拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

覚醒悟飯VSセル(アナゴさん)、ここは絶対DVD買って永久保存!

2006-09-01 22:57:36 | テレビ
『ドラゴンボールZ』のDVD発売のスケジュールを久々にチェックしていたら、9月に私の大好きなセル編のクライマックス部分を収録したものが出るということがわかった。去年の秋頃にDVDの発売が告知され、「セル編の所のDVD欲しいな、でも出るのって多分来年の秋頃だ、遠いなぁ…」としみじみ思っていたが、あっという間に発売の日に近づいてしまった。怖っ!時間の流れの速さ怖っ!最近特に速いよぅ。ぼんやりしてたらあっという間に年末。あっという間にM-1グランプリの季節。ナイナイ岡村の過激な(?)大脱出劇を見守りつつ、テレ東の吉本芸人大集合の今田・東野司会「やりすぎ新年会」を見るという大晦日~元旦はもうすぐそこまで迫ってる。速いよぅ。
9月6日に発売されるDVD#31~#33の三枚のうち、私が手に入れる予定のものは#32・33。なんと、ちょうど上手い具合に悟飯覚醒~トランクス、自分の世界に帰還・人造人間抹殺までのストーリーが収まっている。私がセル編、いや、『ドラゴンボール』の物語の中で一番好きな部分が凝縮されてるのだ。すげーってばよ。悟飯覚醒による世代交代、悟空の死、二転三転四転するバトルの展開、親子かめはめ波、クリリンの恋、ベジータ・トランクス親子の絆、主役不在によってちょっとしんみり・しかしカラっとした清々しい終わり方…見所満載だ、本当に。ぶっちゃけここで『ドラゴンボール』の歴史に幕を落としちゃっても良かったかも、と思うぐらいに物語が上手い具合に収束したと思う(もちろん魔人ブウ編にも見所はあるのだが、セル編にはかなわないのだよ、私見だけど)。
そういえば、バトルの熱が過熱するにつれて戦闘の表舞台から退いた感があったヤムチャ・天津飯・クリリンは、セル殲滅後、疲れきった悟飯を介抱してあげたり、「ベジータはお前のために立ち上がったんだぜ」ということをトランクスに教えてあげたりと、そこそこ良い場面を提供されている。クリリンについては言うまでもないだろう。作者の鳥山先生も、「やべ、こいつら放置しすぎた、フォローしなきゃ」と思ったのだろうか。
結婚以降、悟空に対していつも激しくあたっていたチチが号泣するシーンと、みんなで未来に帰還するトランクスを見送るシーン。セリフが無く、絵だけなのが最高に素晴らしい。特に後者、主役の悟空が死んでしまった後なのにしんみりした様子が無いのが良い。いかにも「ま、いいか」で済ます悟空らしくて。でも、隠し味程度に「悟空が死んだ寂しさ」も感じ取ることができるのだ、皆が腕に巻いている黒の喪章で。ベジータだけは喪章をつけていないので、悟空の葬式には行っていないのだろう。「先に逝きやがって。認めねぇ!」みたいな意地があるんだろうねぇ。そんなベジータに笑いかけるトランクスがまたいい味を出してるではないか。セル編最終回のラストのセリフ無しの数ページ、初めて読んだときは本当に鳥肌立ちましたよ、小学生ながらも。あのシーンはもう最高の名場面。語りつくせぬ。主役死んだのにしんみりしてないというのが『Dr.スランプ』の作者でもある鳥山先生らしいなぁ。「明るく笑おうよ、その方が楽しいし」みたいな。
あれ、気づいたらダラダラ書き出してしまった。セル編は凄いよ。いっくらでも書きたいことが浮かぶ。手が止まらないもん。