道路の緑地帯の街路樹、生垣や刈り込みとして、公園の緑地帯に植栽された「シャリンバイ」がやや肉厚の白い可愛らしい花を披露し始めている。この花木は大気汚染や暑さに潮風にも強い花木で主に東北地方南部以西の本州、四国、九州及び沖縄に分布するバラ科シャリンバイ属の常緑樹である。「タチシャリンバイ」とも呼ばれる。花が梅に似ていること、枝葉が車輪状に生じることから「シャリンバイ」(車輪梅)の名がついた。光沢ある厚みの葉が美しく、ちょうど今頃から枝先に多くの白い花をつけ、秋には果実が黒紫色に色づく花木である。樹皮や材にはタンニンを含み樹皮から作る褐色染料は奄美大島の大島紬に使われる。(2405)






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