相模原市南区麻溝にある「相模原麻溝公園」の「センター広場スロープ」に今、二つの珍しい花木が植栽されている。一つは綿毛のような穂が木全体を包み込む「スモークツリー」で「ケムリノキ」(煙の木)、「ハグマノキ」(白熊の木)と呼ばれている。「スモークツリー」はウルシ属に近縁な雌雄異株の落葉樹。初夏に咲く花木の代表であり主にヨーロッパから中国に分布している。雌木の枝先につく花序は長さ約20cmで多数枝分かれし、花後に伸びた花柄が遠くからは本当に煙がくすぶっているように見えることからこの名が付けられた。綿菓子に近いように見え、花は円錐状に咲く。このスモークツリーの隣に赤い花穂というか花糸をつける「ブラシノキ」がある。「ブラシノキ」はフトモモ科ブラシノキ属の常緑小高木。別名は「カリステモン」、ギリシャ語で「美しい雄しべ」の意味をもつ。ボトルを洗う時使用する円筒のブラシのような不思議な真っ赤な花である。珍し子の二つの木の競演が始まっている。(2105)




※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます