児玉真の徒然

峠にたつとき
すぎ来しみちはなつかしく
ひらけくるみちはたのしい
(真壁仁 峠)

長崎文化さるくの会議

2008年03月30日 | 徒然
28日は早朝に起きて長崎へ行く。
市長に文化さるく有識者会議のまとめの提出。この話、文化なのか芸術なのか観光なのか、焦点がやや絞りきれないのだけれど、さるく博の成果をもっと芸術文化分野にも拡げられないか・・というのが目標らしい。とはいえ、最近はやりの「創造都市」と同じ発想ではないと思う。アドヴァイザーというあんまりはっきりしないことをもう5年以上もやっているのだけれど、新しい市長とあうのは始めて。
「自分の町の観光的資源を、市民が発見し市民が外部の人に紹介する」というさるく博のコンセプトはなかなか素晴らしいと思うのだけれど、一流の観光資源がふんだんにあるのと違って、芸術文化分野では、その前にいろいろとやらないといけないことがありそうだ。
一つ一つの事については紙に落としてあるわけで、具体的な個々のことは出来ることを取り組んでいけばいいと思うのだけれど、それ以外にもいくつかお話しした。
芸術文化的資源を実行する人ではなく語り紹介する人をきちんと作ること。
芸術分野は特にスタンダードが全国の人にあるので、やはりそこを高めないと行けないだろう。
芸術文化の振興を目的とし、そのエキスポートも採り入れた機関を作ること。まだ中心施設のブリックホールが指定管理ではなく直営であることを考えると、財団という形式でなくても機関の設立は必要だろう。
と言うようなことを申し上げる。

これからどうなっていくかは分からないけれど、まあすでに20年度に少しコーディネート人材の育成に手をつけるつもりで動いているので、楽しみではある。