拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

「12個だからダースです」―さあ、我らがダースの進路は…!?

2006-09-25 22:24:21 | 日記
帰宅して早々Yahoo!を見た。ドラフト会議の結果をチェックするためだ。高校野球に関心があってもプロ野球には殆ど関心の無い私。甲子園で活躍した選手たちが部活引退後にどうなろうと基本的にあまり興味がないのだがしかし。例年以上に盛り上がった、そして個人的にも試合を見る時間が多くとれた今年は別だ。ハンカチ王子・斉藤君を筆頭に、本気にもネタ的にも盛り上がれそうな選手がわんさか出てきた。マスコミは早速今年の三年生達(1988年生まれ)を「ハンカチ世代」として盛り立てている(「斉藤世代」でよくねー?)。斉藤が早稲田進学を表明したことで今年のドラフト会議では駒大苫小牧のエース田中や、愛工大名電の堂上に注目が集まっているが、私が注目したのはやはり…岡山代表、関西高校のダース・ロマーシュ・匡(たすく)投手、です…。いや、驚いたよ。例年以上に大暴れした甲子園の魔物の犠牲となった一人であるダースがまさか指名されるなんて。日本ハム入りなんて…。おめでとう。
ダースの夏は短かった。一回戦、九回の裏で4点を返され10-11で栃木の文星芸大付属に劇的な逆転負け。試合終了後、悲しみに打ちひしがれたダースがマウンド上に崩れ落ち、悔しさに涙するシーンは一部のダースファンの間では伝説となっている。「あの泣きっぷりが凄い」「手足が長くて背も高く、スタイルの良い奴が膝から崩れ落ちる姿ってめっちゃかっこいいじゃないか!」という具合に。名前からもわかるだろうが、ダースは純日本人ではもちろんない。父親はインド人で、彫りの深い顔の美形である。さらにあの「野球選手としてそれはどーよ?」なモデル体型。関西高校が順調に勝ち進めば、ハンカチ王子と双璧を成すような甲子園のアイドルになっていたかもしれない。実際「第二のダルビッシュ」などと言われたこともある。美形なのにバリバリ関西弁ってのもまたいいよな~。
そんなダース。このたびダルビッシュも在籍する日本ハムから4位指名である。日本ハムからは今年新庄が引退するらしいし、ダルビッシュと共に新庄無き後を埋めるべく、「日本ハムの美形スター投手」として精一杯活躍してほしいものである(超、適当)。関西人だしきっといいキャラしてるはず。それにしても嬉しいなぁ。彼が頑張り次第でこれからもメディアを通じてダースが見れるんだねー。背番号は何番かな。12番って空いてるかな。やっぱ彼には12番が似合うよ。
メディアも大注目した名電の堂上と駒大の田中のこともちょろっと書こう。堂上、甲子園では目立った活躍はしてないものの、「高校No.1スラッガー」と言われるだけあって巨人・阪神・中日から一位指名された。そして結局交渉権は中日へ。中日、実父が合宿所の寮長、兄が二軍に在籍ということで堂上にとって身内揃いのチーム。彼が一軍に出てくるのは何年後だろうか。とにかく嬉しそうでなによりだ。一方田中は楽天…。交渉権が楽天に決定したときの会見での田中の悲しげな表情が忘れられない。凄い顔してたよ、田中君。なんつーか…残念だよなぁ…(笑)。唯一の救いは新人を育てるのが上手いといわれているノムさんが監督って事だろうか。よくわからんけど。
そういえば代打今吉の進路は…?鹿児島のローカル番組などでは取り上げられたりしてるのかなー、今吉。

熱闘甲子園総集編(名場面凝縮。ダースも今吉も斉藤君も見れます。)