児玉真の徒然

峠にたつとき
すぎ来しみちはなつかしく
ひらけくるみちはたのしい
(真壁仁 峠)

アウトリーチフォーラム

2008年03月12日 | アウトリーチ
いわきの音響テストのあとは、音活のコーディネーターの集まりがあって東京に一泊、またいわき。3月7日に芸術見本市のシンポジウムに出て、トリトンに行き、その足で富山。富山はアウトリーチフォーラムの最後のガラコンサートである。延々と2ヶ月にわたっての企画であるから、それなりに大変だし、音活に比べても演奏家にかけるエネルギーは大きい。その分まあ充実もしているのだけれど、3月9日のガラコンサートのあとはかなりへたばった感じがあり、それでも帰京して税金をやり、今日からいわき。
アウトリーチフォーラムの最後のコンサートは最初の頃の雰囲気とは違う事が2つ。一つは話しが上手くなったというか、話す事へのためらいがかなり希薄になった。これは企画の上ではとても良いことなのだけれど、でも、話すことのストレスが解放されただけでは、中味の保証はないのである。そこのところが難しい。大丈夫になったことでやっとスタートラインなのだけれど・・・。
もう一つは音楽への集中度が増したこと。これは話すストレスから解放されて音楽に集中できている、と言うのが正しいだろう。各団体ともきっちりと仕上げようという意志が明確にあって安心した。
コンサートは予想通り、30分くらい延びて、でもとても楽しく終わった。
彼らが、いずれ音活のオーディションを受けてくれる事を期待している(こういう活動の面白さ・・ではなくて意義を感じて)