打2の1失点。最終回の死球がなければ無四球試合であった。
スピードだけなら、前年のエース宇山と同等だし、T183と身長がある分、球の角度もありそう。
ただ、練習試合などの結果から、どうもムラがあるようなので、まだ信頼するワケにはいかない。
打線は、富塚が2回に満塁走者一掃の二塁打を放って先制すると、その後も毎回チャンスを作り、主導権を握る。
ただ、3回に相手の野選で得点し、なおも一死一、三塁の場面ではスクイズ失敗で併殺。
続く4回も、相手エラーで点を奪うも、二塁走者の不可解な飛び出しでまたも併殺。追加点を逃した。
創価が「どうぞどうぞ」とくれたチャンスを「イヤイヤ、いただくわけにはいきません」とすぐに返却する三高。
実社会では「義理堅い」と喜ばれそうな行為だが、勝負の世界ではダメだ。
相手がそこそこ強いとはいえ、コールドで勝たなくてはいけない試合展開であった。

※実際の創価のエラーは3

7月22日 5回戦 対創価 (府中球場)
三031102001→8
創010000000→1



3試合で計47点をもぎ取り、意気揚々と神宮球場へ乗り込むことになった我が母校。
試合後は私もゴキゲンで、近くのラーメン店『節』で無料替玉を満喫したことは、前回ブログで紹介済み。

冒頭で述べたように、明日26日(※27日に延期)は準々決勝。三高の相手は、同じ町田市にある桜美林。
3年前、やはり準々決勝で対戦したときは、いろいろと不運が重なり負けてしまったが(※詳細はこちら)、
今年のチームは、不運には慣れっこだ。たとえば、昨秋は松藤が登板できず、春以降は浅倉がケガに見舞われ、
そして、昨秋は背番号1だったエースの矢後が、今年は全然投げていない

最初の方で記した、ベスト8前に敗れる心配の理由は、初戦のセンターだけでなく、他のヤツも時折やらかす、
集中力を欠いたプレイと、投打の主軸である矢後と浅倉の不在だ。
正直、浅倉はそのうち出るかもと思っていたため、先述したデイリーの「出られない」発言は、信じていなかった。
ただ、背番号が15に変わり、当初の発表ではベンチからも外れていた(※情報元:読売新聞)矢後は、
現在も投球練習をすることなく、試合中は審判にボールを渡す雑用係に徹しており、登板の気配はない。

※桐朋戦での矢後

以前も書いたが、小倉監督は、相手の裏をかくような奇策は、滅多にしない。
大事な場面で突然、「矢後をリリーフで起用!」なんてことは、あったら喜ばしいが、現実的には難しそう。
決勝戦で大差のリードを奪い、最終回だけ矢後を登板させ、胴上げ投手…は可能かもしれないが、
相手がどこであろうと、今勝ち残っているチーム相手に、三高が大差のリードを奪うのも、やはり非現実的だ(苦笑)。
だいたい、決勝を大差で勝つどころか、まだ準々決勝も勝ってないのに…そうだ、桜美林戦にハナシを戻そう。

とりあえず、桜美林戦は勝つから大丈夫。松藤&安田の好調に強力打線、
なにより最大の理由は、ウチが三高だから、だ。これ以上の理由はあるまい。
とにかく、投げたくても投げられないと思われる矢後の分まで、他の選手は全員、試合に出られる喜びを噛みしめ、
ひとつひとつのプレイに集中し、最後まで粘り強く戦ってもらいたい
三高球児ならそれができるはず。栄光めざし、ガンバレ三高。
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