拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

塵も積もれば何とやらです。

2006-09-18 23:21:27 | 日記
記事の数が200件を越えてから久しい。ブログを始めてからとにかく見聞きするもの全てを記事のネタにしたくなる「ブログ脳」になってしまった。そして、自分の好きな音楽や漫画やテレビ番組についてとかとにかく趣味に関するものを記事でばんばん紹介したいとか思うのだが、紹介したいものが多すぎて何から手を付けたらいいかわからなくなってしまった。今まで好き放題いろいろと書いてきたが、これは氷山の一角に過ぎないというか。記事のネタになりそうな種のようなものは「引き出し」の中一杯あるのだが上手いこと文章に出来ない。
バイト中や入浴中、電車に一人で乗っている時などに「そうだ、『引き出し』にあるネタの中からあのことについて記事書こう」と思いつき、脳内である程度文章が組み立てられればそれをパソコン又は携帯電話に向かって記事に起こすのだが、できなければ持ち越し。好きなものについて語りたいことが山ほどあるのに時にそれを上手く伝えられないのだ。代表的なものとして、岡崎京子という漫画家の作品。松本大洋という漫画家の作品。「たけしのお笑いクイズ」について…などなどなど。これらについていつか記事を書きたいのだけど、どうしても上手く書きたいことを整頓できない。も、もどかしいぜ!雑誌とかでレビュー書く人は凄いよなぁ。特に昔のロッキングオンジャパンの編集部。上手いこと作品を紹介して、「う、もしかしてこのバンド、凄くいいのかも」と文章だけで読者に錯覚させることが出来ていたんだもの(そんな錯覚も、CD屋で試聴すれば解きほぐされる程のものだが)。今のジャパン、ライターの個性が没してる感じー。どれも似たような文章ばかり。20周年記念号を久々に買ってみて驚いたのはまずそこだ。ライターの質の低下と没個性。昔は誰が記事を書いたのか、文章をある程度読めば大体想像できたんだけどね(回顧うざいですか?)。
話は変わるが私がブログを開設した日は2月10日。現在所属しているゼミでの初飲み会から帰宅した直後のことだった。その日、酒が入ってすっかりキャラが変わってしまったゼミの先生と初めて腰をすえて話をした際、課題の論文を褒めてくださり、「あんたは書けるよ。凄いの書ける人だよ、うん」というありがたいお言葉を頂いた。まぁ酔っ払いの言うことだから(…失礼)「え~本当か?」と心の中で思っていたがやっぱり嬉しかった。で、その調子で深夜にブログ開設。初日の記事にはブログ開設のきっかけとして「頭のなかにふっとブログのタイトルらしきものが浮かんできた」と書いてあるが、そもそものきっかけはゼミの先生の言葉だ。そして「そうか、私は書ける人なのか…?じゃあなんか書いてみるか?」と帰りの電車内で模索していたら「拝啓 夏目漱石先生」が浮かんできたのだ。2月10日の日記、書いてから数ヶ月しか経っていないのに妙に初々しいノリで笑える。というか照れくさい。なんか良い子ぶってるみたいな記事だ。もう覚えてないけど、これだけの記事書くのにきっとかなりの時間を費やしたんだろうなぁ。無駄に推敲を繰り返したりして。今では読み易さを全く無視した長文記事をとりあえずダダダダダーっと打って、誤字脱字の確認もロクにせずに更新する始末。最近は記事を書くのに費やした時間を計って「何分で何文字書いたぜ、フフフ」と一人爽快感に浸ることもしばしば(…ちょっと嘘)。いざ書きたいことがなんとなく整頓できればあとは速いのですよ。


追記
『ルナティックトーキョー』のDVD、廉価版が近日出るらしい。わーい。