相模原市緑区上九沢に「百番観音」として、また「安産守・白子観音」の寺として知られている曹洞宗寺院「巨福山梅宗寺」は鎮座する。当寺は慶長2年(1597)に「梅宗庵」として開創。本尊は釈迦三尊(釈迦牟尼仏/文殊菩薩/普賢菩薩)である。境内正面に入り母屋造りの「本堂」、「仏光殿」(開山堂)、「養蚕影明神」がある。「本堂」左に「百番観音堂」がある。創建は宝永7年(1710)、再建は平成24年(2012)、2013年相模原の登録文化財となる。観音様の日(18日)は開扉され拝観ができる。この堂の本尊は聖観世音菩薩、百番観世音菩薩が中央に祀られている。「西国三十三観音」、「坂東三十三観音」、「秩父三十四観音」の百体の観音石仏が納められている。堂内には安産の守り本尊とされる一体白色に塗られた「白子観音」(白衣子安観音/西国20番)が祀られている。「鳩川の にほいひもつきぬ 梅宗寺 むすぶちかひは 詣る百番」と詠まれている。(2110)









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