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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

QUSUMIさんも大満足のお店 橋本『よしの食堂』

2022年10月02日 | 定食、食堂
先日、友人から「橋本に、メニューが多い食堂があるらしいんだけど知ってる?」と聞かれた。
なんでも、テレビ東京のドラマ「孤独のグルメ」の予告編で、そのようなお店を紹介しており、気になったらしい。
「橋本はくわしくないけど…」と前置きしつつ、「それって『よしの食堂』じゃないの?」と回答。
後日、ドラマの公式サイトを確認したところ、店内写真の豊富な壁紙メニューから、よしの食堂に間違いないと確信。

私がそちらのお店を訪問したのは、5年前の10月。上柚木球場で母校野球部の試合を観戦した帰り、
最寄り駅の南大沢から橋本へ移動し、京王線からJRに乗り換える前に、立ち寄ってみたのだ。
駅から10分ほど歩くと、お店と看板が見えてくる。駐車場も広いので、車での来店もOKだ。

※5年前の画像、しばらく以下同

前もって調べておいた、営業時間内に到着したはずなのに、入口には「準備中」の札が出ている。
ショックで立ちすくんでいると、あとから来たおっさんが札を無視して入店し、勝手に着席してやがる。
ならば私も…と続いて入ってみたところ、疲れ切った様子のおばちゃん店員が、「お好きなお席へ…」だって。
店内に空席はいくつかあったが、先客の食器などが片付けられず放置されていた。
想像だが、直前まで客が殺到していて、配膳や調理などが間に合わなくなり、一時的に新規客の入店を制限したのではないか。
さっきのおっさんは常連客で、しばらくすれば再開することを知っていたため、堂々と入店したのだろう。
数秒後、おばちゃんが準備中の札を裏返し、「営業中」になったところで、注文をお願いした。

頼んだのは、「キリンの生! 大」770円に、「肉焼き」550円と「餃子」440円。
商品名や価格は現在のもので、今でも高いとは思わないが、5年前はそれぞれ、さらに安かった。
まずは大ジョッキと肉焼きが登場。要するに「焼肉定食のオカズ単品」だ。


豚の薄切り肉は、メジャーな生姜焼きや、ニンニク入りのタレで焼いてもウマいが、
醤油とみりんor砂糖が主体の甘じょっばいタレで食べるのも、私は大好きである。
肉の旨味も溶け込んだタレが絡んだ、千切りキャベツやマカロニサラダが、これまた絶品!


特に、マヨネーズと焼肉ダレが融合したマカロニサラダは、これだけで大ジョッキが飲み干せるウマさ。
野菜が苦手でサラダ嫌いな私だが、マカロニ+焼肉ダレサラダならば、いくらでも食べられるぞ(←野菜は?)。
ビールをお替わりした頃、餃子が焼き上がった。1人前6個で焼き色も均一。


ニンニクがほどよく効いた、野菜ベースの家庭的な餃子だった。
よしの食堂さんは、和洋中のメニューが揃っているが、提供が早い炒め物や中華がおススメかもしれない。
ビールから「緑茶割り」440円にチェンジし、シメのお食事も注文。


定食、ご飯もの、麺類など選択肢は多いが、私は大好きな「五目そば」935円をチョイス。

※5年前は756円であった

ゆで玉子に伊達巻き、ナルトにカマボコ、豚肉にチャーシュー、ほうれん草、キャベツ、メンマなどの多彩な具材と、
炒めた油と化学のテイスト(笑)を強く感じる、塩味スープとの組み合わせはなかなか美味しかった。
この頃は、メニュー撮影に慣れていなかったため、麺の画像を撮り忘れた。ゴメン。

安く美味しく、メニュー豊富で、「また来たい」と思わせたよしの食堂さんだが、
上柚木球場では母校の試合が行われず、橋本で下車する機会もないため、すっかりご無沙汰してしまった。
久しぶりに飲み喰いしたくなり、どうせならドラマ放映後で混む前に…というわけで先日、5年ぶりに再訪。
夜の部は17時開店で、17時10分頃着いたのに、席はほとんど埋まっている、相変わらずの繁盛ぶり。

※ここからは最近の画像、以下同

私の入店後は並び客も発生していたが、ホール担当はおばちゃんおじちゃんのふたり体制。
こちらのお店、店内広く席数も多いが、普通の食堂とは違い、飲み客=追加注文も多い。
ふたりでは当然キツいはずだが、先述したようにメニュー数も膨大なため、厨房(こちらは3人体制)だって忙しい。
なのでオーダーは、店員さんの手が空いているタイミングを見計らい、声をかける。
この店に限らず、大人だったらそれくらいの判断はできるはずだが、立川から西側の地域は、できないバカが多い(恥)。
なお、よしの食堂は常連が多いのも理由だろうが、店員さんを困らせるようなバカな客は見かけない。

