小田原本町に旧小田原宿の鎮守「松原神社」は鎮座している。創建&勧請は近衛天皇久安元年(1145~1150)。祭神は日本武尊、素戔嗚命、宇迦之魂命。後北条氏の尊崇厚く社領1万石を拝領、天文年間(1532-1554)には山王原村松原の海中より出現した金佛「十一面観音」を本地仏として祀ったことから「鶴の森明神」、「松原大明神」と呼ばれ、江戸期には小田原19宿の代表格の「総鎮守」であった。明治2年神仏分離の際に「松原神社」と神号を改め、明治6年には足柄県の「県社」に列せられた。かつて東海道と甲州道が交差する交流の中心地に鎮座している。町名も当社の門前を表す「宮小路」といわれその通りのすぐ傍に「一の鳥居」、間には「神池」、右に「手水舎」、石段先右手に「吉兆の亀」がある。「二の鳥居」、「三の鳥居」の抜けた正面に美麗な「拝殿」がある。境内社として「住吉神社」、「 鹿島神社」、「手置神社」、「 稲荷神社」、「 八幡神社」がある。(2012)









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