相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
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天台宗弾誓木食上人の総本山の寺「無常山浄発願寺」

2018-10-18 12:52:17 | 寺院
伊勢原市日向に東海の大霊場、木食弾誓上人の寺、上野寛永寺の凌雲院の末寺、天台宗弾誓派総本山「無常山浄発願寺」(一之澤院)はある。創建は今を去る4百有余年前の慶長13年(1608)。木食遊行の開祖弾誓上人により開山された。本尊は阿弥陀如来座像。深く弾誓上人に帰依した徳川家康は寺領として一ノ沢の土地16万5千坪を寄進した。江戸時代は山全体を寺領とするほど繁栄し尾張徳川家や佐竹氏、藤堂氏といった多くの大名や公家を檀家とし厚い信仰を受けた。当寺は罪人、犯人が逃げ込めば助けられたという別称「駆け込み寺」であった。日向薬師より日向川沿いに15分ほどの上流にあり一際目を惹く「三重塔」が聳えている。内部には釈迦苦行像が祀られている。日向川に架かる橋を渡った正面に「本堂」があり、その右側に庫裏がある。本堂左手には「地蔵菩薩坐像」、その奥に堂々とした「三重塔」がある。当地(寺)より更に上流の一ノ沢に「奥之院」(閻魔堂跡、本堂跡、岩窟)がある。当寺は山岳修行者の行場として常に40名以上の僧が修業し伊豆、相模、武蔵、信濃、佐渡の諸国に末寺18を有していた本山の片鱗が窺える。(1810)














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