相模太夫の旅録=Tabi Log

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平安時代の十一面観音菩薩を祀る「満陽山極楽禅寺」

2020-11-08 20:38:09 | 寺院
秦野市鶴巻に牡丹の寺と言われている曹洞宗寺院「満陽山極楽禅寺」はある。平塚市の天徳寺10世能山周藝大和尚により慶長12年(1607)相州大住郡落幡村字屋敷に開かれた。慶安元年(1648)に徳川家光から寺領7石の朱印を受けている。本尊は釈迦牟尼仏、両脇には普賢菩薩・文殊菩薩の釈迦三尊仏である。このお寺には昭和54年(1979)に秦野市重要文化財に指定された十一面観音像(像高は105cm、ヒノキの寄木造り、左肘を曲げて花瓶を持ち、右腕はまっすぐに降ろしている)が安置されている「観音堂」(施無畏殿)がある。。平安時代後期の作で、この頃の寄木造りによる仏像は県内でも希少である。この十一面観音像は昔「石座神社」の下の観音堂にあったものを極楽寺に移して安置したものである。鶴巻温泉駅から線路沿いの右の坂を上った一画にに「寺号標」(寺門)が構えられ、参道の右に「六地蔵」、山門を抜けると正面に入り母屋造りの「本堂」(享保17年=1732建立)、本堂の左に「鐘楼」がある。本堂の右に庫裏があり境内、庭は美しく手入れが行き届き初冬には梅、ロウバイ、初夏には牡丹の花で埋め尽くされ「牡丹寺」と言われ、秋は紅葉で彩られる。(2011)
 
 
 
 
 




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