昨年始めた事業であるおでかけアリオス研究会のメンバーである木田さんのところに、札幌の札幌室内歌劇場の中津さんから話があり、札幌などで集めたお届けコンサート基金のお金を今年は被災地に使いたいので、被災地の音楽家が被災地に向けて行う企画を応援したい,と言う話が入ったのは5月くらいだと思う。室内歌劇場のメンバーの意図は本当に嬉しいことで、地域支援にもアーチスト支援にもなる。自分たちが行かないというのがアーチストの集団らしくないすごい英断だと思う。まあ、それを受け取って地域の被災者のために行動できる集団というのも多くはないと思うけれども。
その話を受けてアリオスも協力をすることにして、今日3回のコンサートが開かれた。その午前中の会に行ってきた。場所は湯本のこいと旅館で、工事関係者が宿泊しそこから現場の方に通っているようだ。そんなこんなでいわきはどのホテルもいっぱいで宿を取るのが難しい状況になっている。こいとのロビーの一角で60人くらいの椅子を置いてコンサートを行った。
おで研のメンバー(紺野裕子、木田奈保子、常光今日子、鈴木香保里)はいわき出身、在住の人たちで、元々はお互いに縁がなかった人たちだと思うけれども、おであり研究会の登録と研修を一緒にしてきて仲間意識が芽生えていて、今日もそれが比較的良い形で発揮できていたと思う。話を受けた木田さんもまさっきにこのメンバーのことを思いついたと言っていたが嬉しい話だ。アウトリーチの手法をすこし取り入れつつ雰囲気を作っていた。曲目は以下
尚、写真はいつものように自分のものではなくアリオスのカメラマンである鈴木穣蔵氏のものを使わせて頂いた。彼は非常に熱心なひとで、おで研はほとんど追っかけて頂いているのではないか・・・。今回の場所はすごい逆光でプロにしか上手くはとれなかっただろう。
乾杯の歌<全員>
アレルヤ(モーツアルト)
月に寄せる歌(ルサルカ)
私のお父さん<以上木田>
月の光
別れの曲<以上鈴木>
ユモレスク
チャールダッシュ<以上常光>
カヴァティーナ
トップ・オブ・ザ・ワールド<以上紺野>
アメージンググレース<全員>
ふるさと<全員>
アンコール タイム・セイ・グッドバイ<全員>