相模太夫の旅録=Tabi Log

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国産先端半導体の「ラピダス」が北海道に新工場建設の続報!!

2024-01-18 09:43:34 | 工場
1980年代後半まで日本の半導体は世界シェア1位であつた。日本が半導体産業で世界の頂点に立てた大理由は半導体製造は空気洗浄度が一定以上になった「クリーンルーム」という品質低下を起こさないための設備と新技術の存在があったこと挙げらる。1980~90年代初頭まで日本の半導体は通信機器・コンピュータ部門が大口顧客であり、重要なマーケットが新技術がうまくかみ合ったことで日本は世界の頂点に立った。その日本が半導体産業で後れをとった理由の一つは「日米半導体協定」(日本市場における外国製半導体の比率を20%の購買義務が課さる)という不平等な協定を締結したこと、また半導体マーケットがそれまでの通信機器と大型コンピュータからパソコンに取って代わったことがあげられる。国内半導体メーカーであった日本電気、日立、東芝、富士通、松下、三菱に代わって韓国の「サムスン」、台湾の「TSMC」が熊本進出、中国の「SMIC」、「北方華創」の台頭が挙げられる。遅れを取った日本が今、日本の主要な企業8社が出資し先端半導体の国産化を目指す国産先端半導体の「Rapidus=ラピダス」が北海道千歳に新工場を建設するという。トヨタ自動車、NTT、ソニーグループなどが出資する「Rapidus=ラピダス」は、自動運転やAI=人工知能など次世代の産業に欠かせないとされる2㎚の先端半導体を4年後の2027年をめどに量産化することを目指すという。投資金額は5兆円である。こうした中、半導体の供給先として期待される自動車関連の工場が周辺に立地していることや、新千歳空港へのアクセスもよいことなどから新工場を千歳市の工業団地に建設することを決定した。ラピダス工場建設に向け鹿島建設が土地造成に着手。次世代半導体の国産化を目指すラピダス(本社・東京都千代田区)が工場や関連施設の建設を進める千歳市美々で造成工事が間もなく始まる。「ラピダス」の工場や関連施設の建設場所は千歳市美々758番7ほか9筆の土地、約128万4000㎡(約39万坪)。新千歳空港の東側に当たり国道36号線と千歳線を超えた場所にある。近くには「公立千歳科学技術大学」と「セイコーエプソン千歳事業所」がある。工場が稼働する千歳市周辺には国内外から研究者や技術者が続々と集結する見通しである間違いなく人口増期待、ラピダス効果で不動産業界が活況呈すると期待される。「Rapidus=(ラピダス)」という社名はラテン語で「速い」という意味。スピード感をもって次世代半導体の量産に突き進んでゆくという狙いが込められているようである。3年後どう変貌し進展しているか期待できる。(2401)
 
 
   
 
 
 

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