三春町滝地区に日本三大桜の一つに数えられる三春町を代表する樹齢1000年超えと言われる「三春の滝桜」がある。よくテレビで放映されるこの桜は三春ダム湖の東岸にある、「ベニシダレザクラ」(紅枝垂桜)で岐阜県の「薄墨桜」、山梨県の「神代桜」と共に「日本三大桜」の一つとされている。樹齢1000年以上と言われこの桜は平安時代に誕生した桜であり、今や樹高は13.5m、根回り11.3mの巨木。四方に伸びた太い枝から可憐なピンクの花が無数に咲き、その様子が滝が流れ落ちるかのように見えることから「滝桜」と呼ばれるようになった。天保の頃、加茂季鷹の詠歌「陸奥にみちたるのみか四方八方にひびきわたれる滝桜花」によってその名を知られ、三春藩主の御用木として保護された。大正11年(1922)に国の天然記念物に指定された。滝桜を囲む様に周囲には「菜の花」が数千本植えられており桜のピンクと黄色のコントラストが美しい。この桜のしだれ姿はどの角度から見ても被写体として、絵として一級品である。主役の「滝桜」の見頃は4月上旬頃、約3週間で30万人がこの桜を見ようと訪れる。三春駅よりシャトルバス出るほどである。三春町ではこの「滝桜の保護・保存や周辺環境の整備、来場者の受け入れ態勢の充実を目的として「三春滝桜観桜料徴収条例」を制定し開花期間中は一人様観桜料500円を徴収している。この日本三大桜の一つ「三春の滝桜」をもって今春の約一ケ月にわたる「桜追撮の旅」も終わった。(2504)








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