と、上で書いておきながら、この日は私自身が、お店にとってメンドくさい注文をしてしまった。
ファーストオーダーは、「コロッケ」440円、「とりねぎ辛子炒め」605円、「ホッピー」495円。
料理はともかく、ホッピーはご存知のとおり、「ナカ(焼酎)のお替わり」という手間がかかる。失敗したなあ。
おじちゃん店員に「ホッピーは氷入れます?」と聞かれたので、「ナシ」にしてもらった。


その後、ナカを追加し、さらに「ホッピーセット、今度は氷アリ」をオーダーしたら、
「では一緒にしてお持ちします」と告げられ、外ホッピーが入った状態のジョッキがやってきた。


ちなみに、おばちゃんは少々おっかないので(笑)、追加注文をするなら、おじちゃんがオススメだ。
頼んだ料理も到着。「コロッケ」は、近くの客の注文に相乗りしたので、すぐに出てきた。


さっきも書いたが、備え付けのマカロニサラダが、ファンには嬉しい。
中身はほぼジャガイモだが、ソースとラードの香りが合わさり、食欲をそそる。


自家製ではないかもしれないが、私の好きなタイプのコロッケであった。
続いては、酒のツマミになりそうな、とりねぎ辛子炒め。


要するに、「鶏カシューナッツ炒め」のナッツを赤唐辛子に代えた料理…はちょっと違うか。


赤茶色のタレは結構な辛口で、コロッケのマカロニには合わなかったが(苦笑)、白米とは絶対好相性のはず。

この日のシメは、カレーライスとチャーハンの双方を味わえる(?)、「カレーチャーハン」825円を注文したのだが、
「すみません、ご飯がなくなっちゃいまして…」とのこと。ならば麺類から、
前回は塩味の五目そばだったので、醤油味の広東麺風メニューと思われる「うまにそば」880円を選択。
約3分後、うまにそばが登場。他の客の注文がなかったのか、ビックリするほど提供が早い。


こちらは横アングル。丼はそんなに大きくはない。


5年前は撮り忘れた、具材とアンの下に隠れている麺もしっかり撮影し、さっそく食べ始める。


醤油ラーメンのスープがベースのはずだが、五目そばと同様、私が愛してやまない化学のテイストが強い。
具材は白菜、人参、きくらげ、豚肉の他、大きなしいたけやブロッコリーまで入っていた。


ホッピーやおつまみで満腹になっていたので、スープと具材を少し残してしまった。
5年ぶりだったが、よしの食堂はやはり素晴らしいお店だった。お会計を済ませ、気分よくお店を出る。

こちらのお店には、卓上メニューはなく、壁の貼紙を見てオーダーする。
料理メニューを撮影したのだが、誤って消去してしまう痛恨のミス。
申しわけないけど、「孤独のグルメ」公式サイトから、画像をかっぱらってきたので参考にしてほしい。
 (C)テレビ東京

上記画像は、値上げ直前のメニューなので、現在は50円~100円上がっているが、品数が豊富であることはわかるはず。
こちらは最近のドリンクメニュー(価格は税抜き)。普通の食堂より、酒類が充実している。


すぐ近くに客席があり、ファミリー客が長居していたため、こんなアングルしか撮影できなかった。
よしの食堂さんは小上がり席もあり、団体客も多いが、ひとりで来店する客もよく見かける。
味ヨシ値段ヨシのため、「孤独のグルメ」の五郎さんのような、お酒を飲めないひとりメシの客も満足できるし、
本編後の「ふらっとQUSUMI」の久住昌之先生のように、お酒を飲まずにはいられない客も受け入れてくれる。
私も、どちらかといえばQUSUMIさん側の客なので(笑)、今後も訪問時は、遠慮なく飲ませていただく。
ホッピーのナカを何度も頼むのは悪いので、焼酎のボトルを入れたいけど、キープはできるのかな?

ハナシは戻って。お店を出たあと、酩酊した状態ながら頭を働かせ、今日のお会計を暗算で再確認。
すると、どうやら焼酎のナカの分を払っていないことが発覚。要するに「お店のとりっぱぐれ」である。
どうでもいい店ならば、そのまま帰るが、微々たる額とはいえ、よしの食堂さんに損害を与えるのは心苦しいので、
あわててUターンし、「お忙しいところ失礼します…」と声をかけ、ホッピー・ナカの支払いを申し出た。
おばちゃん店員の「今回はサービスで」という提案を断ったところ、
「じゃあ200円だけいただきます」となり、その額だけ払って退散。結局、ナカの実際の価格は不明なままだが、
ホッピーは最初から一緒に出すのが基本で、ナカを頼む客は少ないのかもしれない。
200円とはいえ、引き返して正直に申告した、自分の行動は間違っていないと思っているのだが、
お店の方には、わざわざ計算して小銭を払いに来た、ビンボくさい客だとバカにされていないか心配だ(苦笑)。
まあメンドくさい、ビンボくさい客ですが、よしの食堂さん、今後もよろしくお願いします



よしの食堂
神奈川県相模原市緑区東橋本2-19-4
JR、京王線橋本駅から徒歩約10分
営業時間 11時~14時半、17時~20時半 ラストオーダーは文中画像を参照
定休日 月曜
※売り切れ早じまいや、混雑による中断もあり
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