拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

ルナティック・トーキョー

2006-09-16 22:22:32 | 日記
韓国製のドラマ・映画の人気が日本に定着して久しい。主婦の方々を中心に熱烈に支えられている韓流ブーム。こういう現象を見ていると、主婦層を味方につけると物凄いムーブメントが起こせるのだなぁと少し関心してしまう。小泉首相も就任当初は主婦にターゲットを絞って支持率をアップさせようとしていたし。今年の甲子園の貴公子・ハンカチ王子の斉藤君ブームも主婦層中心に盛り上がっている。あんたらどーせ決勝ぐらいしか見てないだろ!代打今吉VS斉藤君とか見てないだろ!とツッコミたいが、まあいいのだ。斉藤君は本当にかっこいいから。逆に敵に回すと怖いんだろうな。ホリエモンや亀田三兄弟の嫌われぶり…。
私の母も例に漏れず韓国ドラマ好きだ。『冬のソナタ』に代表される『四季シリーズ』の中の一遍、『夏の香り』に主演した、経歴を詐称して兵役を逃れようとして失敗したことで話題になった俳優ソン・スンホンが特にお気に入りで、先日は公式ファンクラブにまで入会していた。もともとミーハー気味な母だったから、彼女が韓流にハマるのも仕方ないと思っている。雑誌やらDVDやらを沢山買い込むその姿には少々ビビるが、何か没頭できるものがあるというのはとりあえずは良い事だとは思う。その方が人生楽しい。しかし母さん、私のパソコンに勝手にソン・スンホンの壁紙をダウンロードするのはやめてくれ。hideの壁紙をいじらないでくれ(泣)。母はパソコンを持っていないので、私のパソコンをソン・スンホン仕様にしようとするのだ、無理矢理。でも詳しい操作を教えてないので結局はあまりパソコンいじれない母。仕方ないので私が毎日ソン・スンホンのファンクラブサイトをチェックし、最新情報があればプリントアウトしてあげている…はぁ。母親と自分の趣味が一致すれば色んな話で盛り上がれるのだろうが、私はソン・スンホンさんにこれっぽっちも興味を抱けないし、母親も別にラルクやhideに興味なさそうだし(ラルクの韓国でのライブ映像は見てた。韓国絡みならなんでもいいのかおのれは)。それを思うと東海林のりこは凄いなぁ。大御所レポーターの身なのにXやLUNA SEAその他大勢のヴィジュアル系バンドと親交があったのだから。エクスタシーサミット(YOSHIKIが主催していたインディーズレーベル「エクスタシー」に所属するヴィジュアル系バンドが大量に出演していたライブイベント)の司会までやってたのだから。心が若いのねー。
そんな熱い韓流ファンの母だが、さすがに来日時に空港に駆けつけたりだとか、ファンミーティングに参加するまで熱狂してはいない。さすがに所謂「おっかけ」をやるまで熱くない。ワイドショーなどで「ヨン様の来日にファン3000人が空港に駆けつける」という報道を見ると、熱くお出迎えをするオバサマ達には圧倒される。まさに若者顔負けである。「ああいうオバサマ達って、結婚前の青春時代も誰かのおっかけをしてたりしてたのかなぁ。それこそ来日バンドのグルーピーだったとか、そういう過去があったりして…」と私はいつも思うのだが、どうか。…グルーピーって死語かな(笑)。おっかけ。主に来日してくるミュージシャンと寝ることが目的のおっかけの方々。外タレグルーピーまではいかなくても娘時代にそういうおっかけみたいな事をしていて、結婚をきっかけにそれを引退。育児にいそしむも、韓流スターの出現で昔の血が騒いで…熱狂!みたいな流れがあるのではないかと思っている。そういえば母親も高校時代はよく外タレのライブ行ってたらしい…(祖父が証言。ライブ終わりによく車でライブハウスまで迎えに行ってあげてたそうだ)。あっぱれ、日本のお母さん。 

追記
「ルナティックトーキョー」のDVD、ちょっと欲しいなと思ってしまった…。